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2011年3月

2011年3月31日 (木)

弥生の落語徘徊

今月は、何と言っても「東北関東大震災」「東日本大震災」に尽きると思います。Rimg0033
前半は、「落語っ子連」の発表会でした。
メンバーの窓蕗さんが欠席して代演を勤めたので、2日連続の高座となりました。
 ◇ 5日  甲府ぃ      三流亭流三
 ◇ 6日  三方一両損   三流亭流三
一方で、地震の影響で、「扇子ッ子連」の発表会が延期となり、「花色木綿」は、おあずけに・・・。
5月15日に開催することになりました。
仕切り直しです。

P1050528それから、とにかく驚きなのは、寄席落語会には1回しか行くことができなかったこと。
 ◆ 31日  鈴本演芸場余一会
          「柳家さん喬独演会」
今月行く予定だった、「東京落語会」「特撰落語会」「人形町らくだ亭」など、多くの落語会が軒並み中止になってしまいました・・・。

201103051548001仙台など東北地方に住む多くの落研の先輩や後輩たちが、未曽有の災禍に遭遇しました。
暫く連絡が取れない人もいましたが、現役学生もOBも無事が確認できたようです。
ただし、地震の翌日の12日に開催予定だった「卒業生追い出し発表会」は、残念ながら中止せざるをえなかったようです。

地震・自粛・中止・延期・・・、こんな言葉が氾濫した月でした。

鈴本演芸場余一会


今月(きょう)の鈴本演芸場の余一会は「柳家さん喬独演会」。
チケットは早々に売り切れていたようです。3
  ◆ 締め込み        柳家喬之助
  ◆ おせつ徳三郎     柳家さん喬
  ◆ 百年目         柳家さん喬

独演会とはいえ、この2題を一度に聴くことができるなんていうのは、本当にラッキーです。
「お初・徳兵衛」「お花・半七」と並んで「おせつ・徳三郎」のカップル。
さん喬師匠は、なんと「花見小僧」と「刀屋」を通しでやってくれました。
「百年目」は、もう何も説明するまでもない大作。
来月の「朝日名人会」では、権太楼師匠もお演りになるようで、短期間のうちに、当代きっての人気者のお二人の競演を聴くことができるという訳です。
立ち見も出た満員の鈴本で、さん喬師匠をたっぷり聴かせていただきました。
3月の最後を飾るに相応しい余一会でした。

春・・

cherryblossom桜も平年並みに開花したようです。
sign04が、今年はいつもより寒い気がします。
地震の心身への影響が大きいのでしょう。
節電で寒い、春をうきうき待つ気分にもなれない・・。
いつもならとっくに脱いでいた(はずの)コートを、やっと今朝から脱ぐことにしました。
bud春だから。cherryblossom
でも、まだ(冬の)コートを着ている人が多い気がします。
心の寒さには負けちゃいけない。
がんばれ日本sign01

2011年3月30日 (水)

お初徳兵衛浮名桟橋

またまた唐突ですが、昨夜は「お初徳兵衛浮名桟橋(うきなのさんばし)」を聴いて寝ました。Photo
遊びが過ぎて勘当された若旦那の「徳兵衛」は、いつも世話をしていた柳橋の船宿に転がり込み、居候の身の上。
そのうちに「船頭になりたい」と言い出すが、親方は「やめておきなさい」と意見をする。
しかし、本人の意志は固く、とうとう船頭になってしまう。
それから数年。
色々しくじりはあったものの、今では立派な船頭になった徳兵衛は、男ぶりがいいこともあって、柳橋芸者の間で人気者になっている。
ある日、売れっ子芸者の「お初」を乗せて吉原へ向かうが、途中、にわかの土砂降りに襲われ、船を岸につけてしばし休息することに。
二人きりの時が流れる中、お初は「あなたのことを七年前から知っている」と意外なことを言い出す。
まだ船頭になる前の徳兵衛を見掛け、見そめていたのだという。
そこへ落雷。驚いたお初は徳兵衛に抱きつく・・・。
「お初」と「徳兵衛」のカップルは近松門左衛門の浄瑠璃「曽根崎心中」から出ていて、この浄瑠璃から登場人物の名を借りて作られたのが人情噺「お初徳兵衛浮名桟橋」という訳。
お初と徳兵衛の馴れ初めの部分がこの一席。
実は、この噺よりも、さらに明治期に改作され、現行の滑稽噺「船徳」の方が有名です。
お初の色っぽさ、徳兵衛の粋な感じを表現するのが見せ場。
船の中、芸者と船頭が二人きりの空気と、豪雨や雷の描写をカットバックし、情景が目に浮かんで来るような・・・。色っぽい噺。
これ、ある思いがあってやってみようかと考え始めていますが・・・。

トップとは

こんなに国中が混乱している中、最も重要な当事者である電力会社の社長が"溶融"してしまっているそうです。
いくら未曾有の天災が原因とはいえ、こういう時に陣頭に立って問題解決をしていくためにいるのがトップではありませんか?
こういう非常事態時のために、普段から(は)無駄に贅沢もさせているはずではないのですか。
何もない時は威張って高給を得て、肝心の出番の時には体調不良だなんて・・。
言語道断だと思いますね。
また、本人もさることながら、こんなポンコツをトップにまつりあげた企業のレベルも酷いものです。
以前、「私も寝ていないんだ」とほざいて、社会から退場させられた人がいましたが、それより酷いかもしれません。
それに比べて、自らのミッションを完遂するために、限界のところで命まで賭けている高潔な人たちが多くいることが救いだし、物凄いことだと思います。
そう言えば、もう一人、姿の見えない偉い人がいましたね。

チャリティ落語会

何で来たんだろう。
六人の会?夢空間・・・?
そんなことはどうでも良いのですが、チャリティ落語会のDMが届きました。
こんな記事がありました。
チャリティ落語会
春風亭小朝、三遊亭円楽ら人気落語家が4月13日に東京・渋谷C・C・Lemonホールで「東日本大震災チャリティ落語会-落語の力-」を開催することが発表された。
約20年間にわたり、仙台市で正月公演を行う小朝が「落語家も被災地の力になりたい」と発起人に。
義援金口座「東北魂」を開設した同市出身のお笑いコンビ、サンドウィッチマンに相談し、開催が決定。
小朝に加え、春風亭昇太、柳家花緑ら落語家仲間12人とサンドウィッチマンも出演する。
落語会はロビーなどの照明を落とすなど節電で開催され、入場料3800円はすべて「東北魂」を通じて寄付される。
それはそれでいいでしょう。
大切なことだと思います。

2011年3月29日 (火)

朝日名人会のチケット

この4月から来年の3月まで、年間予約席が確保できた「朝日名人会」の4月分のチケットが送られて来ました。
後半の会は出演者が確定していないようですが、相変わらず豪華な顔ぶれで、本当に楽しみです。
Photo3月公演は地震のために中止だったようです。
4月の番組もいいですよ。
柳家   権太楼  『百年目』 
古今亭 志ん橋 『だくだく』
入船亭   扇遊  『心眼』
古今亭 菊之丞 『棒鱈』
三遊亭     司 『六尺棒』

公演名 公演予定日 チケット発売 開演 出演予定

第108回

04月16日

02月14日 14:00

柳家権太楼・古今亭志ん橋・入船亭扇遊・古今亭菊之丞ほか

第109回

05月21日 03月22日 14:00

桂文珍・柳家小さん・ 三遊亭歌武蔵・柳家三三

第110回 06月18日 04月18日 14:00

柳家小三治 ・五街道雲助・立川生志・古今亭志ん丸ほか

第111回 07月16日 05月16日 14:00 桂歌丸・柳家さん喬 ・柳家
花緑・入船亭扇辰ほか
第112回 09月17日 07月19日 14:00 柳家権太楼・三遊亭小遊三・瀧川鯉昇・三遊亭兼好ほか
第113回 10月15日 08月15日 14:00 出演者未定
第114回 11月19日 09月20日 14:00 出演者未定
第115回 12月17日 10月17日 14:00 出演者未定
第116回 01月21日 11月21日 14:00 出演者未定
第117回 03月17日 01月16日 14:00 出演者未定

静かなオープン

静かなオープン
ややミーハーな話題。
地震の翌日は、九州新幹線が全線開通した日でした。
地震の影響で、開通のニュースすら流されませんでした。
開通の祝賀イベントは全て自粛・中止・・。
静かなオープン
上野駅でも、グランドオープン予定だった駅中が、節電で照明が落とされている中、ささやかにオープンしていました。
随分雰囲気がかわりましたが、中で面白かったのは、洋品販売の「U」で、鈴本演芸場とのコラボによるTシャツを売っていました。
上野といえば、パンダと落語(演芸)と芸術ですってぇことですか。

佃祭

先代金馬師匠と権太楼師匠を聴き比べました。
落語によくあるパターンなんですが、ストーリーの本筋とオチが合っていないものがあります。
この噺も、戸隠様に納める梨がオチなんですが、ストーリーとは全く関係ない。
そのあたりは権太楼師匠も感じておられたのでしょう。
「情は人のためならず」の人情噺風の演出になっている。
与太郎が絶品。
ただし・・、オチがない。「佃祭でございます」で終わっている。
・・またオチを考えないといけない。
ちょっとアイデアはある。
そうだ。戸隠様を削って、人情噺仕立てでやってみよう。
権太楼師匠のパターンで。
ただし、権太楼色をどうやって消すか・・・。

甲子園

baseball地震の被災地の高校が甲子園に登場しました。
悲惨・劣悪な環境と絶対的な練習不足の中、郷土の期待を背に健気に堂々と戦った球児たちを、本当に心から称賛したいものです。
そして、もうひとつ、被災地の高校と同等、否、場合によっては、それ以上に称賛されるべきは、相手チームの球児たちでしょう。
就中、試合開始のサイレンも鳴り止まぬ中、先頭打者初球ホームランを放った選手の精神力(集中力)は、実に見事でした。
完全なアウェイ状態、判官贔屓の中で、あれこそがスポーツだと思いました。
勝負ともなれば、どんな理由があっても、それを言い訳にしてはいけないもの。
そして、どんな事情のある相手にも、全力でぶつかることが「武士道」なのでしょう。
両チームとも天晴れでしたsign03

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2011年3月28日 (月)

三越落語会

こんな記事を見つけました。
震災から2週間。
お江戸日本橋の三越劇場で25日夜、「第560回三越落語会」が開かれた。
大入り。
柳家三之助、林家彦いち、柳亭市馬、柳家花緑、立川志の輔と達者な顔ぶれ。
開演前にスタッフがマイクを取った。
「本日、開催するのは苦渋の決断でした。この劇場は安全ですが、もしものときは係員の指示に従ってください。売り場は18時に閉め、電気は通常の60%で営業いたしております。無粋なあいさつお許しください」
1927年に世界初の百貨店内劇場としてオープン。
客席から見回すと、豪華な大理石や石膏彫刻の内装、ステンドグラスをはめ込んだ天井はいかにも堅牢。
34年竣工の九段会館(旧軍人会館)が、不幸な事故を起こしたのとは対照的だ。
トリの志の輔は、まくらで、「いま東京で開かれている落語会は2つあります。ひとつは、先ほどのように、中止に至らなかった理由をきちんと説明する落語会。もうひとつはチケットの払い戻し方法がわからなくて開いている落語会です」と、笑いを誘った。
演目は「抜け雀」。一文無しの絵師が宿賃代わりに描いた絵の雀が、チュンチュンと飛翔して宿場じゅうの人々を驚かす本寸法の噺。
志の輔は当代一の人気者らしく、しっかりと古典のストーリーを踏襲しながら、笑いどころが満載だ。
宿主が驚く場面では、タモリのハナモゲラ語をほうふつさせるユーモラスな慌てぶり。
階段を昇降する所作や絵師の筆さばきなど、“志の輔落語”は3Dサラウンドのような迫力で目と耳を引きつける。絵師の師匠にあたるる父親が、息子の力量不足を暖かい眼差しでたしなめる場面にはジーンときた。
志の輔は客席に漂う不安を代弁するように、まくらでこうも話した。
「いま何が正解か、どうしたらいいか分かりませんよね」
家元談志が「落語とは人間の業の肯定である」と自著で説いたように、先人が練りに練ってきた言の葉に答え探しをするような一夜だった。

この三越落語会、先行販売にエントリーしたものの、残念ながら落選したものでした。
・・・そうか、三越は開催されたのか・・・・。

故郷復興への思い

地震で大きな被害を受けた福島県の某市の市長が、 東日本大震災の発生以来中断していたメールマガジンの配信を再開。
放射能への不安が市民に広がっていることを伝える一方で、地震と津波で犠牲になった市民や消防団員への「償い」として郷土の再建を約束。
「市民とともにこの街を離れるつもりはない」とつづり、見えない恐怖におびえる市民の不安を払拭するように、復興に向けた決意を示したということです。
一瞬の災害で、今まで平和だった故郷が、物心両面で壊れようとしている・・・。
私も田舎育ちだから、出来ることならも最後の最後まで、生まれ育った故郷に残り、復興の努力をしたいと思う気持ちがよく分かります。
先祖代々長く続けられ受け継がれて来た日々の暮らし・歴史と伝統を、次世代にさらに繋ぎたいことでしょう。
強い気持ちで復興に当たってもらいたいものです。
この某市は、落研の春の合宿でお世話になっていた場所です。
あの美しく平和な港町が・・・、胸が痛みます。 

浜野矩随


休日に「大人買い」したのひとつ、立川ぜん馬師匠のCD。
   ◇ 死神         立川ぜん馬
  ◇ 浜野矩随      立川ぜん馬
ぜん馬師匠では、「ねずみ」と「猫定」のCDを持っていますが、上品でオーソドックスな噺家さんで、あまり本物を聴いたことはありませんが、好きですね。
確か、三遊亭鳳楽師匠と落語会をやっていたと記憶しています。
上品さ、安定感では、共通しているかもしれません。
同じ立川一門ではありますが、志の輔さんや談春さんなど、立川流立ち上げ後の大人気の噺家さんには、こういう品とか風格はないように思います。
なかなか聴きやすい「浜野矩随」てした。

