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2011年6月25日 (土)

落語進化論

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「落語ブーム」の後に生き残るのは、果たして、どのような落語家なのか?
それぞれの噺の本質を捉え、落語を進化させ続けること。
その上で「江戸の風」を吹かせること。
これが「現代の名人」に求められる条件だ! 
声質、語りの速度、所作といった身体論から、「抜け雀」「品川心中」「中村仲蔵」等の新たな落ちの創造に至るまでを、全身落語家が熱く語る。
特別付録として、志らく版「鉄拐」一席を収録。
【立川志らく著:新潮社・1,155円】
落語界きっての論客である志らくさんの新刊。
「浜野矩随」のことが書いてあるので、思わず買ってしまいました。
・・・が、やはり根本的な部分が違っているので、この噺に対しては、納得ができません。
師匠の談志師匠と高田文夫さんを極端に持ち上げて・・、あの「落語ファン倶楽部」と似た雰囲気が漂っているのは、どうも拒否反応があります。
とはいえ、落語を愛しているという根本では、共通する部分もあり、謙虚に読ませていただこうとは思いますが・・・。

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