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2011年4月 6日 (水)

頼もしい後輩

Tohokugate2_0403「がんばれ日本!」の御旗の元に、ややわざとらしい支援やボランティアをする人が多い中で、一服の清涼剤のような、わが後輩の話をご紹介します。
読売新聞に掲載されたものを、ほとんどそのままご紹介します。
読売新聞さんごめんなさい。
<落語で笑いの花>
東北大学理学部4年・落語研究部前部長 世間亭節介さん(21)

  (※乱志註:実際の記事では本名が入っています。)
3月15日に、避難していた仙台市立八幡小学校の体育館で、以前からお付き合いのある校長先生に「避難者のために落語を演じてほしい」と頼まれました。
40~50人ほどの避難者を前に、ござの上に毛布を数枚重ね、「金明竹」や新作落語など3題を演じました。
「こんな時だからこそ明るくなってもらいたい」という思いで、遠くの方にも届くよう声を張り上げました。
体育館はそれまで寂しい雰囲気でしたが、私の落語を聴いてくれた人の笑い声で避難所に花が咲いたようになりました。
「私も落語、好きなんだよ」「上手だね」という声もいただき、こちらも元気づけられました。
現在は岩手県北上市の実家に避難しています。
今月下旬には大学も再開し、部も活動を始めます。
被災者の方々には避難生活が長引けば長引くほど「笑い」が大切になってくると思います。
機会があれば、被災者の方々の心を和ませることができるように、目いっぱい明るく高座に上がりたいと思っています。
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「がんばれ」・「がんばってください」などと、抽象的に念仏やお題目のように言うばかりでなく、節介くんのように、自分が出来ることをやることが大切だと思います。
我々には、落語という、誰からも愛される芸能がある。
それが、いくらかでも心の安らぎになるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
談志師匠が言いました。「落語は"業"の肯定である」と・・・。
現実を正面から受け止めて生きる・・・。落語国の住人の行き方が、今大切なのかもしれませんね。
節介くん、でかした!

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