2011年3月27日 (日)

落語でデート

今朝も目覚めていましたので。
今朝のゲストは、林家しん平師匠監督の映画「落語物語」に出演した女優さん。
地震と重なってしまいましたが、公開されているこの映画の客入りはどうでしょうか?
  ◇ 花ねじ(隣の桜)       桂小南
初めて聴く噺かもしれない。
小南師匠のお店噺はいいですね。

菜刀息子

061024

やはり、上方から江戸に場面を移して演じられた「菜刀息子(ながたんむすこ)」がありましたsign01
「菜刀息子」といえばと言われる二代目桂小南師匠のお弟子さんの桂小南治さん。
紙切りの先代林家正楽師匠の息子さん。
2006年の秋、小南治さんが、実弟の紙切り林家二楽さんとの「二楽・小南治〜本当の兄弟会」で、この「菜刀息子」をやったというのを突き止めたのですsign01
「菜刀息子」は、実に難しい噺。小南師匠がしばしば演じていたネタなんですが、江戸で上方落語を演じるようになった小南師匠が、まず挑戦したのがこの噺。
しかも小南師匠は、初めて高座にかけた際、どうも納得がいかず、その後十数年も寝かせていたというほどのネタだったんだそうです。Photo_3
ストーリーの重要部分を担う季節を表す物売りの「売り声」に随分苦労したようです。
そりゃあそうでしょう。
「売り声」で時間や季節の流れを表わすところが、この噺の肝のひとつなんですから。
ある評論によれば、「小南治さんのこの日の高座では、この売り声こそが最も迫真の出来だと思うし、正直驚嘆し感動を覚えました。」とありました。
さてそうなればこの噺は大成功と言えると思うのですが、小南治さんの「菜刀息子」への思い入れの強さは物凄く、当日は小南師匠から譲られたという高座着を羽織り、出囃子に「野崎」を使ったとのこと。
そうそう、私が興味を持っているのは、物乞いが並んでいる場所の設定です。
元ネタでは、上方の天王寺になっていますが・・・・、小南治さんのは、浅草の観音様になっていたようです。
学生時代に、桂小南師匠の「菜刀息子」を生で聴き、上方弁が出来ない私がこの噺にチャレンジするとしたら、舞台を上方から江戸へ移して演じるしかない・・・。
いつか演ってみたい噺でもあり、江戸バージョンを探していたのですが。是非とも小南治さんの「菜刀息子」を聴いてみたい。

現金書留

現金書留
懐かしい・・・、現金書留が届きました。
差出人は「東京落語会」。
そうなんです。3月の会が中止になったため、払い戻し金が送られて来たという訳。
それから、4月から6ヶ月分のチケットが同封されていました。
いつもは、3月の会場で受け取っているのですが、これも公演中止で受け取ることが出来ませんでしたから。
それにしても、数百名の会員へ現金書留というクラシックな方法で・・・。
時間と手間とコストは馬鹿になりませんね。
地震・・か、仕方がないですね。

東京かわら版

東京かわら版
発表会、年度末、そして地震・・・と、寄席・落語会にご無沙汰してしまいました。
中止になったものもありましたから。
4月号は、「寄席演芸年鑑」との合併号。
今月のインタビューは立川志の輔さん。
寄席も落語会にも春という感じです。
あ、勝手連の会のところに、「お江戸OB落語会」を載せてもらおうか・・・。
4月早々にやらないと間に合いませんね。

がんばろう・・・

Photo

何か「がんばろう日本」というのが、世の中に溢れています。
・・この言葉の意味、気持ちは痛いほど分かりますが、どういう意味なんでしょう?
「がんばる」って言うのは、具体的にはどういうことなんでしょうねぇ。
「日本」って誰?Photo_2
屁理屈を言っても仕方がありませんが、「日本人(日本にいる人)全てが、明るさ(希望)を見失わず、みんなで協力して、この災禍に向き合い、またあの豊かな環境(社会)を取り戻そう。」ということなんでしょう。
やれるさ、日本人なら、ね。

2011年3月26日 (土)

大人買い


5月の「お江戸OB落語会」で、「佃祭」にチャレンジしようと思っています。
全く演ったことのない噺で、本当にゼロからスタートです。
そこで、地震のおかげで遅くなっていた(地震のせいにして)プロジェクトをスタートさせようと、「佃祭」の音源を探しにCDショップに行きました。
そこで、以下の3人の師匠の「佃祭」のCDを見つけました。
   ◇ 佃祭     三代目三遊亭金馬
   ◇ 佃祭     金原亭馬生
   ◇ 佃祭     柳家権太楼
志ん朝師匠と先代圓楽師匠のCD・DVDもありましたが、あまり多過ぎると消化不良になりますから。
「佃祭」といえば三代目と言われているので、金馬師匠は欠かせません。
私が初めてこの噺を聴いたのが先代の馬生師匠ですから、当代もはずせません。
それから、生で聴いたことがあり、与太郎の演出が大好きな権太楼師匠のは絶対です。
ということで、ちょいと聴き比べて、乱志バージョンを作り上げようと思います。
このCD3枚に加えて、立川ぜん馬師匠の「浜野矩随」があったので、これも買ってしまいました。
「浜野矩随」のことは、何でも知りたいですから。
という訳で、CD4枚の「大人買い」でした。

銀座で・・

銀座で・・
耳鼻科に行って受診して安心したので、そのまま散歩がてら銀座に行きました。
今度のOB落語会で演る予定の「佃祭」の音源探しです。
今日は、晴天でしたが風が強く、電車も江戸川・荒川を渡る時は徐行運転をしていました。
                         銀座で・・
地震による節電や色々なイベントの自粛で、さすがの銀座も、いつもの休日に比べれば、人出は少ないかもしれませんが、先週よりは随分賑やかになっていました。
老舗のパン屋さんでは、店頭が春らしく桜で飾られていました。
あるデパートの1階で、バウムクーヘンで有名(だそう)な店を見つけました。
先週、偶然にもこの店のバウムクーヘンを食べていたので・・・。
東京周辺では、ようやく平和・平穏を取り戻しつつある感じがします。

鬼の攪乱

pig何に興奮したのか、昨日から何度か鼻血が出ました。
dog特に体調が悪い訳でもなし、血圧はいつも正常値だし・・?
hospital家族に促されて、いやいや駅前の病院へ。
院内の総合案内で症状を説明すると、「本院には耳鼻科がありませんから・・」と、つれない返事。
「近くに耳鼻科がありますか?」と尋ねると、「本院の前が耳鼻科のお医者さんです。」・・。
pen免許証センター前の代書屋さんというか、「初天神」の団子屋さんというか、上手く出来てます。
happy01優しそうなお医者さんが、「空気が乾燥しているので、鼻の粘膜が爛れています」というお見立て。
coldsweats02点鼻薬と軟膏を処方してもらいました。
あんまり色っぽくありませんが、大したことなくて安心しました。
重篤な病気だなんて言われたら、てんで鼻血(話)になりませんから・・。weep

落語CDムック立川談志③


随分前に買っていたのですが・・。
3部シリーズの完結巻。
  ◇ 居残り佐平次   立川談志
  ◇ あくび指南     立川談志
立川流の立ち上げの頃の話題で盛り上がっています。

地震の影響?

地震の影響?
東京メトロのマークは、やや左に傾いたデザインでしたっけ?
外堀通に面した虎ノ門駅の入口(出口)にあるマーク。
傾いていますよね。
                                            地震の影響?
でも、正式には水平だと分かりました。
これはやはり地震が犯人なのでしょうか?

2011年3月25日 (金)

たまやぁぁ~

季節はずれの花火の話題。
東日本大震災を受け、中央区は22日、8月13日に晴海ふ頭周辺で開く予定だった「第24回東京湾大華火祭」の中止を決めた。
例年1万2000発の花火が夜空を彩り、約70万人が観覧している。
主催者の区は「被災地や被災者の方へ最大限の協力や支援が求められる時期であり、被災地の状況を考慮した」と説明している。
こんなに早い段階から中止が決まるイベントがある一方、自分の立ち位置や社会の動きを全く理解できない、勘違いプロスポーツ団体もある・・・?。

落語無学

落語無学
かなり古い出版ですが、今読んでも新鮮な部分、「そうだよ。そのとおりだよ。」なんて言う部分が多くあります。
江國滋著「落語無学」。
落語に関する三部作の一冊です。 
昭和40年代の頃のものですが、あの頃も「落語ブーム」だと言われていたようです。
あの頃は、老いたりとはいえ、文楽・志ん生が健在で、圓生・正蔵・小さんが全盛期。
志ん朝・圓楽・談志・小三治・圓窓・・、若手が大活躍を始めた頃。
また、別の機会に詳しくご紹介することにしましょう。
先日、何気なく書架から出して斜め読みをして、とても面白かった。 

崇徳院の後日?

Photo

百人一首は恋歌ばかりです。
落語「崇徳院」で相思相愛のあの二人は結ばれたのでしょうね。
そして後日、さらに深い間柄になって行き、こんな歌が出来上がる・・・。
君がため 惜しからざりし命さへ
    
    長くもがなと 思いけるかな
と、藤原義孝という人の了見になるのでしょう。
あなたに会うためには惜しくなかった命でさえも、あなたに会うことができたいまは、長くあってほしいと思うようになったよ・・・。
若い貴公子が、恋の成就によって起こった心境の変化を、恋する相手に対して素直な思いになって詠んだということか・・・。
実に色っぽいもんですなぁ。
その昔の、やんごとなきところは、いつもこういう心境でいたのでありましょうか・・・。

2011年3月24日 (木)

パンダ

パンダ
上野のあるお店で見つけた、小さなパンダのぬいぐるみ。
そうだった。地震ですっかり忘れていましたが、上野にはパンダがいるんでした。
2頭のパンダも、来日早々に揺れて、さぞや驚いていることでしょう。

before and after

落研の先輩の「恋し家古狂」師匠が、ABCが提供しているという、ショッキングな映像を紹介してくださいました。
東北関東大震災での、宮城・福島地域の「Japan Earthquake : before and after」という写真です。

http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm
上空から見た、地震前後の写真を比べてみると、改めて自然の猛威の前になす術もなかった人間の営みの後が分かります。
死亡者と行方不明者を合わせて2万人を超えるという大災害の物凄さを感じます。
  祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり
  沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす
  おごれる人も久しからずただ春の世の夢のごとし
  たけき者も遂には滅びぬ偏に風の前の塵に同じ

三社祭

Photo_4

東日本大震災の影響で、東京・下町の初夏の風物詩として知られる浅草神社の「三社祭」(5月20~22日)の中止が決まったそうです。
神輿(みこし)の渡御は行わず、被災地の復興祈願の神事のみ行うということです。
主催者の「浅草神社奉賛会」が緊急役員会で「未曽有の大災害で通常通りの祭りを行う情勢ではない」と判断したとのこと。
5月のことなんですがね・・・。

2011年3月23日 (水)

崇徳院

Photo

唐突ですが、「崇徳院」という噺があります。
今は"死語"になりつつある「恋患い」をテーマにしたもの。
人を好きになる、人を恋する苦しさというのは、お医者様でも草津の湯でも治らないという・・・。
この古風な”病気”から、噺が始まります。
熊さんの出入りの大店の若旦那が病気になり、小さい時からの仲良しだから、熊さんだけに話をするというので、部屋に呼ばれて聞き出すと、上野の清水堂でお詣りを済ませ茶屋で休んでいると、お供を連れたお嬢さんに会った。
水も垂れるようなお嬢さんは茶袱紗を落としたので渡してあげると、木の枝に結んであった短冊がひらひらと舞い落ちてきた。
その短冊を渡してくれた。
「瀬を早み岩にせかるる滝川の」と崇徳院作の上の句で、下の句は「われても末にあはむとぞ思ふ」という恋歌。
末には夫婦になりましょうと言う謎掛けの短冊をもらい、以来何を見てもそのお嬢さんに見える。Photo_2
医者の見立てでは若旦那はあと5日の寿命だから、5日間の内に探し出してくれと頼まれる。めでたく探し出したら、三軒長屋をあげるから頼むと言われ、腰にワラジを沢山くくりつけられ帰ってくる。

翌日から捜し始めるが、水が垂れるようなお嬢さんはいませんかと捜したのに、いっこうに見つからない。
奥さんに、「瀬を早み岩にせかるる滝川の」と崇徳院作の上の句を口に出しながら人のあつまる所を回りなさいと、知恵を付けられ、床屋に36軒、お湯屋に18軒回り、疲れた身体を床屋で「瀬を早み・・・」と言いながら休んでいると、近くの頭が四国に若旦那を探しに行くという。
大店のお嬢さんが恋患いで、その若旦那に上野で袱紗を拾ってもらい、別れ際に崇徳院様の歌の短冊を渡したが、どこのだれだか判らないと言う。
熊さんはそれを聞いて、「三軒長屋、三軒長屋・・、三軒長屋がここにいたか」、頭は「危なく四国に行くところだった」。胸ぐらを掴みながら、家に来い、いや俺の所に先に来いと、争っていると、床屋の商売道具の鏡を割ってしまう。
床屋の親方が「どうしてくれる、この鏡」、「親方、心配はいらない。割れても末に買わんとぞ思う」。

Photo_3落語らしい、ほのぼのとしたいい噺です。
人を好きになるというのは、理屈ではありませんから、人の心には様々な思いが来去来して苦しむのでしょう。
でも、純粋に人を好きになれるというのは、素晴らしいことでもありますから、大変幸せで贅沢な苦しみだと思いますね。
この若旦那の恋も、おそらく成就するのでしょう。
それにしても、崇徳上皇の歌もいいですね。
二人は、今は別れ別れの身(一緒にいられない身)だけれども、いずれは必ず結ばれようという・・、色気のある歌です。

