「昭和の名人完結編」(7)
古今亭志ん朝師匠の第2弾。
◇井戸の茶碗 古今亭志ん朝
◇幾代餅 古今亭志ん朝
本物の志ん朝師匠などは、数えるほどしか見たことがありませんが、「ミスター落語」というイメージは、未だにありますね。
志ん朝師匠は、父である志ん生師匠(の芸風)から離れようとし、対極の文楽師匠に傾倒したと言われていることの反証を論じた文が載っていましたが、以前から、やはり親子・師弟だなと思っていました。
「しょうがないねぇ」なんていう女性の言い回しなど、そっくりでしたよ。
決して、志ん生師匠から遠ざかってはいないと思います。
圓窓師匠も、我々素人が落語を演るに当たっては、志ん朝師匠の癖が入るのを指摘されますが、常々「志ん朝さんは上手かった」って仰っています。
若い頃の高座の写真は、本当に非の打ち所がないという感じです。
その志ん朝師匠が逝って、はや10年になります。
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