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2011年7月23日 (土)

昭和元禄落語心中

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上野駅の本屋の前を通ると、ディスプレイに「落語」という字があるような気がして、立ち止まりました。
ほとんどは、「落語」だと思ってよく見ると「英語」だったりするので、今回もそうかなと思いつつ。
昔は、「漫画本(当時はこう言っていました)なんか読んでもためにならない、害になる。」なんて言われていましたし、歳を取ってから、絵がゴチャゴチャしているのが嫌で、ほとんど読みません。
電車の中などで、いい大人が「漫画本」を読んでいるのを見ると、冷ややかな眼で見ていました。
さて、その本屋さん。
見ると、「昭和元禄落語心中」とあります。
確かに「落語」の本に間違いはない。
ただし、どうやらこの本(作品)は「コミック」らしい・・・・。
「ITANコミックス」・・・?聞いたこともない・・。
本屋でも、コミックコーナーなどには入ったこともない。
どこに置いてあるのだろう・・・。
コミックコーナーを一回りしましたが、ゴチャゴチャとハデハデに辟易。
結局探しても見つからず、勇気を出して店員さんに尋ねると、入口に積んであると・・・。
・・・という訳で、雲田はるこという人が、ITANという雑誌に連載していたものをコミック化したもののようです。
講談社の本でした。税別で562円。
帰りの電車で、「漫画」を見ながら帰る羽目になりました。
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 
娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 
昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 
弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

ちょっと、かなりの違和感はあります。
そもそも、絵が見づらい。
が、そこそこ面白い部分もあります。
落語ありきというより、あるストーリーの舞台を落語の世界に設定したというのでしょうか・・・。

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