AC・公共広告機構のこと

ACのCMがやたら目立つので、多くの苦情が寄せられているようで、こんなお詫び文を見つけました。
(社)ACジャパンがリリースしたものです。
この度、東北地方太平洋沖地震で被災された皆様、ご関係者の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
現在、民放テレビ・ラジオ各局において、震災の報道の合間にACジャパンのCMが多数放送されております。
未曾有の大惨事となったこの度のことを受けて、多くの企業が自社CM素材の放送を自粛され、ACジャパンのCMが代わりに放送されることになりました。
これらのCMはかならずしも非常時に対応できるようには作られておりません。
そのため、視聴者の皆様に大変ご不快な思いをおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。
CMの最後に ♪エーシー という音声(サウンド・ロゴ)が流れておりますが、すでに音声削除作業を始めており、多少なりとも耳障りさは軽減されるかと存じます。
また、ACジャパンでは、「東北地方太平洋沖地震」で被災された方々を応援する臨時キャンペーンCMを企画・制作中でございます。
被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたしますとともに、ACジャパンでは広告活動を通じて支援活動を続けていく所存でございます。
皆様には、何卒ご理解をいただきたくお願い申し上げます。

ある面では、ACも被害者のような気もしますよ。
でも、いい加減うんざりもしますし、あの女優さんやサッカー元監督だってねぇぇ。
企業も、変なところに気を使って、そんなに自粛・自粛・・なんてすることもないでしょう。
新聞や雑誌などに、「この度の地震・・・お見舞い申し上げます」なんていう、しらじらしい広告をこれ見よがしに載せるよりもずっとマシだと思いますが・・・。

三重苦・・

地震(津波)・原発・風評と、被災地は三重苦、まさに二次・三次災害になりつつあるようです。
風評被害に至っては、マスコミの罪はかなり大きいと思いますね。
それにしても、家で座っていても、何となく揺れているような感覚になります。
東京周辺ですらそうなのですから、余震の恐怖とストレスというのも、物凄いでしょう。
復興に向けて、黙々と努力をしている現地の方々の高潔な様子を見聞きして、本当に敬意を表したいと思います。

「昭和の名人完結編」(4)

落語CDつきマガジン『落語 昭和の名人 完結編』(全26巻・小学館)の刊行が始まり、創刊号の『二代目桂枝雀 壱』(490円)は、約25万部のベストセラーとなっている。
CDには、上方落語の爆笑王といわれた枝雀の「代書(だいしょ)」「親子酒(おやこざけ)」という代表的な2席を収録。
冊子には、観賞ガイドや枝雀の略年譜などが掲載されている。
 隔週刊で、第2巻『三代目古今亭志ん朝 壱』(発売中)以降は1190円。第3巻『五代目古今亭志ん生 壱』は8日発売予定。
なんていう記事を見つけました。

このシリーズも第4巻目。五代目柳家小さん
  ◇ 石返し      柳家小さん
  ◇ 万金丹     柳家小さん
  ◇ 看板のピン   柳家小さん
考えてみると、噺家さん(落語家さん)と言えば、この福々しい顔が思い浮かびます。
やはり、私の世代は、圓生・小さんだと思います。
今の落語界、小さん一門の噺家さんたちの天下だと言っても過言ではありません。
落語協会会長の小三治師匠を筆頭に、直弟子のさん喬・権太楼・市馬の各師匠、孫弟子の扇遊・喬太郎・三三さんなど、多士済々です。
あ、談志師匠も小さん一門だから、志の輔・談春さんも、この中に入りますよ。
このお弟子さんたちが、寄席や落語会のマクラで「ウチの師匠は・・・」「師匠の小さんが・・・」なんて、本当に懐かしそうに思い出や逸話を語ってくれますが、本当に実の親のことを言っているようで、「あぁ、師弟関係ってのはいいものなんだなぁ」と羨ましくなります。
最近思うのは、私が歳を取って来て、もしかすると、この師匠の良さが分かって来るかもしれないと、実はとても楽しみなんです。
やはり、昭和の名人の一人だと思います。

2011年3月22日 (火)

落語評論さらに

また、週刊ポスト誌上の広瀬和生さんの評論。
今回は、「柳家喬太郎」さん。
現代の「落語ブーム」を象徴する人気落語家に、柳家喬太郎がいる。
喬太郎は1963年生まれ。1989年に柳家さん喬に入門し、2000年に真打昇進。2004年度から3年連続で国立演芸場花形演芸大賞を受賞している。
彼は落語という芸能のポテンシャルを最大限まで引き出す演者だ。
さん喬は大ネタ人情噺を得意とする現代の「正統派古典落語の雄」。
その一番弟子にふさわしく、喬太郎も古典の名手である。
だがその一方で、「新作落語の教祖」三遊亭圓丈に衝撃を受けて新作落語を志した喬太郎は、自ら「圓丈チルドレン」と称する新作派の一員でもある。
もともと喬太郎が頭角を現わしたのは、その斬新な新作落語が人気を集めたからだ。
伝統を背景にした古典落語と、現代を素材にした新作落語。
喬太郎はそれをほぼ半々の割合で演じ、どちらを演っても必ず観客を魅了する。
だが、それらに加えてもうひとつ、喬太郎には大きな武器がある。
それは、マクラの面白さだ。
本来「噺のマクラ」というのは落語本編に入る前の短い導入部に過ぎなかった。
ところが、往年の立川談志が落語とは関係ない漫談を延々と語るスタイルを始めてから、次第にマクラで個性を発揮する演者が増えてきた。
若き日の春風亭小朝はモダンなマクラで売れたし、現代には「マクラの小三治」もいる。
喬太郎も、志の輔と同じく「マクラ・新作・古典」の三者が一体となった「喬太郎ワールド」で観客を魅了する、極めてエンターテインメント性の高い演者である。
ただし、老若男女すべてに愛される「志の輔らくご」と違い、「喬太郎ワールド」は、かなりマニアックだ。
喬太郎の新作には、ひたすらシュールなものもあればバカバカしくナンセンスなものもある。
自作の『東京ホテトル音頭』を唐突に唄って唖然とさせたかと思えば「現代の人情噺」的な感動ストーリーで涙を誘い、胸キュンのラブコメで心をホッコリさせてくれることもある。
この「振り幅の大きさ」こそ、喬太郎落語の真骨頂だ。
※週刊ポスト2011年3月25日号
何年前か・・、喬太郎さんの高座での姿勢が納得できなくて、実力と人気は認めてはいるものの、暫く遠ざかっています。
もう、いい歳になって来たので、それらしい高座に徹して欲しいと思います。
チャラチャラは、もっと若い人や、際ものの噺家さんにまかせておけばいいと思います。

扇子っ子連の発表会のこと

地震のために延期にした扇子っ子連の発表会ですが、改めて仕切り直しをしようと、千早亭当富さんや屏風さん、ワッフルさんたちが、師匠とも相談してくださるそうです。
開催の是非については、色々な意見もあり、心情的な部分も大きく、最適解はなかなか見つからないと思いますが、せっかく会うことが出来た落語とのご縁を、たかが地震なんかで失いたくないというのが、メンバーの皆さんの偽らざる気持ちだと思います。
その気持ちを大切にして、ポジティブに考えて行くことがてきればいいと思います。
この連での私の高座名は、千早亭永久です。
永久に続けて行きたいものです。

落語の聴き方楽しみ方

Photo_2 もしかすると、以前買っていたかもしれません。
ダブって買ってしまったかも・・・。
松本尚久著「落語の聴き方楽しみ方」(ちくまプリマー新書・800円)
落語とは何かを考えつつ、その聴き方楽しみ方を探る落語論。
人は落語をきいてなぜ笑うのか、落語における時間の流れ方、落語はドラマを排除すること、登場人物がみな無名であること、などから、落語という芸の特異性に迫る。

勇気を与える・・?

芸能界・スポーツ界・学校関係者には、是非徹底して欲しいことがあります。
よく、アスリートたちが、「日本の皆さんに感動を与えるように」とか「勇気を与えたい」とか、インタビューで、堂々とコメントしていますが、ちょっと待ってください。
恐らく、ほとんどが無邪気に使っているのでしょうが、この使い方はないでしょう。
私のような天邪鬼は、「てやんでえ、べらぼうめえ。与える?思い上がるんじゃねえ。誰が与えてくださいって頼んだ?感動や勇気なんてのはなあ、もらうものじゃなくて、自分で感じたり思ったりするもんでえ。sign03」と啖呵を切りますよ。
どう考えたって「感動していただける(もらえる)ように」「勇気を出していただける(もらえる)ように」でしょう。
こういう"業界"には、正しい日本語の用法の分かる人がいないのでしょうかsign02
何も知らずに使っているアスリートたちがかわいそうですよ。

2011年3月21日 (月)

桜咲く

人は地震のために時間が止まったように感じていますが、季節(自然)は何事もなかったように過ぎているようです。
cherryblossom静岡地方気象台は、昨日、ソメイヨシノが全国で最も早く開花したと発表しました。
静岡では平年より8日早く、昨年より3日遅いそうです。
1月は気温が低い日が続いたものの、2月は1日の平均気温が平年より1.8度高く、3月も中旬に暖かい日が続いたこと。
bud19日の最高気温は20度(平年比5.4度高)、20日も午後3時までの最高気温は18.2度(平年比3.5度高)で、一気に開花したようです。
静岡では、1953年の統計開始以来7番目に早い開花だそうです。
いよいよ春ですね。cherryblossom
"銭湯で 上野の花の 噂かな"
上野公園でも、お花見に備えて、提灯などの飾り付けが始められているようです。

風評・・・

放射性物質が規制値を超えた野菜や牛乳があるそうです。
が、数値が高いとはいえすぐに人体に影響を及ぼすものでもないほどだと。
以前、ダイオキシンか何かの時もそうでしたが、行政やマスコミが間違ったイメージを与えて、大衆をミスリードしたり、結果的にいたずらに不安だけを煽っているように思います。
そもそも規制値の根拠って何?
今までどのような数値で推移していたの?
問題がない水準なら、なぜ出荷規制をするの?
マスコミは現地に行きもせず、ただ悪い風評を流しているのでは?
普段の事件・事故などでは、入ってはいけないという所まで傍若無人に踏み込んで来る癖に、30キロ圏内に入りもせずに騒いでいるみたい・・・。
まあ、酷いものです。
それから、菅総理が目立ちませんね。
尤も、あのうつろな目で会見したんでは、国民の不安がピークになりますから、官房長官にまかせておけば良いのですが、菅さんにこそ出来ることを見つけましたよ。
そうです。
現地に行って、ホウレンソウを頬張り、牛乳を飲むパフォーマンスをすればいいと思います。
野党時代、厚生大臣(当時)時代から、良くも悪くも、こういうパターンで存在感を示して来たんですから、うってつけだと思うのです。
カイワレ大根をホウレンソウと牛乳に変えるだけでいい。
場違い・KYに現地を視察して、周囲に迷惑や負担をかけるより、この視察パフォーマンスなら、国民はみんな納得してくれますよ。
菅さんとかけまして、「現地に行った後、国民に対して正しく情報を開示しなさい」と解きます。
その心は、今は「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」が大切です。

緊急対応・・一応

地震から10日経ちました。
被災地の皆さんには申し訳ありませんが、家庭でも職場でも、我々の周囲は、かなり落ち着きつつあります。
強いて言えば、停電と物資不足と通勤の足ぐらいが心配なぐらい。
3連休明けの火曜日は、世の中が始動し、これに朝の冷え込み加わって、停電やや通勤混乱が起こるのではないかということで、会社に早朝からスタンバイできる体制をということで、本社の何人かが前日会社の近くに泊まることになりました。
当然?私もその任を仰せつかり、休日最終日は、都心のビジネスホテルに前泊です。
まぁ、月曜日の通勤の心配は要りませんが・・・。
開き直って早めにチェックインして、ひたすらベッドで爆睡するというのもありかもしれません。

原発関連データ?

文科系は、いざという時には本当に役に立ちません。
先輩の愛詩亭朝大師匠が、原子力発電に関して、大変興味深い資料を、OBのMLに投稿してくださいました。
原子力発電については、原子力をタブー視してきた日本には専門家が少ないので、海外からのコメントの方が分かりやすいようです。下記ご参考まで。
1)福島第一原発事故に対する英国大使館の見解(オーストラリア政府も同じ結論)
http://clip.kwmr.info/post/3896045912
2)技術的ご興味のある方用です。
http://bravenewclimate.files.wordpress.com/2011/03/fukushima_explained_japanese_translationv3.pdf
・・・・。
今までこのプログにアップさせていただいた中で、最もアカデミックで、全く分野違いなデータです。

落語評論はなぜ役に立たないのか

こんな小噺があります。
無精な人たちの会話。
「せっかくこれだけ無精が集まったんだから、"無精会"ってのを作ろうよ。」
「よそうよよ。面倒臭ぇから・・。」
落語評論というのは、昔から多く刊行されています。
何か理屈っぽいものや内容のない、偏ったものりばかりで、あまり真面目に読んだことはありません。
落語の評論でも、上の小噺のスタンスいいような気がします。
無精落語評論で十分だと。Photo
広瀬和生著「落語評論はなぜ役に立たないのか」(光文社・777円)
最近、ブームも一段落したからか、ネタが尽きたからか、落語に関する書籍の出版が減っているきがしましたので、とりあえず買ってみました。
出版社のコメントというのがありましたよ。
◎誰が落語を殺すのか?
◎「昭和の名人」の時代から現在の"落語ブーム"までの歴史を追い、落語の本質と評論の役割を考察する
◎特別付録「落語家」「この一席」私的ランキング2010
◎評論家のような顔をして「とにかく寄席に行ってみよう」と言っている書き手は信用してはいけない。
その書き手は「評論家」ではなく、「寄席に行こう」キャンペーンの宣伝マンに過ぎない。
そして実は、「寄席に行けばいい」と言う評論家は、寄席そのものにロクに足を運んでいない。
現実を知らないから、そんな無責任なことが言える。
「寄席は面白くない」のではない。「面白いときもあるし、そうでないときもある」という寄席の現実を、彼らはロクに知らない、という意味だ。
寄席が面白いかつまらないかは、出演者によって決まる。面白い演者が見事な連携プレイを見せれば、寄席は最高の「落語ライヴ会場」となり得る。(本文より)

