舞台の袖?
「扇子っ子連・千早亭一門会」では、自分の出番が終わると、百人さんと代わり、出囃子の係をやりました。
一部の方からはリクエストをもらい、選曲をお任せいただいた方には、それぞれの噺などに合うような出囃子を、当日忘れずに持参した出囃子CDの中から選んで流しました。
師匠は勿論「新曲浦島」です。
高座のすぐ脇の仕切りの中で、寄席などではちょうど下手の袖という位置から、師匠の「雛鍔」を聴かせていただきました。
もしかすると、特等席だったかもしれません。
師匠の息遣いまでもが聴こえそうな距離で・・。
近くで聴かせていただいて、なんて表現したら良いのか、雰囲気というか風情というのか、やはり間というのか、何ともいえない空気(オーラ?)が、師匠から醸し出されているんです。
熟成の時間の贅沢さなのでしょうか。
絶対に真似のできない空間だと思いました。
膝に乗せた手が、座って背筋を伸ばしたところが、もう全てが、いい具合に力の抜けた心地よさに包まれていました。
これを作れるのは、やはり時間なんだなと思いました。
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