無弦さん(寝床)
落語っ子連のボス、会長の「三流亭無弦」さん。
ギタリストで、師匠とはギターと落語のコラボレーションで、会(コンサート?)を開いたり、コラボCDを製作したりと、大変羨ましい方です。
「崇徳院」が印象に残っていますが、今回は「寝床」にチャレンジ。
幼い頃に、八代目桂文楽の「寝床」を聴いた大好きな噺で、いつかやりたかったそうです。
今回苦労されていたのは、名人の音源だったことでしょう。
文楽師匠だから許される言葉や言い回し・言葉の背景など・・、最早古くなってしまった台詞や演出が、オリジナルなものを作る邪魔をしていて、かなり師匠にも注意されていました。
ところが、そこはアーティストで、短時間のうちに克服されました。
声は、今回が一番出ていたと思います。
「落語はやってみて初めて分かる部分がある」という師匠の言葉が染みます。
自分の生き様を落語に表わすこと、これが単純に台詞を覚える対極にあり、そこを探して歩き回ってこそ、落語の稽古なのでしょう。
奥が深いものだ、と「無弦さん」の噺が教えてくれました。
考えてみると、私などは、このお父さんみたいなものですから、きっと笑われているのでしょう。
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