不屈・技術・高潔な日本
東北関東大震災の発生を受けて、ウォールストリート・ジャーナル紙は、「不屈の日本」と題する社説を掲載し、地震大国日本の技術力と「備え」をたたえ、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べたそうです。
「1億2600万人以上が住む島国が、(大規模)地震にいかに持ちこたえたかについて言及せざるを得ない」としたうえで、日本が100年以上にわたり「建物の耐震化をしてきた」と指摘。「今回の地震で高いビルは持ちこたえたようだ」と分析。
93年完成の横浜ランドマークタワーに触れ「高さ296メートルは、地震大国では驚異的。最先端の建築工学を駆使できる技術と富があって初めて可能になった」と評価。
また07年導入の緊急地震速報を「世界最先端の技術」と紹介し、今回の地震発生時にも「高い評価を得た」とたたえたとのこと。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙は、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載し、日本人の精神力の強さをたたえ、復興に向けてエールを送っています。
阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介し、「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明して、「今後、それらが示されるだろう」と期待を寄せたということです。
こういう時にこそ、日本人の真価が発揮されるのでしょう。
そして、海外の有識者は、日本人のレベルの高さを知っているんですね。
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