ふぅ~ん、よしましょうよ、そんな議論。面倒臭いから・・。

2011年3月20日 (日)

ラジオ寄席は・・・

夕方の「笑点」は、地震の前の収録分をそのまま放送していましたから、「ラジオ寄席」も再開するかと楽しみにしていましたが、別の音楽中心の生番組に変更になりました。
ラジオの場合は、何か起こった時でもフレキシブルに対応できるように、録音番組でなく、生番組を組んでいるのでしょう。
思い出せば、「ラジオ寄席」も、宮城県民会館での収録分をオンエアしていました。
あの仙台の美しい「定禅寺通り」はどうなっているのでしょう・・・。

「ねずみ」の映像

叔父からいただいたDVDで、「ねずみ」を視聴。
とにかく、観客の全てが身内だという、異常なシチュエーションでの高座で、大変に緊張したことは、既にご報告しているとおり。
従妹ご夫婦のご尽力で、音も映像もとてもよく収録されています。
悪いのは被写体のみ。
映像を見ていて気になったのは、画面右下に映っている母の姿・・・。
見ていると、時々笑い声が聞こえていましたが、ほとんど高座を見ることもなく、じっと眼を閉じて聴いていてくれたようでした。
きっと、やっている本人よりも緊張していたのかもしれません。
(←この頭・・・)
「ねずみ」の出来は・・・、まあ何とか最後まで辿り着いたという感じでした。
でも、大変貴重な経験になりました。

AC・公共広告機構

色々な事情で、テレビ広告を出す企業が減っているのでしょうか・・・、最近「AC・公共広告機構」のCMが、やけに目立つ気がしませんか?
ひとつは、ある女優さんのがん予防のもの、元サッカー日本代表監督の脳卒中予防のもの等々・・・。
そして、「金子みすゞ」さんの詩「こだまでしょうか」・・・。
こだまでしょうか
   「遊ぼう」っていうと
   「遊ぼう」っていう。
       「ばか」っていうと
      「ばか」っていう。
         「もう遊ばない」っていうと
         「遊ばない」っていう。
    そうして、あとで
    さみしくなって、
      「ごめんね」っていうと
      「ごめんね」っていう。
            こだまでしょうか、
            いいえ、だれでも。

自分の気持ちを素直に伝えることって大切ですね。
私は、この詩を読んで、「笠碁」を思い出しました。
大の大人だってそうですよ

落語でデート

今日はゆっくり休もうとしましたが、やはりいつもの習慣で6時前に目覚めてしまいました。
文化放送の朝5時半からは、キリスト教と仏教の関連の番組が続いて放送されています。
キリストの後は法然上人です。不思議な時間です。
6時からは志の輔さんの「落語でデート」・・。
今朝の音源は、珍しく上方の落語でした。

  ◇ 短命   (三代目)桂文我

15分足らずの時間ですが、そこそこまとまっているところがすごい。
三代目の桂文我師匠を知りませんが。
ダラダラと時間ばかりかけてはいけないということですね。

息子の卒業式

school地震の影響で、息子の大学の卒業式も中止になったそうです。weepsign04

地震被害の陰で

karaoke地震があまりにも悲惨で、マスコミは毎日地震のことばかりなのは仕方のないことですが、その陰に隠れて、とんでもないニュースが、やや目立たずに報道されています。
bankメガバンクの「M銀行」のシステム障害に伴う多量の未決済・未処理が発生している事件。
週末の給与振込約100万件以上が、未処理になっている。全店舗・全ATMから現金引出しが出来ない・・・。atm
bullettrain航空会社の飛行機が墜落、鉄道会社の電車が脱線転覆、自動車メーカーの欠陥車が事故、製薬会社の市販薬に毒混入、食品会社の食料品で食中毒・・・、これらと同じか、もっと致命的な事故だと思います。cake
地震の義捐金の振込件数が想定を上回って、システムがパンクした?
冗談でしょう・・・。嘘でしょう・・・そんな柔わな・・・。
pcこの銀行は、かつても大規模なシステム障害を起こし、時のトップが国会に呼ばれて、「実害は出ていない」という迷言を言って、世間中から大顰蹙を買った銀行です。
そのトップは、ついこの間まで「君臨」していた。君臨できていたという・・。
やはりねぇ・・・。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ
同じメガバンクでも、まだ、やたら名前の長い"寿限無"銀行の方がマシかもしれません。

2011年3月19日 (土)

叔父の家

先月、自作の歌のCDを制作した叔父のお披露目で、「ねずみ」をやらせてもらいました。
その叔父が、その翌週の「落語っ子連」の発表会に、なんと2日連続で来場してくれました。
そんなこともあって、お披露目で落語をやらせてもらったお礼と、発表会への来場のお礼も兼ねて、本当に久しぶりに叔父の家にお邪魔しました。
独身時代には、よくお邪魔して、ご飯を食べさせてもらったり、まだ幼かった従妹弟たちとお喋りをしたものですが、最近はすっかりご無沙汰していました。
寝蔵師匠が編集してくださった「金願亭乱志独演会」のDVDも持って行きました。
叔父は、落語っ子連の発表会と昨夏の師匠の会の時など、何度か私の噺を聴いてくれています。「三方一両損」「子ほめ」「浜野矩随(短縮版)」「甲府ぃ」・・・。
DVDは、OB落語会の映像で、「浜野矩随(フルバージョン)」「花筏」「笠と赤い風車」が収録されていますので。
家にお邪魔すると、従妹の婿殿が、お披露目の様子をDVDに編集してくれたということで、しばし一緒に当日の映像を視聴させてもらいました。当然、私の「ねずみ」も・・・。
久しぶりに叔父の家で楽しく寛がせてもらいました。
このDVDも1枚譲っていただいて、持ち帰りました。

励ましのメール

遅ればせながらではありますが、落研HPの掲示板に「在京OB一同」ということで、お見舞い・激励文を投稿しました。
この度の「東北関東大震災」被災の皆さま(現役部員・OBの皆さま、仙台市民の皆さま、被災地の皆さま)に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご復興をお祈り申し上げます。
落語国に住む人たちのように、こういう時こそ明るさを失わずに、この未曽有の災禍に立ち向かってください。

なぜ略奪が起こらない・・?

東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっているそうです。
「なぜ日本では略奪が起きないのか」・・・・・。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げているとのこと。
CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や2010年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集したところ、視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられたということです。
誇り高い国民なんですね。胸を張っていいと思います。
素晴らしい国じゃないですか。絶対に失ってはいけませんね。 

異変?

14日の「人形町らくだ亭」が中止になりました。
18日の「東京落語会」も中止になってしまいました。
今月の前半は、自分の発表会が続いていて、寄席や落語会に行く予定にしていなかったことに加え、地震による公演の中止も加わり、気がつけば、今月は一度も寄席・落語会に行っていないことに気がつきました。
えええぇぇぇ!ですよ。
落語徘徊を始めて、"観測開始以来最低の記録"になりました。
3月31日の鈴本演芸場余一会には行けるでしょうが・・・、大変なことになりました。

2011年3月18日 (金)

KYプロ野球?

baseball被災者などに夢を持ってもらうために、多量の電気を消費して、開幕戦をナイターで行うという・・究極のKY状態・・・。
東京ドーム1試合分で、何千所帯の電気がカバー出来るんです。
bombちょっと思い上がりだと思いますが・・・・。
せめて、西日本の球場でデーゲーム・・でしょう。
地震に関係なく暮らしている人たちもいるのだから、1億国民全員が自粛することはないと思いますが、微妙な気持ちを忖度して、もっとやり方を考えないと・・・。
選抜高校野球も中止するしないで意見が割れているそうです。
個人的には・・、開催しても良い気はしますが。

師匠のプログ

再開された師匠のプログ「圓窓の年月日輪」を読んで、師匠に感想のメールを送ったところ、そのプログにアップしてくださいました。
流三さんから、メールがきた。
開した師匠のブログを拝見しました。師匠のお気持ちが切々と伝わって来ました」
 ありがとう。
「扇子っ子連の発表会は、地震後の対応に忙殺され、帰宅することもままならず、どうしても仕事から抜けられない状態で、現地に行くことすらできませんでした。とにかく本当に残念に思っています」
 大変でしたね。
「ところで、大学の落研の現役部員たちの全員無事が確認できました。特に誰と知っている訳ではありませんが、何故か突然涙が出て止まりませんでした」
 それはよかった。
「昨夜は、実家の隣町の静岡県富士宮市で震度6強の地震がありました。郷里の両親は無事でしたが、故郷と第二の故郷(仙台)が大揺れで、本当にやるせない気持ちです」
 日本全体が揺れてるね。
 圓窓思う。
 災害地から遠く離れて、惨状を知ると、なんとかしなければ、と思うが、なにもできない自分に、すぐ気付く、、、。
 歯がゆい。

 東京を直撃されても可変しくないほどの日本地震大国。
 生き残された、といっても過言ではない。
 生きている自分を大切にして、日々、仕事に力を出す以外に道はないようだ。
 悲嘆にくれているだけではいけない。
 力いっぱい、出来る限り日々を生きよう。

本当に、色々考えさせてくれる出来事です。
あまりにも大きな犠牲の上ですが。

気持ち・心理

被災地に比べたら、我々の不自由などどれほどのものか・・・ということではありますが、一連の出来事・惨状に直面して、我々の心も、知らず知らずのうちにささくれたり、波立ったりしている気がします。
勿論、我ら高潔な日本人ではありますが、さすがにかなり心労もピークになっている気がします。
ただ、こういう時にこそ、どう処していられるのかが、人として大切なことなのでしょう。
それにしても、何とも落ち着かないこの気持ちは・・・、疲れますね。

落語物語

Photo_2

このたび映画化・公開された、林家しん平さんの「落語物語」。
その書籍版でしょう。
落語家・小六の内弟子となった、不器用で取り柄のない青年、真人。下町での修業生活、芸も地位もある師匠は、しっかり者の女房に頭があがらない。少しずつ噺も身につき、晴れて前座・今戸家小春の名を貰ったが、その頃、落語界に事件が・・・・。
本で読むか、映画で観るか・・・。

2011年3月17日 (木)

無事を確認

仙台の先輩「走れ家駄馬」師匠から、落研OBのMLに、嬉しいメールが届きました。
皆様には大変ご心配おかけしました。
今回は4キロ内陸まで津波が来て大変な被害となりました。
通信環境が悪くご返事おそくなりました。
昨日まで停電していました。本をのけてパソコンが出てきました。
Fさんなど(仙台在住の)皆さんの安否はまだ確認しておりません。
ガソリンもないため動くこともできません。
買い置きしていますので物の不足はありません。
とにかく良かった・・・・。
駄馬師匠は、若林区にお住まいだったはずで、海岸からはかなり内側に入った旧市街ですから、直接津波などの被害はなかったようですが・・・、大変な状態であったことは間違いありません。
そんな中、書架から落ちて積み重なった本の間(下)から、やっとパソコンを"掘り出し"て、ご連絡くださったのでしょう。

年月日輪

師匠が、やっと散歩から戻って来ました。
http://ensou-rakugo.at.webry.info/
昨年の5月、ちょっと散歩に出たきり戻って来ないままだった師匠が、やっと戻って来ました。
師匠のプログ「圓窓の年月日輪」のことです。
昨年の5月14日です。「夜、町内の散歩」と残したまま、ずっとプログへの入力がなかった訳です。
ちょうど、三遊亭圓生襲名問題で、師匠も名乗りを上げたことにより、色々騒々しくなり始めた頃だったと記憶しています。
ちょっと、横丁の奥に隠れていたようでした。

卒業生追い出し発表会中止

落研のHPを見ました。
   http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Circle/3519/
「卒業生追い出し落語発表会」も中止したそうです。
3月12日に予定されていた発表会についてです。
第144回卒業生追い出し落語発表会につきましては、仙台市内の被害状況から判断し 延期という措置を取らせていただきました。
今後の予定は未定です。
5名の卒業生にとっては 落研生活の集大成となるべき発表会であり、地震直後もきちんと練習して発表会を決行したいと話していたこともあって、今回のことについては 本当に残念で仕方ありません。
しかし今は身の安全が何よりも大切です。
一日でも早く復興できることを 部員一同心よりお祈りいたします。
卒業生の気持ちを思うと、本当に涙が出て来ます。

地震発生日の諸公演

今年100周年を迎えた「帝国劇場」では、堂本光一主演「Endless SHOCK」の昼公演中に地震発生。公演は中止となり、満席だった観客約1800人は皇居広場に避難したそうです。
日比谷の「シアタークリエ」では、昼公演中だったミュージカル「ウェディング・シンガー」が中止になり、観客約300人が劇場ロビーで待機。
同じく昼公演中だった「日生劇場」の「芸道50周年記念北島三郎特別公演」の夜公演も中止になったと。
「三月大歌舞伎」の昼の部を上演中だった新橋演舞場では、3本目の演目「曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)」が開演したところで地震が発生。
一旦、幕を下ろしましたが、公演続行は困難と判断し、主演の尾上菊五郎・中村吉右衛門が舞台に登場し、中止の口上を述べたそうです。勿論夜の部は中止。
首都圏4劇場で「ライオンキング」などを上演中だった「劇団四季」も、全公演を中止。夜の2公演も上演を取りやめ。
国立劇場も夜公演を中止したそうです。

特撰落語会も中止

「特撰落語会」も中止です。
そうです。あの「計画停電」というのがまた難物だと分かりました。
メールで連絡をもらいました。
3月25日(金)に開催予定の「特撰落語会」は、 この度の地震の影響(会場側の施設及び計画停電等々)により中止させていただくことになりました。
いつもご贔屓いただいているお客様、  ならびに桂雀々師匠ファンの方には期待を裏切る形になり、大変恐縮しております。
雀々師匠とは日を改めて、同会を開催しようと話をしております。

東京タワー

東京タワー
東京タワーの先端のアンテナ部分が、地震で曲がったとか。
どうしたら、一番上の部分がひん曲がるんでしょうねぇ。
地震には手はありませんから。
東京タワーの高さが332メートルになっちゃった?

