「昭和の名人完結編」(4)
落語CDつきマガジン『落語 昭和の名人 完結編』(全26巻・小学館)の刊行が始まり、創刊号の『二代目桂枝雀 壱』(490円)は、約25万部のベストセラーとなっている。
CDには、上方落語の爆笑王といわれた枝雀の「代書(だいしょ)」「親子酒(おやこざけ)」という代表的な2席を収録。
冊子には、観賞ガイドや枝雀の略年譜などが掲載されている。
隔週刊で、第2巻『三代目古今亭志ん朝 壱』(発売中)以降は1190円。第3巻『五代目古今亭志ん生 壱』は8日発売予定。
なんていう記事を見つけました。
このシリーズも第4巻目。五代目柳家小さん
◇ 石返し 柳家小さん
◇ 万金丹 柳家小さん
◇ 看板のピン 柳家小さん
考えてみると、噺家さん(落語家さん)と言えば、この福々しい顔が思い浮かびます。
やはり、私の世代は、圓生・小さんだと思います。
今の落語界、小さん一門の噺家さんたちの天下だと言っても過言ではありません。
落語協会会長の小三治師匠を筆頭に、直弟子のさん喬・権太楼・市馬の各師匠、孫弟子の扇遊・喬太郎・三三さんなど、多士済々です。
あ、談志師匠も小さん一門だから、志の輔・談春さんも、この中に入りますよ。
このお弟子さんたちが、寄席や落語会のマクラで「ウチの師匠は・・・」「師匠の小さんが・・・」なんて、本当に懐かしそうに思い出や逸話を語ってくれますが、本当に実の親のことを言っているようで、「あぁ、師弟関係ってのはいいものなんだなぁ」と羨ましくなります。
最近思うのは、私が歳を取って来て、もしかすると、この師匠の良さが分かって来るかもしれないと、実はとても楽しみなんです。
やはり、昭和の名人の一人だと思います。
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