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2011年7月 4日 (月)

意地くらべ

鈴本演芸場で聴いた柳亭小燕枝師匠の噺の題名は「意地くらべ」だということが分かりました。
小燕枝師匠の十八番の噺のようです。
八っつあんが、訳を訊かずに50円貸してくれ、と来る。
訳はというと、世話になったご隠居に50円借りた。

恩になった金(恩金)、ひと月経ったら返そうと自分の腹に決めた。
今日は晦日、返さないと自分の心持に嘘をついたようだと。
その人は、手元にはないがと、何軒か知り合いを回って、50円の金をこしらえてくれた。
隠居に返しに行くと、話を聞いて、楽な金があったら返してくれと言ったんで、そんな金は受け取れない、貸した人を連れといでと、木剣で張り倒そうとする。
貸してくれた人も、私も受け取れない、お前の蒔いた種だ、七とこ回りして私の下げた頭はどうしてくれる、その隠居を連れといで、おっかあ、薪割り! そのおっかあが、無尽に当たったことにしたら、と智恵をつける。
一日仕事になった。
隠居は、さっきはすまなかったな、倅に小言を言われた、勘弁しておくれ、と言いながら、「あれッ、また出したな」、無尽、いくらの無尽だ、と厳しい。
でも、恩金だから、ひと月経ったら返そうと自分の腹に決めたと聞いて、江戸っ子だな、気に入った、心持よく受け取ろう、ひと月だな、一日の昼に貸したから、明日の昼に持っておいで。 
ここで明日まで待つと八っつあん、座ってな、畳の線から出るな、と隠居。
だが、一杯やりながら待つか、倅、スキヤキの支度をしろ。
牛肉嫌いです。
決めたんだ。
死ぬ気になって、食います。
倅、二時間経っても、帰って来ない。
隠居が様子を見に行くと、倅は目の前に立ったという人と、互いに道を譲らず、睨み合っていた。
早く使いに行け、お父っつあんが、この人が動かないように、見届けてやる。
あんまりすっきりした噺ではありませんね。
オチのパターンは、「片棒」に似ていますが。

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