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2011年5月 3日 (火)

手揉み茶

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手揉みは煎茶本来の製法です。
摘んだ茶の若芽の飲用成分を抽出し易くし、かつ保存性を高めるために、まずこれを数秒から数分間蒸した後、焙炉(ほいろ)と呼ばれる40℃から50℃に加温された台の上で、手で茶葉をほぐす、こねる、揉むなどの作業を行って乾燥させながら煎茶に仕上げて行くのです。
祖父が、額に汗を滲ませながら、茶葉をいとおしむように、優しく揉んでいました。
出来あがった手揉み茶は針状で艶があり、湯を注ぐと元の茶葉の形が現れて来ます。
その茶の色は山吹色で、手揉みならではの深い香りと味わいがあるのです。

・・・そうか、あの茶葉を揉む台を焙炉って言うんですね。
1、炉火にかざして、茶などを焙(ほう)じ、または物を乾かすための用具。 框(かまち)に紙などを張ったもの。
2、製茶に用いる乾燥炉。葉茶を乾燥する籠焙炉(かごほいろ)と、葉茶を揉みながら乾燥する土木製焙炉との2種類がある。
「元犬」に出て来る「焙炉」は、製茶用でなく茶の間用でしょう。

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