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2011年8月26日 (金)

柳家小さん代々

shadow柳派のトップでもある「柳家小さん」。
Photo_31柳家小さん」の名跡は、江戸落語界の勢力を「三遊派」と二分してきた「柳派」の大看板であり、三代目が文豪夏目漱石によって「三四郎」などの作品中で作中人物の口を借りる形で絶賛されたり、五代目が落語家として初の人間国宝に認定されたりするなど代々実力者ぞろいです。
名前の由来は、初代が「鬼」という渾名を持ち、非常に不器用であり、その逆効果を狙って当時芸者や花魁で流行っていた愛嬌のある芸名だった「小さん」を用いたとされています。
そうか、芸者さんの名前なのか・・・。
柳家小さん代々を俯瞰
してみましょう。
■初代春風亭小さん
後に四代目朝寝坊むらくを襲名。本名不詳。
最初は「春風亭」だったんですね。
ということは、やはり「春風亭柳枝」というのは、「小さん」より大きな名跡なんですね。
Photo_12■二代目禽語楼小さん
柳家小さんから禽語楼小さんを経て、晩年は柳家禽語楼を名乗る。
本名は大藤楽三郎。
(三代目から五代目まで、代々「名人」の評価を受けています。)
■三代目柳家小さん
元は初代柳家小三治。本名は豊嶋銀之助。
先日述べたとおり、明治の文豪「夏目漱石」に絶賛された、明治の名人です。
上方の噺を数多く江戸(東京)に移入した功績も大きな師匠です。
■四代目柳家小さんPhoto_5
元は4代目蝶花楼馬楽。本名は平山菊松。
私は知りませんが、この師匠も名人の誉れ高い噺家さんだったようです。Photo_6
■五代目柳家小さん

元は九代目柳家小三治。四代目の弟子。
本名は小林盛夫。
言わずと知れた、人間国宝・"永谷園"の小さん師匠です。
志ん生・文楽・圓生・小さんが「昭和の名人」と言うのでしょうか。
■六代目柳家小さん
元は三代目柳家三語楼。五代目の長男。本名は小堀義弘。
Photo_7先代が立派だと、後を継いだ人は大変ですね。
他の大名跡に比べると、世襲でも、世襲でなくても、次代を担う人は複数いるようで、そういう意味では一番安泰かもしれません。
今の「柳派」の隆盛を見れば、あの人だって、あの師匠だって・・・。
これまた野次馬としては楽しいものです。

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