共存共栄?

今年は、蝉が鳴き始めるのが遅かったと聞いていますが、今日あたりは今を盛りと鳴いています。
田舎者には、梅雨時の蛙、真夏の蝉、秋のコオロギなんていうのは、身体(耳)に染みついていますので、元気に鳴いてもらいたいものです。
朝顔の細い茎に止まっている蝉を眺めていると、短い夏の儚い命を、お互いに助け合って、競い合って生きている感じがします。
自らに与えられた命を、疑いもせず、嘆きもせず、精一杯生きる。
これが「生きる」ということなのでしょうか・・・・?
落語国の人々も、同じように明るく生きています。
ところで、千代女以外にも、朝顔の俳句もいいものがありますね。
”朝顔や 客が好みの 立ち話” 水原秋桜子
”暁の 紺朝顔や 星一つ” 高浜虚子
そして、蝉と言えば、有名な一句がありますよ。
”閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声” 松尾芭蕉
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