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2011年8月20日 (土)

ちゃっきり節

bud大変唐突ですが、先日の清水次郎長とのつながりで、ちょいと述べることにします。
「ちゃっきり節」というのは、静岡県で古くから歌われている民謡のようにイメージされていますが、実は「北原白秋」の作詞による、比較的新しい歌だというのは、地元以外の人はご存知の方は少ないかもしれません。
しかも・・・・・、
Photo1927(昭和2年)、静岡市近郊に開園した狐ヶ崎遊園地(後の狐ヶ崎ヤングランド 1993年閉園)のコマーシャルソングとして、静岡電気鉄道(現静岡鉄道)の依頼によって制作された。
大正時代から昭和時代初期にかけては、地域おこしや観光宣伝のため、旧来からの民謡を広く紹介し、あるいはPRソングとして民謡風の新曲を作るなどの動きが日本の各地で見られたその一つである。
静岡電鉄は当時すでに名のある詩人であった白秋に懇請して作詞を引き受けさせたが、取材のため静岡を訪れた白秋は、静岡の花柳地・二丁町・蓬莱楼で芸者遊びを続け、一向に詩作に取りかかろうとしなかった。
豪遊続きの長逗留に電鉄会社側が作詞依頼の取り下げも検討し始めた頃、老妓の方言によるふとした一言にインスピレーションを得て、白秋は30番まである長大な歌詞を書き上げたという。

・・なんてす。へえぇぇ、驚きました。
Photo_2あの「狐ヶ崎遊園地」のCMソングですか。
思えば、4歳か5歳の時に、祖父に連れて行ってもらった記憶の断片があります。
この歌詞をよく読んでみて、再確認した部分があります。
「蛙が鳴くんて 雨ずらよ」というところ。
「蛙が鳴いているから きっと雨だろうよ
」という意味です。
ここで、蛙が「鳴くん"で"」ではなく、「鳴くん"て"」なんですよ。
レコードでは「市丸
」さんが(市馬さんのお弟子さんではありません。当時の売れっ子の芸者さんみたいな歌手です。)「鳴くんで」と歌っているそうですが、正しくは「鳴くんて」です。
「私もすぐ行くんて、先に行っといて」なんていう場面で使いますよ。
        
≪ちゃっきり節≫
    北原白秋 作詞
    町田嘉章 作曲
     note 唄はちゃっきり節 男は次郎長
       花はたちばな 夏はたちばな 茶のかおり
       ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ
       蛙(きゃァる)がなくんて 雨ずらよ notes
                (以下30番まで続きます) 

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