情は人の為ならず
「情(なさけ)は人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」ということです。
この言葉は日本固有のものではなく、英語にも「A kindness is never lost.」(親切は決して無駄にならない)とほとんど同義と言えるのでしょうか。
聖書の黄金律「して欲しい事を他人に為せ」などとも通じる・・?
1960年代の後半から、若者を中心にこの言葉を「情をかけることは、結局はその人のためにならない(のですべきではない)」という意味だと思っている人が増えて来たようです。
2001年の文化庁の世論調査では、誤用している人が48.2%で、正しく理解している人の47.2%を上回ってしまったという・・・。
「佃祭」で、どこまで表現できますことやら。