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2011年8月 3日 (水)

さて林家三平さん

shadowよく分かりません。
いくら、父親で先代の名跡を襲名したからと言って、何故先代の芸風まで真似をしようとするのでしょうか?
彼にだって、入門から真打昇進や襲名に至るまで、噺家としての立派な歴史(芸歴)があり、芸風がありましたよ。
私は、表情も仕草もきびきびしていて、ある面では兄の正蔵さんよりも評価していた部分がありました。
ところが、三平襲名と同時に、髪型も喋り方もみんな、先代を真似しよう、真似しようという感じがもろに見えてしまいました。
先代は「昭和の爆笑王」と言われた人。
今は平成になってもう20年以上も経過している時代。
今時、あのレトロなヘアスタイルが受け入れられますか?
今時、お客さまに向かって「旦那」なんて言って受け止めてもらえますか?私は「旦那」なんて言われたくありません。
名跡を継ぐというのは、大きな意味で芸風や型や伝統の継承という局面もあるでしょうが、決して芸のコピーではないと思うのです。
さて、三平さんの「芝居の喧嘩」。
芸が粗いのと、喋りが早口ではっきりしないのとで、何を言っているのかさっぱり分からない。
お客さんは、「(先代の)三平さんの息子だから」ということで、優しく見てくださっていますが、そうでなければ、その前に、これまた酷い「湯野番」を演った某二つ目さんと同様に、酷評されたでしょう。
昔、いっ平時代に聴いた「池田大助」や「浜野矩随」は、上手くはありませんでしたが、一生懸命さがあった気がします。
とても残念です。
そうそう、その「浜野矩随」で、若狭屋は矩随に向かって言います。
「矩随さん。お前さんはね、『お父っつぁんは"名人"でございます』って言われるたんびに、親父の真似をしよう、真似をしようと、真似ばっかりして来た。物真似はいけねぇ。物真似なんざぁ猿だってやるんだ。これこそが自分のものだと言うのを作ってこそ、初めて"名人"と言われるんだ。」と・・・。
「名人に二代なし」ですか?
三平さん頑張って。

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