2011年3月16日 (水)

現役部員たちの無事確認

寝蔵師匠から、「落研の現役部員の皆さんの無事が確認できた」との嬉しいニュースが届きました。
東北大落研二年の「A」です。
とりあえず、現役部員全員の無事は確認が取れています。
東北学院さんの方も、部員は大体無事とのことです。
現在お伝えできるのはこの程度です。
地震により発表会が中止になってしまい残念でなりません。
部員一同、気持ちを強く持って生きて行こうと思います。
・・・なぜか涙が出て来ました・・・。たまらなくなりました。
とにかく、みんな頑張れsign01頑張ってくれsign03

学士会落語会例会も中止

今週末の「学士会落語会」の例会も中止です。
今週の土曜日(3月19日)に予定しておりました学士会落語会第33回例会ですが、甚大な被害をもたらした東北関東大震災の直後で、まだ余震も続き、原発事故も相当深刻な状況ですし、また計画停電に伴う交通事情の悪化等もあり、それらを考慮しますと、予定どおりに例会を開催することは極めて困難だと判断するに至りました。
ところで、「東北関東大震災」というのが正式名称(呼称)になったんですね。

不屈・技術・高潔な日本

東北関東大震災の発生を受けて、ウォールストリート・ジャーナル紙は、「不屈の日本」と題する社説を掲載し、地震大国日本の技術力と「備え」をたたえ、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べたそうです。
「1億2600万人以上が住む島国が、(大規模)地震にいかに持ちこたえたかについて言及せざるを得ない」としたうえで、日本が100年以上にわたり「建物の耐震化をしてきた」と指摘。「今回の地震で高いビルは持ちこたえたようだ」と分析。
93年完成の横浜ランドマークタワーに触れ「高さ296メートルは、地震大国では驚異的。最先端の建築工学を駆使できる技術と富があって初めて可能になった」と評価。
また07年導入の緊急地震速報を「世界最先端の技術」と紹介し、今回の地震発生時にも「高い評価を得た」とたたえたとのこと。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙は、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載し、日本人の精神力の強さをたたえ、復興に向けてエールを送っています。
阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介し、「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明して、「今後、それらが示されるだろう」と期待を寄せたということです。
こういう時にこそ、日本人の真価が発揮されるのでしょう。
そして、海外の有識者は、日本人のレベルの高さを知っているんですね。

映画「落語物語」

slate史上初めて落語協会の全面バックアップを得て製作された映画「落語物語」が、公開されているようです。
落語界の映画通でもある「林家しん平」さんがメガホンをとったこの映画は、主演のピエール瀧、田畑智子のほか、総勢40人を超える現役の噺家さんたちが出演しているそうです。
movie「林家監督?」は、昭和の爆笑王・初代林家三平門下。
古典や新作落語はもちろん、特撮落語など、大変に個性的な噺家さんで、これまでにも「深海獣レイゴー」や「深海獣雷牙」を監督しています。
予告編です。→ http://www.youtube.com/watch?v=OOVliMj5o-8
今回、落語協会の全面バックアップが実現したことで、東京に残る4軒の寄席(上野鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場)での撮影も実現したそうです。
撮影に際しては、楽屋も開放されたため、着物や小道具、お囃子にいたる全てが本物で、寄席の高座や芸人同士のやり取り、独特な師弟関係も忠実に再現。
japaneseteaまた、高座着への着替えシーンなどに見られる所作の美しさも必見だということ。
落語界からは、柳家権太楼師匠をはじめ、柳家喬太郎、春風亭小朝、隅田川馬石さんら。ピエール扮する今戸家小六に弟子入りし、今戸家小春として落語家デビューする春木真人を、入門8年目の二つ目の「柳家わさび」さんが演じているそうです。
bicycle引っ込み思案な若者がベテラン落語家に弟子入りし、住み込みで働きながら師匠夫婦の愛情に包まれ、多くの落語家たちから叱咤激励されながら、一人前の落語家へと成長していく姿を描いているそうですが、さぁ、観に行こうか、どうしようか。
3月12日から全国で公開中とのこと・・・・。

落語の聴き熟し

京須偕充さんの「落語の聴き熟し(こなし)」という新刊。
Photo究極の落語鑑賞読本!! まず噺があって、登場人物がいて、噺家がいる…… 噺が表現したいことは何か、登場人物が本当に言いたいことは何か、それをどの演者がどのように表現するか……  噺の真意・人物の本音・演者の狙いを聴く。
最近は、「落語ブーム」というのも、かなり沈静化したのでしょうか。
一時、雨後の筍のように出版されていた落語本も、かなり少なくなって来ました。
どれもこれも似たり寄ったりの内容だったり、著者がまだ自叙伝や芸談を出すには早すぎるような噺家さんだったり、字を大きくして無理に一冊の本にした内容のないものだったり等々・・・・。
京須さんなら、ということで買ってみました。

2011年3月15日 (火)

実家も揺れて

午後10時30分頃、今度は郷里(実家)が揺れました。
隣町の静岡県富士宮市で、震度6強・・・・sign03
えっsign02富士宮で、し、震度6だってsign02
慌てて電話をし、何度かトライしたところ、両親と交信できました。
物凄く揺れて、瞬間停電になったようですが、すぐに復旧したとのことで、ひと安心。
海がないので安心ですが、山には「山津波」という恐ろしいのもありますからねぇ・・・。
ところで、我が家の前の小さな川を挟んだ向こう岸は静岡県静岡市清水区です。fuji
ここは、60ヘルツの中部電力のカバーエリア。
一方、我が家も富士宮市も、50ヘルツの東京電力のエリア。
川向こうは、停電することなく、明るく煌々としていたそうです。
フォッサマグナの上にある我が家です。
そもそも「東海地震」が言われてからもう何十年。
いよいよかぁsign01と、一瞬冷や汗が出ましたよ。
もう、何でもありですね。
でもまあ、とりあえず無事でよかった。

アクセス数


本日、無事に?「111,111件」アクセスを達成いたしました。

相次ぐ公演中止

国立劇場(大劇場・小劇場・演芸場など)の今月中の公演が中止になったようです。
メールを受信しました。
このような未曾有の危機への対策が万全に行われるよう協力するため、3月15日から31日まで、国立劇場、国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場の主催公演について、すべて開催を中止することといたしました。
何卒ご理解を賜りたく存じます。
主催者は公的な組織ですから、やはり仕方がないのでしょう。
節電もしなくてはいけませんから。

マグニチュード【9.0】

今回の地震のエネルギーの大きさを示すマグニチュードが、【8.8】から、なんと【9.0】に訂正されました。
この数値のプラス0.2で、エネルギーの大きさは2倍になっているということです。
我々の感覚で言えば、今まで経験した地震で発表されたマグニチュードをベースにしてみると、6で強い地震、7になれば大地震というイメージでしたから、今回は、本当に桁外れのエネルギーの大きさだったということですね。

度々ある評論

広瀬和生さんの評論がまだまだありました。
「孤高の名人」といわれる柳家小三治は「落語家」ではなく「噺家」であるとことにこだわっているという。「落語家」と「噺家」、一体何が違うのか、『現代落語の基礎知識』などの著書をもつ広瀬和生氏が解説する。
「落語家」か「噺家」かという問題に関して、明確に線引きをしている大御所が二人いる。立川談志、そして柳家小三治だ。
談志は著作の中では「噺家」と「落語家」と両方の表現を混在させているが、自身については「噺家なんぞと呼ばれたくない。
俺は落語家だ」と語っていたことがある。
「私ほど落語に深く興味を持った者は過去一人も居るまい」(『談志 最後の根多帳』)と断言する家元ならではの強烈な自負心の表われだろう。
「落語とは人間の業の肯定である」と定義づけ、自身の活躍で落語が「能のようになる」のを阻止した「中興の祖」談志には、確かに「噺家」より「落語家」が似つかわしい。
一方、小三治は「噺家」だ。
昨年落語協会会長に就任した小三治は、誰もが認める「孤高の名人」だが、「噺のマクラ」が異様に長いことでも知られている。
ときに「早く落語に入れ」と苛立つ客もいるが、ファンはその「長いマクラ」を愛している。
マクラを集めた本はベストセラーだし、玉子かけ御飯へのこだわりや駐車場のホームレスについて語った「マクラのCD」も売れた。
1時間も随談だけしゃべって落語を演らずに高座を降りることも、ファンにとっては充分に想定内だ。 
あるとき、その「長いマクラ」で確定申告について延々と語っているうちに、職業欄の話になった。
「私は落語家って書きたくない。噺家と書きたい! でも噺家って書いたら税務署から電話が掛かってきた。『クチアタラシイ……何です、これ?』って。そんなとこに税金払いたくないね!」
これには笑った。落語家と呼ばれたくない、という小三治の主張は一貫している。
「だいたい落語家なんて言い方、昔はありませんでしたよ。昭和初期には噺家と書いてた。『落語家』と書いて『ハナシカ』とルビが振ってあったモノもある」
※週刊ポスト2011年3月4日号

幻の?「花色木綿」

「扇子っ子連」の発表会が延期になりましたので、というか、地震対応に追われて、「花色木綿」は、"お蔵に入る"ことになりました。
勿論、"とりあえず"です。P1050528
自他共に、乱志も流三も、どちらかというと"人情噺系"を好んで演っている傾向にあるのを認めていますので、今回の「花色木綿」は滑稽噺ですから、貴重な持ちネタな訳です。
「花色木綿」は、憧れの名人で落研御三家の一人「喰亭寝蔵」師匠もお演りになったそうですし、何と言っても、「第1回全日本学生落語名人位決定戦」に出場した時のネタです。
この噺を聴いていただいて、当時落語協会の会長だった、先代の「柳家小さん」師匠から講評をいただいたという、宝物の噺です。
時を超えてチャレンジしてみて、とにかくテンポが大切な難しい噺であることを痛感しました。
こんな難しいのを、そんなことに気がつきもせず、偉そうに演っていた訳で、本当に"若気の至り"だと思います。
「昔はものを思はざりけり」です。
師匠から指摘していただいて点は、この噺だけでなく、落語っ子連で並行して稽古させていただいた「甲府ぃ」にも通じるところがあり、相乗効果があったと思います。
いずれ、近々「花色木綿」を披露拾させていただくことになりますが、これで、乱志・流三・永久の落語チャレンジの第一ステージに区切りをつけようと思います。
というのは、今までのステージは、学生時代にやったことのある噺を中心に、再チャレンジ・再生・完成が目標でした。
これからいよいよ、新しい噺にチャレンジする第二ステージです。
乱志は、とりあえず「佃祭」を選びました。
流三と永久も、意欲的に選んで行こうと思います。

2011年3月14日 (月)

珍しい光景

珍しい光景
今朝の上野駅正面改札の発車案内表示です。
大きな表示板に、数行の案内しか表示されていません。
常磐線快速の上野・松戸間しか運行していませんから・・。
シンプルなものです。
台風などで遅延や運休がある時でも、こんな風にはなりません。
「"無"計画停電」のおかげで、イライラしていたので、悔し紛れに見つけた、珍しい光景でした。

東京落語会も中止・・・

NHKの担当者の方から電話があり、今週末の「東京落語会」の中止の連絡を受けました。
代替公演も行わないということです。
実質的なことよりも、こういう状態の時でもあり、"歌舞音曲"の類は自粛しようということでしょう。
仕方がありません。

アクセス件数


こんな時にと言われるかもしれませんが、このプログのアクセス累計が、「111,111件」に近づいてまいりました。
最近のペースから考えますと、一両日中に到達する見込みです。
いつもご贔屓・ご愛読ありがとうございます。

人形町らくだ亭・・中止

200909060937000

地震の直後で、まだ心にわだかまる部分もありますが、一服の心の休息をお許しいただくことにしました。
恒例の「人形町かもめ亭」。
 ◆ 粗忽の釘      金原亭馬治
 ◆ 時そば        立川談幸
 ◆ 花見小僧      柳家小満ん
 ◆ 刀屋         柳家さん喬
長講「おせつ徳三郎」を、「花見小僧」と「刀屋」の上下に分け、小満ん師匠とさん喬師匠のリレー落語です。
・・・と楽しみに思っていたところ、主催者からのメール。
本日開催、第34回「人形町らくだ亭」公演は、諸般の状況により中止とさせていただきます。何卒、ご了解いただけますようお願い申し上げます。

計画停電の影響

6時前に駅に着きました。
常磐線の快速は、松戸・上野間のみの運行だそうで、こりゃまた大変です。
とりあえず、6時15分発があるようで、ホッとしたところです。
帰りもまた大変な状態になるのでしょうか?
JRの他の路線は、運休が多いようです。
色々なところに影響が出そうです。

心ない、品のない

「生涯で最大の恐怖の出来事だったけど、良い経験になったわね。」
「でも、おかげで色々話が出来て、とても楽しかったわね。」
「そうね。大変だったけど、有意義だったわね。」
(*`ε´*)ノ やっとの思いで家に帰る途中の駅のエスカレータ、その後方から聞こえて来た会話です。
trainどうやら、地震に遭って、どこかで足止めを食い、やっと帰って来たと思われる、40歳代の女性3人が、傍若無人、人目も憚らずに大きな声でしゃべっていました。
bomb私は、「何という不謹慎極まりない!」と振り返り、このとんでもオバタリアンたちを睨みつけましたが、このバカどもたちは、能天気に笑いながら会話を続けていました。
impact「確かに、おめえたちも家に帰る苦労もしただろうよ。大変だったろうよ。足止めを食った間に交わした会話は楽しかっただろうよ。だけどな、大切な家族や知人の安否が分からないまま、不安のどん底にある人だって、このエスカレータに乗っていたかもしれねぇんだぞ。もっと周囲に気を配れ。黙れsign01ふざけるなsign03」と、心の中で啖呵を切りました。
dash頭にくるやら、情けないやら。
心ない、品格の欠片もない、傍若無人なオバカタリアンの話でした。
今、思い出しても腹が立ちます。
あいつら、絶対に良い死に方をしませんよ。\(*`∧´)/
「唐茄子屋政談」のあの因業な大家のようでした。
punch本当にぼこぼこにぶん殴って、たんこぶに唐辛子を擦り込んでやりたかったですよ。 (`Д´)

