« ちょっと疲れてる・・? | トップページ | 六代目桂文枝 »

2011年7月12日 (火)

避ける・逃げる・往なす


waveここから下に家を建てるな・・・・。
先人の教えを守った住民は、震災の災禍に遭わずにすんだ。
万里の長城と言われた堅固な防潮堤を誇っていた街が全滅した。
人間の自信は完膚なきまでに叩きのめされました。
自然と人間との関係・・・。
日本人は、何かにつけて自然と共存して来ました。
自然に猛威に対しては、挑むではなく、防ぐのではなく、ある意味謙虚に、避ける・逃げる・往なすをベースに生きながらえて来た訳です。
自然へのチャレンジと畏怖は、西洋医学と東洋医学のようです。
落語の精神も、これと同じものが流れている感じがします。
「往なす」という言葉が絶妙ですね。「いなす」と読みます。
相撲の技にも、"いなし"というのがありますよ。
【往なす・去なす】
攻撃を簡単にあしらう。また、自分に向けられた追及を言葉巧みにかわす。
相撲で、急に体をかわして、攻撃に出ている相手の体勢を崩す。
和服の襟を後方に押し下げる。襟をぬく。
去らせる。行かせる。
実家に帰す。離縁する。
ばかにする。悪口を言う。
・・・そうか「いなせな」という言葉もここから来ているのかもしれない。
自然に抗わずに、自然に身を任せながら生きる。
自分の今、自分の境遇を受け入れて生きる。
自分のためだけでなく、みんなで平和に生きる。

« ちょっと疲れてる・・? | トップページ | 六代目桂文枝 »

巷談」カテゴリの記事