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2011年6月18日 (土)

粋な演出

昨日の「東京落語会」での春風亭小柳枝師匠。
落語芸術協会のベテランで、「噺家さんっ!」という雰囲気のある、江戸っ子気質の師匠です。
トリでお演りになった「船徳」も、非常にライトな演出で、軽い柔らかい噺に仕立てられていました。
その中で、必ずしも珍しいという訳ではありませんが、粋な演出がありました。
それは、船頭になった若旦那の徳兵衛が、「艪」を漕ぐところ。
扇子をちょっと開いて、左の腰の前で両手で持って、漕ぐ仕草をする、この噺のポイントになるところです。
この「艪」を前に押し出した後、手前に引き戻す時に、"ぎぃ~"という小さな音がするのです。
これは、艪が動いて擦れる音を、扇子の要をちょっと捻って音を出しているのです。
ちょうど、マイクに近い場所になりますから、実に効果的に音が入って来ます。
「船徳」の原話である「お初徳兵衛浮名桟橋」にチャレンジしようとしている私としては、このあたりの演出も、しっかりチェックしておく必要があります。
ただし、扇子は壊れやすくなってしまうかもしれません。
「四万六千日、お暑い盛りでございます」・・・。

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