またまたある評論

週間ポストの広瀬和生さんの評論。
今回は、立川談春さん。
古典落語の大ネタの数々で大観衆を魅了する「平成の名人」候補、立川談春。
彼は現代の落語人気を象徴する落語家だ。
21世紀に入り、それまで落語というジャンルに興味を持っていなかった新たなファン層が、大量に落語の世界に流入してきた。
いわゆる落語ブームとは「落語という未知のエンターテインメントの発見」であった。
新世代の落語ファン層の中核を成していたのが、エンターテインメントに対して貪欲な20~40歳代の「妙齢の女性たち」である。彼女らは、演劇を楽しむのと同じ感覚で、落語のライヴに足を運んだ。
そこで彼女らが発見したのは、「落語が与える感動」だった。女性に限らず、現代のエンターテインメントにおいて、観客が最も求めているのは「感動」である。
現代の落語ファンの最大の特徴は、「落語に感動を求める」ことにある。その、現代の観客の「感動させてくれ!」という要求に、最もストレートに応える演者が、立川談春だった。
彼は、古典落語の大ネタが与える「ドラマティックな感動」を、個性的な台詞回しと卓越した話芸のテクニックで鮮烈に表現し、落語という芸能の奥深さを知らしめた。
落語の真髄は人情噺よりも滑稽噺にこそある。
そして、僕は談春の滑稽噺のバカバカしさをこよなく愛している。
しかし、落語の世界に現代の観客を誘う「入り口」として、談春が『文七元結』『妾馬』『芝浜』『紺屋高尾』といった人情噺で与えたドラマティックな感動が、重要な役割を果たしたのは間違いない。
1984年に17歳で立川談志に弟子入りした談春は、キレのいい口調と骨太の芸風で二ツ目時代から「大器」と評されていたが、後輩の志らくに真打昇進で先を越されるなど、長く不遇の時代を過ごした。
大きく飛躍したのは、21世紀に入ってからだ。
卓越したテクニックに内容が伴い、真のスケールの大きさを示すようになった談春は、入門20周年に当たる2004年を節目として快進撃を開始、新たに落語に興味を持って流入してきた新規の客層を魅了した。
談春は、伝統芸能としての「話芸の粋」を体現する落語家だ。「名人」候補、と言われる理由はそこにある。
※週刊ポスト2011年3月18日号
へぇぇ、そうなんですか。
そんなに力を入れなくても、上手い人は上手い。
面白い人は面白い。好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。
私は、特別好きでも嫌いでもない。不遜なところが嫌い。
芸人さんの必須条件であるはずの可愛さがないのは・・?
それでいいじゃないですか。落語なんだから。
最近の人たちは、安易に感動し過ぎると思いませんか?
こういう人たちは、どのように感動したら感動するのかを知らないで、愚直に無邪気に感動したと思っているだけなんですよ。

国立演芸場の公演

国立演芸場も、地震の影響で、3月11日・12日の公演が中止となりましたが、3月中席公演のチケットは、他の公演日に座席の振替をしてくれるそうです。
振替ができない場合は、払い戻しということになるようです。
色々なものが特殊・特別対応になりますね。

2011年3月13日 (日)

大地震の犠牲者

東日本を襲った巨大地震で、宮城県警本部長は、犠牲者数について「万人単位になることは間違いない」と述べたそうです。
今回の大地震は過去100年間で、死者・行方不明者が10万人を超えた関東大震災に次ぐ大惨事になる見通しが強まったという、本当に痛ましい状況になってしまいました。

計画停電

菅総理大臣の国民に向けたコメントにあった「計画停電」。
地震のために、電力供給力が大幅に低下したことにより、計画停電を受け入れて、みんなで負担して行かなくてはいけませんね。
考えてみると、高度成長期初期の頃は、大きな台風などだけでなく、ちょっとした風や雨でも、頻繁に停電していました。
ろうそくの灯や懐中電灯の光で夜を過ごしたことも度々でしたよ。
いつの間にか、よほどのことがない限り、電気は常に通っているのが当たり前になりました。
あの頃を思い出せば、数時間の停電ぐらいなら、何とか我慢できるでしょう。
尤も、電気が前提でインフラが出来上がっていますから、当時とは違いますが。
風呂は薪で焚いていたし、飲料水は井戸水だったし、暖房は炭火の炬燵だったし。

佃祭

Photo_2

佃祭りというのは、佃島の鎮守住吉神社の例大祭で、3年に1度催されます。
佃島は隅田川の河口に浮かんでいた小島で、家康が攝津の国佃村の猟師を呼び寄せてここに住まわせてから、江戸市中に海産物を供給する漁村として発展しました。
漁民たちは故郷の名にちなんでこの島を佃島と呼び、故郷の住吉神社を勧請して島内に祭り、自分たちの鎮守様としたという訳です。
この佃島の祭(佃祭)は、徳川四代将軍家綱の誕生を祝って始められたとされていて、トレードマークは6本の大幟です。 
幟が風を受けてたなびく様子は広重の絵にも描かれているようです。
この佃の住吉さまのお祭りを背景にした名作「佃祭」にチャレンジしようとしています。
誰のをベースにしたら良いでしょうか・・・。

韓国旅行

今春就職する息子が、親孝行のつもりでしょうか、家内(母親)に韓国旅行をプレゼントしてくれました。
ちょうど地震の前日に渡韓し、昨日の夜帰って来ました。
羽田空港に夜7時15分頃に着き、ガラガラのモノレール・山手線・常磐線を乗り継いで、元気に帰って来ました。
地震があったこと、東北地方が大変な被害に遭っていることは、現地のテレビで知っていたようですが、家の部屋が散らかっているとは思ってもみなかったようで、地震で苦労した娘と二人で、呆れながらも思わず苦笑い。
まぁ、とにかく、家族全員の無事を喜び合いました。
それにつけても、地震被害の惨状の凄まじいこと。

策伝大賞

「落語の祖」と伝えられる岐阜市出身の僧・安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)(1554~1642)を顕彰し、次代の噺家(はなしか)を育成する「第8回全日本学生落語選手権『策伝大賞』」の決勝が先月行われ、「三流亭今壱(いまいち)」さん(岐阜大3年)が、地元勢として初の最優秀賞「策伝大賞」に輝いたそうです。
えっ?「三流亭」?
といっても、同門ではありません。
今年は、過去最多の全国50大学・大学院の学生228人が出場し、予選を突破した8人が、約1500人の聴衆の笑いと拍手を誘ったそうです。
わが後輩の「井の線亭ぽんぽこ」くんも、今年もチャレンジしたそうですが、残念ながら決勝には残れなかったそうです。
落語なんて、こんなコンテストをやっていいものなんでしょうかねぇぇ・・。
感性で鑑賞すればそれでいいと思うんですがねぇ。

九年母

Photo

「九年母(くねんぼ)」というのはミカン科の常緑小高木のこと。
インドシナ原産で、古く中国を経て渡来し、栽培される。
落語の「九年母」は、圓窓師匠が小噺を膨らませて落語に仕立てた噺だそうです。

2011年3月12日 (土)

発表会延期のお知らせ

「扇子っ子連」の発表会延期について、プログで延期のお知らせがアップされました。
明日、三月十三日に開催予定でした扇子っ子落語発表会ですが、地震のため、延期の決定をさせて頂きました。
ご来場を予定されていた皆様には大変申し訳ありませんが、十二日現在で余震もまだ治まらない中、明日足をお運び頂いて、万が一何か起こっては大変ですので…。
延期の旨をお知らせするすべなく、明日会場にお越しいただいたお客様に対しては、扇子っ子連より直接ご挨拶をさせていただきます。
延期後の予定が決まりましたら、告知させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

自宅までの遠い道のり

遠い自宅
昨夜は多くの人々、いわゆる「帰宅難民」たちが、勤め先などから歩いて帰宅していたようでした。
娘も、昨夜会社の同僚たちと4人で一緒に、都心のオフィスから歩いて帰宅したようです。
生まれて初めてと言っていいぐらい、長距離を歩いたでしょう。
約4時間ぐらい歩きづめだったようですから。
私は、仕事の都合もあって、夜を徹してオフィスにいて、今日も昼過ぎまで帰ることが出来ませんでした。
朝から、鉄道の各路線が運航を再開しているというニュースを聞いていたので、1時半頃に会社を出て帰途に着きました。
地下鉄銀座線の虎ノ門駅は人もまばらで、ホームに入って来た電車もガラガラでした。
「ゆっくり待っていて良かった。」と、ホッとしたのも束の間でした。
が、「これなら楽に帰ることが出来る」という安易な思いは、上野駅に着いて無残に打ち砕かれてしまいました。
JRに乗ろうとする人々で長蛇の列、駅への入場制限がされている様子です。
列に暫く並んでいましたが、なかなか動きません。
そこで、「イライラしながら待つよりは」ということで、昔とった杵柄ということで、「よし、歩こう!」と決心して、一路浅草方面へ向かうことにしました。
タクシー乗り場も長蛇の列です。
合羽橋あたりから浅草通りまで来ると、1台の空車のタクシーが通りかかったので停めました。
「松戸まで行ってもらえますか?」
「構わないけども、お客さん、渋滞で車が動かないよ。電車の方が早いと思うよ。」
・・・・そうか。世の中甘くない・・。
「ええ~い、歩くと決めたんだから、落語でも喋りながら歩こうか」と言う訳で、「大家さん、この裏も花色木綿」なんて言いながら、六区にかかりました。
すると、つくばエクスプレスの浅草駅の前に出ました。
駄目でもともと、駅で様子を聞いてみると、駅員さんが、「電車は動いていて、そんなに混雑せずに乗れますよ。」
「そうか、それじゃあ、南流山まで行こう。南流山からなら、歩いても半分以下だろう。」と、つくばエクスプレスに乗りました。
やや遅れ気味ながら、南流山駅に着き、JRの様子を聞くと、新松戸方面は10分待ちぐらいとのこと。
武蔵野線を待って、新松戸まで行くと、ちょうど常磐線(千代田線)の上り電車がホームに入って来たところ。
・・・という訳で、松戸駅に着いたのが3時30分頃でした。
一時は、5時か6時になるかもしれないと覚悟しましたが、予想外に早く帰宅することが出来ました。
それでも、いつもの倍以上の約2時間弱の所要時間でした。
駅から自宅に向かっていると、地震で壁材が剥がされてしまい、道路が通行止めになっている所がありました。
娘が一人で待つ自宅までは、さすがに遠い道のりでした。

大学入試も中止

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文部科学省は12~13日に後期日程試験などを実施予定だった国公私立大学のうち22校が、試験を中止すると発表したそうです。Toh_e_m_p
当然、わが母校も入っています。
こういう措置も当然だと思います。
・・・ということは、例えば受験前日に仙台入りした、別の地方からの受験生で罹災した人もいるのでは・・・?

発表会延期

扇子っ子連の発表会は延期することになりました。

昨日の寄席興行

ホームページで確認したところでは、昨日の寄席興行は、「鈴本演芸場」と「浅草演芸ホール」は、地震による交通マヒ等により公演中止にしたようです。
「新宿末廣亭」と「池袋演芸場」は、ホームページには特に表示や案内がありませんでした。
やっていたのかしら・・・。
いずれも、本日は予定どおりということのようです。

発表会どうする・・・

大地震は、スポーツ界にも大きな影響を及ぼしているようです。
東北地方以外でも、選手や観客の移動に支障が出ると予想されるため、Jリーグ全試合をはじめプロ野球オープン戦などの中止が次々と決定しています。
サッカーのJリーグは12・13日のJ1・J2の計19試合を中止。
節の全試合が行われないのはJリーグ史上初だそうです。
プロ野球オープン戦は12日の6試合全てと、13日のヤクルト―楽天(神宮)が中止。
この週末はバレーボールVリーグ全試合と中央競馬(中山、阪神、小倉)全てが中止等々・・・・。
扇子っ子連の発表会も、やはり「延期にするべき」いうトーンの意見が多いようです。
仕方ありませんね。

千年に一度・・?

今度の「東北沖大地震」は、記録が残る中で国内最大の規模(マグニチュード=M)8.8を記録したそうです。
1995年に起きた阪神大震災(M7.3)の約180倍という、とてつもない巨大地震。
気象庁は、太平洋沖の岩手県から茨城県まで、複数の震源域が連動して動き、巨大地震になったとみられると言っています。
専門家は「死者1000人を出した貞観(じょうがん)地震(869年)に匹敵する」と指摘しているとか。
「千年に一度」の大災害(大地震)ということですか。
【マグニチュード】
地震そのものの規模を表す尺度。また、その数値。
通常、震央から100キロ離れた地点にある標準地震計の最大振幅をミクロン単位で測り、その常用対数で表す。
(なんのこっちゃ分からん?)
マグニチュードが1増加すると、エネルギーは約30倍増加する。
震度とは異なる。

発表会どうする?

