崇徳院の後日?
百人一首は恋歌ばかりです。
落語「崇徳院」で相思相愛のあの二人は結ばれたのでしょうね。
そして後日、さらに深い間柄になって行き、こんな歌が出来上がる・・・。
君がため 惜しからざりし命さへ
長くもがなと 思いけるかな
と、藤原義孝という人の了見になるのでしょう。
あなたに会うためには惜しくなかった命でさえも、あなたに会うことができたいまは、長くあってほしいと思うようになったよ・・・。
若い貴公子が、恋の成就によって起こった心境の変化を、恋する相手に対して素直な思いになって詠んだということか・・・。
実に色っぽいもんですなぁ。
その昔の、やんごとなきところは、いつもこういう心境でいたのでありましょうか・・・。