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2011年3月 7日 (月)

居残り佐平次

「居残り佐平次」という噺について、こんな説明をみつけました。Photo
初代春風亭柳枝の作といわれる廓噺(くるわばなし)の異色作。
品川の女郎屋を舞台にして、憎めない佐平次という小悪党が活躍する。
佐平次は友達と品川へ遊びにきたが、金がなくて1人で居残る。
彼は酒の相手ができておもしろいので客の評判になり、「いのどん」とよばれて人気者になってしまう。
それでは店のほうで困るので、店の主人が、帰ってくれと頼む。
佐平次は、実は自分は悪人で追われる身だからといって高飛びの費用と着物をせしめて店を出る。
店の若い衆がついて行くと、居残り商売の佐平次だと名のる。
その報告を聞いた主人「そうかい、ちくしょう、どこまであたしをおこわにかける(だます)のだろう」「へへ、あなたの頭がごま塩でございます」という落ち(サゲ)。
この噺は大正時代に初代柳家小せんの十八番だったが、それを学んで創意を加えた6代目三遊亭円生の高座が傑出していた。
最近は落ちがわかりにくくなったが、内容の優れた名作である。
昭和30年代の「幕末太陽伝」という映画は、この噺をベースにして、フランキー堺扮する主人公が廓で活躍するというもので、それなりにヒットしたようです。
こういう噺は、当時の様子を知らないと、なかなか演じることは難しいと思います。
そういう意味でも、大きな噺だと言えるでしょう。
「落語CDムック」の付録で、立川談志師匠の音源が付いていましたが、談志師匠もよく「居残り・・」なんて言っているようですから、かなり意識をしている話なんでしょう。
この「居残り・・」
と、同様に大作だと言われ、いずれも三遊亭圓生師匠の十八番だと言われている「三年目」と、どちらが好きかと問われたら、私は間髪を入れずに「百年目」だと答えます。
こういうやつ(佐平次みたいなやつ)は嫌いですから。

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