東北では、港が津波に飲み込まれています。
街が火に覆い尽くされています。
とても発表会の準備どころではなく、発表会の開催をどうしようかということになってしまいました・・・。
先ほど、リーダーの「千早亭当富」さんからメールが送られて来て、メンバーに、開催の是非についての意見を求められました。
本音では、何とかやりたいけれども・・・・、とてもそんな気分ではないし、それにお客さまも来てくださらないかもしれないし。
私は・・・、会社に一泊して、土曜日に帰宅できれば良いのですが、会社や家の状況によっては・・・。
自粛等と、過剰に反応する必要もないかもしれませんが、「そんなことやっている場合じゃない」という気もします。
それに、開催しても、私は出席できないかもしれません。
残念ですが・・。
そう返信しておきました。
さて、皆さんのご判断は・・・。

家族の安否

娘が、会社から自宅まで歩いて帰ったようで、1時前頃にやっと着いたようです。
自宅が柏だという会社の同僚と一緒だったようで、今夜は自宅へ泊めてあげるとのことでした。
無事は確認出来ていたものの、心配していましたが、一人ではなかったようなので安心しました。
実は、家内と息子は、韓国旅行に行っていて、土曜日の夜に帰国予定です。
娘によれば、リビングの花瓶が割れているとか、色々なものが落ちているとか、かなり散らかっているようです。
やれやれ・・・。
二人が無事羽田に着陸できるか・・・、やや心配です。

またある評論

「柳亭市馬」さんに関する広瀬和生さんの評論を見つけました。Photo_3
現落語協会会長の柳家小三治は、著書『落語家論』の中で「まともにやって面白い。それを芸と言うのだ」と書いている。
昨年12月に落語協会副会長に就任した柳亭市馬。彼は、「まともにやって面白い」落語家の代表格だ。
市馬は小三治と同じく五代目柳家小さんの弟子。柔和な笑顔と大柄な身体から発散される温かな雰囲気は、観る者すべてを和ませる。
語り口は極めて魅力的で、表情の使い方も実に巧みだ。
そして、声が抜群に良い。
落語界きっての美声の持ち主と断言してもいいだろう。
若い頃から「小さん一門の優等生」と言われていた市馬だが、ここ数年でケタ違いに面白さを増している。
市馬が殻を破ったきっかけは、2002年に小さんが亡くなったことだ。
師の存命中は周囲の目を気にして「模範的であろう」と努めてきた市馬だが、小さんは市馬に「若いうちはとにかくウケろ」といっていた。
その師匠が亡くなった頃、市馬より下の世代の若手真打たちが、それぞれ個性的な「自分の落語」で台頭してきた。
「このままだと自分は埋もれてしまう」と焦った市馬は、思い切って「自分」を噺の中に出すことにしたという。
「それを師匠も喜ぶに違いない」と信じて。
それが、市馬の才能を開花させた。
以前の生真面目な芸風からは考えられない大胆なギャグやアドリブを随所に盛り込むことで、市馬ならではの独特の世界が生まれた。立川談春は、市馬を「大人の風格がある」と評したが、まさにそのとおり。
人柄の良さがそのまま高座の爽やかさとなって表われている市馬は、談春とは別の意味で「将来の名人候補」といいたくなる大器だ。
当たり前の落語を、誰よりも心地好く聴かせてくれる柳亭市馬。
一般的にイメージされる「面白い古典落語」をのんびりと楽しみたい、という人には真っ先にお勧めしたい、何とも素敵な落語家である。
※週刊ポスト2011年3月11日号
逐一ごもっともだと思います。

江島屋

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先月の「紀伊國屋寄席」で、金原亭伯楽師匠がお演りになった、三遊亭圓朝原作「江島屋」。
道に迷った旅人が、老婆一人の小屋に泊めてもらうと、夜中にこの老婆が錦の布を火にくべて何やら祈っている。
見つかった旅人が訳を尋ねると、老婆は昔話を始める。
娘が庄屋に見初められ、支度金までもらって嫁入りすることになった。
そこで江戸の呉服屋に花嫁衣裳を頼んだが、12月3日の婚礼の日、大雨になった。
この花嫁衣装が、糊付けをしただけの代物だったので、濡れて糊がはがれ腰から下が落ちてしまう。
庄屋は支度金まで出したのに大変な恥をかかせたと怒って結婚は解消、娘とこの母親を村から追い出したため、娘は世を儚んで池に身を投げたのである。
老婆は娘の形見の花嫁衣装を少しずつ火にくべては、その呉服屋を呪っているのだ。
相手の呉服屋を聞くと「江島屋」だという。
この旅人、その江島屋の番頭だったのでびっくり。
相手の目をつぶそうと、灰の上にめの字を書き、これを火箸で付く老婆の形相にぞっとする。
夜が明けるのを待ち兼ねて江戸に戻ると、江島屋の女房が急病で死に、その片付けの最中に、今度は小僧が事故で死んだというので大騒ぎ。
番頭はあの恐ろしい老婆のことを胸に秘める決心をした。
その年の12月3日、主人に頼まれて蔵に入った番頭は、奥に腰までしかない錦の花嫁衣裳を着た娘がずぶ濡れになった姿を見て逃げ出す。
訳を聞く主人に、とうとうあの老婆の話をし、火箸で目を付く真似をした途端、主人の目に激しい痛みが走った。
それからは、花嫁衣裳の娘ばかりでなく、庭に老婆の姿が見えるようなこともあり、気味悪がった店の者も一人去り二人去り、とうとう江島屋は店をたたむことになる。

三遊亭圓朝が1869(明治2)年に作った「鏡ヶ池操松影(かがみがいけみさおのまつかげ)」の一部を独立させたもので、「江島屋騒動」とも言われます。
金原亭伯楽師匠が、落語だけではと、本にしています。
「いかもの(如何物)」と言われる、偽物(手抜きの)着物が発端となる怪談風の噺です。

2011年3月11日 (金)

大地震

物凄い災害になってしまいました。
【マグニチュード8.8】だなんて・・・。
学生時代に宮城県沖地震を経験しましたが、現地では、そんなものではなさそうです。
津波の恐ろしさを改めて知らされました。
仙台が、東北が、心配です。
大きく揺れた時は会社で仕事をしていました。
家族の無事もそれぞれ確認できました。
今夜は、電車は全てストップしていて、足も確保できませんから、会社に泊まります。

無弦さん(寝床)

201103061051000_2落語っ子連のボス、会長の「三流亭無弦」さん。
ギタリストで、師匠とはギターと落語のコラボレーションで、会(コンサート?)を開いたり、コラボCDを製作したりと、大変羨ましい方です。
「崇徳院」が印象に残っていますが、今回は「寝床」にチャレンジ。
幼い頃に、八代目桂文楽の「寝床」を聴いた大好きな噺で、いつかやりたかったそうです。
今回苦労されていたのは、名人の音源だったことでしょう。
文楽師匠だから許される言葉や言い回し・言葉の背景など・・、最早古くなってしまった台詞や演出が、オリジナルなものを作る邪魔をしていて、かなり師匠にも注意されていました。
ところが、そこはアーティストで、短時間のうちに克服されました。
声は、今回が一番出ていたと思います。
「落語はやってみて初めて分かる部分がある」という師匠の言葉が染みます。
自分の生き様を落語に表わすこと、これが単純に台詞を覚える対極にあり、そこを探して歩き回ってこそ、落語の稽古なのでしょう。
奥が深いものだ、と「無弦さん」の噺が教えてくれました。
考えてみると、私などは、このお父さんみたいなものですから、きっと笑われているのでしょう。

禁煙5ヶ月体重7キロ増?

「立川志の輔」さんが司会を務める、NHKの生活情報番組「ためしてガッテン」が、放送700回になるそうです。
その記者会見で、「タバコを辞めて5ヶ月になりまして。そして5ヶ月で7kg太った。腰痛持ちで、7kgの変化に腰も苦しんでいます。」とコメントしたそうです。
確か、ヘビースモーカーを自認していた志の輔さんだったはずで、禁煙とはまた・・・。
それにしても、"煙草をやめると太る"というのは本当なんですね。
そうか、自らそれを試して合点(ためしてガッテン)だったんでしょうか・・・?

「昭和の名人完結編」(3)


昭和の名人と言えば、やはりこの師匠が最右翼なんでしょうね。
五代目古今亭志ん生。
  ◇ 妾馬     古今亭志ん生
  ◇ お直し    古今亭志ん生
何度も言うようですが、私にはまだ、この志ん生師匠の良さ、人気の秘密が分からないんです。
なぜ、多くの方々が「古今亭志ん生」なんでしょうか・・?
それよりも、六代目を誰が襲名するのか、それが楽しみです。

流三(三方一両損)

2日目、インフルエンザに倒れた「三流亭窓蕗」さんの代演の高座。
演題を「三方一両損」に決めた天邪鬼な経緯は、既にご紹介させていただいたとおりです。
2日連続で来てくださった朝大師匠と叔父に感謝しながら、しくじらないようにと、それなりに緊張した高座です。P10507051i
何とかボロを出さずに済んだようですが、1ヶ所間違えた場所があります。
「吉っsign01」と言うべき所を「金公sign01」と、昨日の「甲府ぃ」の登場人物の名前を言ってしまったのでありますよ・・・トホホ。
気づいた人もいたと思いますが、なにくわぬ顔で続けました。
分かりましたか?
この噺は、江戸っ子の言い回しが随所に出て来て、啖呵を切る場面などは、喋るのがとても快感なんです。
それに、オリジナルのオチにしていますから。Rimg0025
大岡越前が、まあまあ上手くやれたかなと思っていたら、師匠のコメントでは、一頻りオチを話題にした後で、「大岡越前の噺は他にもあるから、別のをやってみたら」と言われました。
色々あります。
長講も多くあります。
「一文惜しみ」「帯久」・・。
また、大物狙いの変な虫が蠢いて来そうです。

2011年3月10日 (木)

飛びます、飛びます・・

(コント55号の)坂上二郎さんがご逝去されたそうです。
享年76歳。
「欽ちゃん・二郎さん」のコンビで一世を風靡し、「なんでそうなるの?」っていう番組で観たコントで、「飛びます、飛びます」と言ってステージを駆け回っていた姿が思い出されます。
それから、「学校の先生」という歌が好きでした。
台詞入りの、人情味溢れる歌でした。
♪小さな街の中学校にぃ〜・・あれから幾度ぃ校庭にぃ桜の花は咲いたろう〜karaoke
浅草六区で育ったコメディアン、昭和の芸人さんが、また一人いなくなりました・・。

後から知ったことですが、「コント55号」の「55号」というのは、プロ野球巨人軍の王選手(当時)のホームラン記録から取ったものなんだそうです。
昭和そのものですね。

まど絵さん(金明竹)

201103061119000

一昨年から2年ぶり2回目のご出演の「三流亭まど絵」さん。
作家で浮世絵や料理などの関係の著者もあり、多才な女性だと思います。
「金明竹」も、もともとが関西育ちだそうですから、関西弁は得意。 お使いの男の口上も、身振り手振りを入れて、単なる早口言葉にしていない所が、実にお見事でした。
会場で料理に関する著書を販売していたので、1冊買いました。

体調・体力

たかが素人落語ですが、素人なだけに感じるのは、落語もかなりの重労働だということです。P1050529
一席ご機嫌をお伺いすると、実は大変疲れます。
ぐったりしてしまうくらい。
ただ緊張感だけで立っている感じ。
でも、そんなに疲れていても、恐らくハイテンションのまま、一種の興奮状態から抜けられず、眠りづらかったりする。
プロの噺家さんなら笑止千万なんでしょうが、情けない話、正直なところ、連日の高座には、かなり体力が消耗しています。
ちょうど期末で仕事でも胃が痛いことも多くて。
P1050534_2先輩のIwさんからは、「お前は、ちょっとのめり込み過ぎだ。」と言われていますが、好きなことですから・・。
フィジカルな面でもありますよ。
腰が重たいのと、右足の踝あたりが痛いのと、腿が筋肉痛気味なところなんです・・・。
落語は座ってやる芸だから楽だろう、なんてとんでもない。
腰は、下半身は動かさず、上半身だけで演じるだけに、見た目以上の負担がかかるようです。201103051548001
師匠も五百噺を達成された後、随分腰痛に悩まされたようです。
確か歌丸師匠もご苦労されていましたよ。
踝は、昨年夏に足首をひねって捻挫した後遺症か、健気にメタボな重たい身体を支えている結果なのでしょう。
腿も、身体を支え、仕草と正座に耐えているのだと思います。
身体も鍛えなくてはいけませんよ。

びす太さん(からくり料理)

2011030612000001 びす太さん、体調が悪かったようです。
稽古不足がストレスになっていたのかもしれません。
ほかの素人落語のグループの人たちとも交流があるようです。
「落語っ子連」のレベルを貶めないように、なんてみんなからいじられています。
今回の「からくり料理」は、師匠の創作噺だそうで、蘊蓄のある噺でした。
師匠からは、やや辛口のコメントがありましたが、決して動揺しない強さがあります。
今回の噺では、稽古会の時から、真剣に緊張して落語をやること、大きな声を出すことを言われていました。 会場に、インターネットで買ったお茶を運ぶからくり人形を持参しての高座でした。

2011年3月 9日 (水)

旅の楽しみ

旅の楽しみ
下り(上り)の新幹線では右側(左側)に座るべし。
天気が良ければ富嶽が望める。
今朝も美しい姿を見ることができました。
考えてみれば、高校時代には、毎日見られたはずなのに。
もっともっと見ておいても、やっぱり今でも見たいし、美しい・・。
写真は、吉原の浮島あたりからのものです。

まど女さん(お菊の皿)

201103051532000 無弦さん・まど深さんと同様に、落語っ子連の"古株"である「三流亭まど女(まどんな)」さん。
ライターなだけに、台詞の中に様々なくすぐりを入れて演じます。
しかも、本番直前まで、色々と考えていたりしていて、その集中力は驚異です。
前回の「平林」の時もそうでした。
ご本人は、落語に詳しいわけではないから、たくさん噺を知っているわけではない。
だから、自分が聴いて面白そうだなと思う噺がやりたいという。
今回の「お菊の皿」も例外ではありません。
表情や口調が明るいので、物凄いアドバンテージがあると思います。
お菊さんがぴったりはまっていたようで、随分受けていました。

今日と明日

久しぶりの大阪出張です。
ある人から、「車両半ばにある終日女性専用車両と、右立ちのエスカレーターに気をつけて」なんて、お節・・、ご親切なアドバイスをもらいました。
誰に言ってるんじゃい!
・・ですが、ハイハイと、素直にお礼を言っておきました。
落語で疲れた身体が重い・・。

商人さん(悋気の火の玉)

201103051554000

商人さんは、前回からの参加で、今回が2度目の出演です。
今回の「悋気の火の玉」は、自身で選んだ噺でもあり、随分力が入っていました。
とにかく、何度も何度も稽古して、ネタ帳がボロボロになるほどです。
(誰かさんに、爪の垢でも煎じて飲ませたい。)
前回は初めてで無我夢中だったでしょうが、2度目の今回は、様子も分かって、色々な欲が出て来ると同時に、プレッシャーも大きくなって来たことでしょう。
楽屋でも、高座に上がる直前まで、おさらいをしていました。
ご本人としては、あまり満足の行く出来映えではなかったようで、やや沈んでいたようでしたが、気落ちなんてとんでもありません。
師匠もコメントされていましたが、声も大きく、取り組む姿勢も素晴らしく、とても楽しい一席でした。
出来・不出来は、師匠のようなベテランの大看板の噺家さんでもあるそうですから。
初回から裏を返したんだから、馴染みにならないといけません。

