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2011年6月28日 (火)

風と曼荼羅

sun落語の世界の符丁に「風」と「曼荼羅」というのがあります。
風というのは扇子、曼荼羅は手拭いを指します。
最近、噺家さん必携の小道具である「風と曼荼羅(扇子と手拭い)」を持ち歩く、粋なところが増えているとか。
と言っても、噺の稽古を始めたってぇわけじゃぁない。 Img
手拭い
「節電」の下での酷暑の夏を迎えて、エアコン普及前の日本が生んだ伝統の和小物が「涼をとるエコな実用品」として復活しています。
「今年は30歳前後の若い方も扇子を購
入している。前年の2倍の売れ行きです」と、某大手百貨店。
150種が並ぶ売り場で週に300~500本が売れている。
中心価格帯は5千~7千円。
男性にはスーツになじむグレーやブルー系が人気。
女性用はチョウチョのチャームがとまった「アナスイ」など、人気アパレルブランドの商品が色鮮やかに目を引く。
「開いて『おっ!』と思われる扇子を持ちたい。そんなニーズを感じる」ということ。

同時に週に1千枚以上も売れているのが手ぬぐいだ。「汗ふき、日よけなど使い勝手が良く、扇子とセットの需要も高い」とのこと。
「手拭いにはムダがない。使い込む過程でさまざまな用途に使え、最後は雑巾になる。切りっぱなしでもほつれにくく、折り返しの厚みがないぶん乾きやすくて清潔」ですからと。

・・・とこういう訳。
未曽有の大震災で日本は多くの命や財産を失ったけれど、経済優先のなかで置き忘れてきた古き良き大和心を取り戻しつつある…。
そんなに大袈裟に言うこともないと思いますが、良いものは良い。
その良い物が、実は昔から身近にあるのに気がつかなかったということでしょう。

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