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2011年6月29日 (水)

また広瀬さんの評論

shadow立川談笑さんは、あまり聴いたことがありませんが、かなり人気のある噺家さんのようです。
広瀬さんが採り上げるぐらいですから・・・。
立川志の輔・立川談春・立川志らく。
この三人が立川流の俊英三羽烏だが、彼らに続く「第四の男」として確固たる地位を築いているのが、改作落語で人気の立川談笑だ。
1965年生まれ、東京出身。
早稲田大学法学部卒業後、予備校講師をしながら法律家を目指したが、1993年に立川談志に入門。
1996年に二ツ目、2005年に真打に昇進している。
談笑は落語界で最もアグレッシヴに「現代における大衆芸能としての落語のあり方」を追究している演者の一人だ。
彼は落語常識に囚われない自由な発想で古典落語を「現代人にウケる噺」に作り変える。
滑稽噺から大ネタ、人情噺に至るまで、談笑が手がける古典は数多いが、それはすべて大胆な「改作」だ。
「現代人のための古典の再構築」の先駆者に立川志らくがいるが、彼の根幹にあるのは強烈な「落語愛」だ。
「古典落語は優れたエンターテインメント。もしも現代の観客に通じないとすれば、それは演者の怠慢である」と志らくは考える。
一方、談笑の原点には古典への「懐疑」がある。
「現代人が古典を古臭いと感じるのはむしろ当たり前。だが、工夫すれば面白くなる」これが談笑の発想だ。
たとえば古典の名作『芝浜』にしても、談笑はまず「いくら酒浸りでも、夢と現実の区別が付かないのはおかしい」と疑ってかかる。
「なのに亭主は女房の『財布を拾ったのは夢』という主張を受け入れた。何故?」――そういう発想で談笑の「改作」は展開し、「論理的に正しい解答」となるべき新演出に到達する。古典に違和感を覚えながら、古典から逃げない。それが談笑だ。
※週刊ポスト2011年7月1日号
「芝浜」を「しゃぶ浜」とかいう噺に変えてやっているようです。
特別興味はありません。
そういう、前衛的な?噺家さんもいる(居る・要る)のでしょう。
私はやはり寄席から育った芸が好きです。

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