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2011年4月28日 (木)

萩の月

仙台のお土産はと問われたら、多くの人が「萩の月」と答えるかもしれません。
学生時代にはなかったと思います。Photo
「仙台駄菓子」とか「ゆべし」とか「最中」あたりが、お菓子のお土産の定番でした。
「萩の月」は、1979(昭和54)年9月から発売された、カスタードクリームをカステラ生地で包んだ饅頭型のお菓子。
正式名称は、仙台銘菓「萩の月」
仙台市の南にある大河原町に本社・工場がある「S」というお菓子屋さんの商品です。
仙台平野は、古くから宮城野と呼ばれる歌枕。
宮城野は萩の名所として知られ、中秋の名月の頃に咲き誇る。
これらから、月を連想させる黄色い丸形の商品を、萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月に見立てて命名したとのことです。
・・風流ですねぇぇ。(落語「茶の湯」ではありませんが。)
個人的にも、「萩」と「月」は好きですから、「萩の月」なんて。

明治初期に誕生したという「笹かまぼこ」や、昭和20年代に誕生したという「仙台牛タン」と並んで、歴史は短いながら仙台土産の定番になっています。
業界紙がアンケートを基に選んだ「20世紀を代表する土産品」では、北海道の「白い恋人」、福岡県の「辛子明太子」に次いで、全国3位になったそうです。
私が初めて食べたのは、確か1980年の春でしたよ。
桜で有名な船岡という所にお花見に行った時に、地元の人に勧められて。
とてもおいしくて、一度に3個ぐらい頬張りました。
・・・それからですよ。大ヒットしましたねぇ。

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