« 幽霊画展 | トップページ | 「不適切なテロップ」の反響 »

2011年8月12日 (金)

委細承知(之助)

scissors圓窓師匠創作の「ゆれるとき」に登場する「三遊亭三生」の口癖は、「委細承知仕(つかまつ)った」だったそうです。
すべて承知したという意味の「委細承知」を人名に擬していうと「委細承知之助」。
はや呑み込みをする人や、何ごとをも知ったかぶりをする人のことも言うようです。
「宮戸川」の、霊岸島に住む半七の叔父さんは、何でもすぐ飲み込んでしまうということですから、この人種の一人かもしれません。
これが、「ゆれるとき」のオチに繋がるのです。
同じような意味で「合点承知(之助)」というのもありますね。
「合点」はもともと和歌徘諧で優劣を判断する人が、自分の良いと思う作品に付けた印で、現在では承諾したことの意味ですから。
このほか落語には、火事を見物するのが大好きな、「野次馬之助」という尻尾のない馬も登場します。
「オーラ、オラオラ、邪魔だ、邪魔だぃ。」って、てめえの方がよっぽど邪魔なやつのことです。
それから、「おそれ入谷の鬼子母神」だとか、「その手は桑名の焼き蛤」「驚き桃の木山椒の木」など、日本語独特のリズムとアクセントを楽しめますね。

« 幽霊画展 | トップページ | 「不適切なテロップ」の反響 »

徒然」カテゴリの記事