発表会の準備

Img_0001今度の日曜日は「扇子っ子連」の発表会。
本当は、8日が最後の稽古会・打ち合わせだったのですが、大阪出張の前日で、どうしても参加できませんでした。
リーダーの「千早亭当富」さんには、メールで連絡をし、出囃子のCDを持参することに。
初めての自主公演ですから、色々緻密な進行表が作られています。
成功しないはずがないと思います。
こういう接点が、何とも言えません。
そうそう、稽古もしないと・・・。

2011年3月 8日 (火)

窓口さん(替り目)

201103051608000

私の「甲府ぃ」は、人と人との縁を扱ったものですが、私と「三流亭窓口」さんとのご縁は、何とこのブログなんです。
一昨年の秋に、私のこのブログを見て、師匠のある落語会に、ご夫妻で来てくださったのがきっかけでした。
それから「木乃伊取り」のように、落語っ子連の仲間になってくださったという訳です。
今回が2度目のご出演で、昨年は「代書屋」でした。
会場には、奥様はもとより、ご友人が大勢ご来場で、大きな声で笑っておられました。
「替り目」は、お酒飲みの噺で、お酒好き(だと思われる)窓口さんにはぴったり。
高校時代に落研に所属していたことがあるということで、さすがに雰囲気・話術が面白くて、師匠も随分褒めていました。
お互いに、それなりの年齢になって、こういうご縁でお付き合いできるのも、「お祖師様」のお引き合わせかもしれませんね。

忠犬ハチ公

bus「JRハチコウ線は、渋谷から出ているんだよ」って言ったら、それを本当に信じた田舎の人がいました。
dog昭和10年の今日が、あの渋谷の忠犬ハチ公の命日だそうです。
あのハチ公像の前で待ち合わせしている若者たちは、ハチ公の物語なんて知らないかもしれません。
earビクターの犬、南極犬のシロ・タロなど、感心な犬は多いですね。
weepこういう人間は、既に去ぬ(いぬ)なんでしょうか・・?

まど深さん(紀州)

2011030612080001 長く本格的に朗読をやっているのと、着物に関する知識なども豊富で、色々教わるところの多い人です。
とにかく、取り組み方も真面目な人ですから、丁寧な語り口が魅力です。
今回の「紀州」は地噺ですから、師匠からは、オリジナルなくすぐりを考えるようにアドバイスがあったそうです。
本題に入る前のマクラも工夫していて、大したものです。
初日の本番と2日目の代演と、2日連続の「紀州」の出来はと尋ねると、同じ噺でも、出来も反応も全く違っていたそうです。
本番のテンションから解放されていたり、知人・友人が多く来場していたホーム状態の初日と、全て知らないこ人ばかりのアウェイ状態の2日目のギャップを物凄く感じたそうです。

扇子っ子連発表会

さあ、次は今度の日曜日は「扇子っ子連発表会」です。Img_0001
「花色木綿」をこれから仕上げたいと思います。
落語っ子連のまど女さんから、「流三さんって、人情噺(っぽいもの)は、嬉々としてやっている。好きなんですね。」って言われました。
ということは、滑稽噺はそうではないということ?
ある意味で正鵠を得ていて、トントンという噺は、少し苦手かもしれません。
そういう意味で、「花色・・・・」は、大変勉強になります。
学生時代は、数少ない、有力な持ちネタだったのですが・・・。

2011年3月 7日 (月)

真打競演

疲れて帰ってラジオで聴いたお笑い。
  
  ◇ 長命       橘家圓太郎

ほかに、三遊亭小圓歌お姐さんもご出演でした。
最近、あまり寄席に行っていないから、小圓歌さんを見ないなぁ。

おことわり

おことわり
「落語っ子連」の発表会は、ご贔屓のみなさまのおかげをもちまして、恙無く連日大盛況のうちにお開きになりました。
まことにありがとうございます。
ただいま、その状況をまとめています。Rimg0022
適宜、順不同になるかもしれませんが、アップして行きます。
打ち上げで聴いた、師匠のカラオケののど自慢なども・・。
しばしお待ちください。m(__)m
また、当日ご来場いただいた方々には、厚く御礼申し上げます。
私はといえば、図らずも2日続けて高座に上がらせていただくことになり、勉強させていただきました。

過剰包装?

過剰包装?
Amazonから届いた段ボールに入った品物。
A4版サイズで、高さ(厚さ)は10センチ以上あると思います。
ところが、中身は「落語ファン倶楽部Vol.12」がたった1冊のみ。
ちょっと、そりゃぁ中には何冊も注文する人もいるでしょうが、1冊だけでもこれ?
中も厳重に包装されています。
ちょっと、やりすぎという気がするのです。
ゴミで出すのも大変なんです。

居残り佐平次

「居残り佐平次」という噺について、こんな説明をみつけました。Photo
初代春風亭柳枝の作といわれる廓噺(くるわばなし)の異色作。
品川の女郎屋を舞台にして、憎めない佐平次という小悪党が活躍する。
佐平次は友達と品川へ遊びにきたが、金がなくて1人で居残る。
彼は酒の相手ができておもしろいので客の評判になり、「いのどん」とよばれて人気者になってしまう。
それでは店のほうで困るので、店の主人が、帰ってくれと頼む。
佐平次は、実は自分は悪人で追われる身だからといって高飛びの費用と着物をせしめて店を出る。
店の若い衆がついて行くと、居残り商売の佐平次だと名のる。
その報告を聞いた主人「そうかい、ちくしょう、どこまであたしをおこわにかける(だます)のだろう」「へへ、あなたの頭がごま塩でございます」という落ち(サゲ)。
この噺は大正時代に初代柳家小せんの十八番だったが、それを学んで創意を加えた6代目三遊亭円生の高座が傑出していた。
最近は落ちがわかりにくくなったが、内容の優れた名作である。
昭和30年代の「幕末太陽伝」という映画は、この噺をベースにして、フランキー堺扮する主人公が廓で活躍するというもので、それなりにヒットしたようです。
こういう噺は、当時の様子を知らないと、なかなか演じることは難しいと思います。
そういう意味でも、大きな噺だと言えるでしょう。
「落語CDムック」の付録で、立川談志師匠の音源が付いていましたが、談志師匠もよく「居残り・・」なんて言っているようですから、かなり意識をしている話なんでしょう。
この「居残り・・」
と、同様に大作だと言われ、いずれも三遊亭圓生師匠の十八番だと言われている「三年目」と、どちらが好きかと問われたら、私は間髪を入れずに「百年目」だと答えます。
こういうやつ(佐平次みたいなやつ)は嫌いですから。

サラリーマン川柳

Photo_3

今年もやって来ました。
先月中旬、某生命保険会社が例年開催している「サラリーマン川柳コンクール」の優秀100句が発表されました。
「小遣いを 下(ゲ)・下(ゲ)・下(ゲ)と下げる 我が女房 」
「指舐めて ページをめくる アイパッド」
「見栄で買い 使いこなせぬ 哀フォンだ」
「上司より 頼れる使える スマートフォン」
「ツイッター 本音書くには 文字不足」
・・・色々傑作がありますよ。

2011年3月 6日 (日)

第9回 落語っ子連発表会②

「第9回 落語っ子連発表会」の2日目。
「三方一両損」か「ねずみ」か迷っているうちに、開演時刻になってしまいました。
今日もお客さまがたくさん来てくださっています。
その中の二人、叔父と朝大師匠は、2日連続のご来場です。
本当にありがとうございます。201103061118000
◇ からくり料理   三流亭びす太
◇ 紀州        三流亭まど深(代演)
◇ 金明竹      三流亭まど絵
        仲入り
◇ 三方一両損   三流亭流三(代演)
◇ 寝床        三流亭無弦
◆ 九年母      三遊亭圓窓
びす太さんも体調が芳しくないようでしたが、頑張って一席お伺いすると、師匠から「声が小さい」という指摘を受けていました。
まど深さんは、昨日本番をやって、かなりテンションが下がったと言いながらも、何の何の、一生懸命の高座です。
後で聞いた噺ですが、代演の今日は、良くも悪くも"身内"が客席にいないので、完全なアウェイ状態で、なかなか受けずに苦労したと言っていました。
そんなものでしょうかねぇぇ。201103061549000
私は、常にアウェイの気持ちですから。
まど絵さん、無弦さん、いずれも大熱演。
師匠の「九年母」は、師匠が小噺を膨らませたものだそうで、「九年母(くねんぼ)」というのは、ミカンのような果物の名前だそうです。
今日も昨日と同様に、大盛況でした。
ご来場ありがとうございます。
何とか、「三方一両損」で恙無く代演を勤められました。

代演の噺

会場に着いて気がついたことがあります。
今日出演する「三流亭まど絵」さんは、2年ぶりの出演なのですが、2年前にもご来場された方が何人ぐらい来て下さるのか尋ねたところ、5~6名はいらっしゃるという・・・。
それではその方々は、私の「三方・・・」を二度聴くことになります。
よし、それなら別の噺にしようと、先週やったばかりの「ねずみ」に変更しました。
ただ、「ねずみ」は、師匠の前で稽古させてはいただきましたが、落語っ子連の噺として稽古していただいた訳ではないので、師匠がお許しくださるかどうか・・・。
開演直前まで「三方一両損」か「ねずみ」か、迷っていました。
ところで、大変ありがたいことに、昨日に続いて2日連続でご来場くださった、私のお客さんが2人いました。
一人は、私の叔父です。Rimg0033
そして、もう一人は、落研の大先輩の「愛詩亭朝大」師匠です。
叔父には、先週の制作したCDのお披露目で「ねずみ」をやらせていただいたので、2週連続で聴いてもらうのは申し訳ない。
朝大師匠は、受付で「今日も流三が出演するそうだが、何をやるのかな?」と、「三流亭まど女」さんにお尋ねになったそうです。
まじ女さんが、「ねずみでもやろうかと言っていますよ」と答えたところ、「ふう~ん、彼(流三)は、ねずみが得意だからねぇ」と仰ったとか・・・。
そういえば、昨年朝大師匠が入院された時、落語を入れたウォークマンをお貸ししたのですが、ちょうど「学士会落語会」で「ねずみ」をやるために、かなりの数の噺家さんの「ねずみ」を入れていたので、ねずみだらけのウォークマンだったので、朝大師匠はそう思われたのでしょう。
それなら、朝大師匠の裏をかこう!
ということで、迷った末に「三方一両損」をやることに決めました。
なんともはや、天邪鬼・・・・。

歩き稽古

Rimg0020

突然の代演に戸惑いながら、前日とは違う噺ということで「三方一両損」を考え、今日も池袋駅から要町まで、歩き稽古、というかおさらいを。
昨夜は疲れて帰ったので、全く稽古していませんから。
2ヶ月前に、地元の老人会の新年会でやったので、何とか出来るのではないかと・・・。
それに、今度中学生の教科書にも、師匠の「三方一両損」が採り上げられると聞きましたので、ちょうどタイムリーだなと思い、すっかりそのつもりで会場入りしました。
それにしても、師匠は、教科書でどんなオチにするんだろう。
私が考えたオチを使ってくださるだろうか・・、なんて。

お江戸OB落語会の案内状

OB落語会の案内状
志ん志師匠が発送してくださった案内状がもう届きました。
郵送で受け取ると、何か別の落語会のような気がして、新鮮に思います。
志ん志師匠に感謝。

落語でデート

本当に久しぶりに目が覚めていて聴くことができました。
日曜日の朝6時からの番組ですから、なかなかつらいところがあります。

  ◇ やかん    三遊亭圓生

昭和の名人三遊亭圓生師匠といえば、大きな噺ばかりが想像されますが、意外にも、こういうあまり大きくない噺もあるんです。
というのは、独演会などで、ひとつは長講、もうひとつは軽めの噺という組み合わせが多かったはずです。
「江戸の四季」とか「おかふぃ」とか・・・。

啓蟄

二十四節気の「啓蟄」は・・・、大地が暖まって、冬の間地中にいた虫が這い出てくる頃ということです。
この休み2日間は、比較的暖かかったです。
本当の春も、もうすぐそこですね。

2011年3月 5日 (土)

甲府ぃ

Rimg0029

「甲府ぃ」・・・、取り立てて面白い訳でもなく、ストーリー展開が激しい訳でもなく、ごく穏やかな噺で・・・。
それだけに、やり方によっては、お客さまがだらけてしまい、つまらないものにもなりかねないという噺・・・。
甲府・身延山・お祖師様(日蓮上人)という、故郷のお馴染みが出て来るということで、学生時代に覚えて、その後自身の結婚披露宴の余興の最初に、新郎自身が演ったという、縁のある噺なんです。
その時に、同期の「宝亭六方」さんと「多趣味亭こり生」さんに、披露口上をやってもらったりして、思い出深い噺です。
今回は、当時の記憶を頼りに、ネタ帳を作らず(紙に落とさずに)にやってみました。
師匠がよく仰っている「活字で覚えちゃいけないよ。感情(了見・感性)で覚えなくては。」を、私なりに咀嚼したつもりでチャレンジしたという訳です。
恐らく、若い頃にちょっとだけでも触れていたから、何とか口から出て来たのでしょう。
(実は、来週の扇子っ子連の発表会での「花色木綿」も同じなんです。)
思えば、昨年は「浜野矩随」をやり、師匠からお褒めの言葉をいただいたので、今年の緊張もかなりのものでした。
不思議なことに、出来良し悪しは全くわかりません。
大きな失敗もないかわりに、大きな手応えもあったような気もせず・・・。Rimg0034
・・師匠のコメントは、まず「(師匠の最初の師匠である)柳枝の十八番の噺をやってくれて、とても懐かしかったよ」・・。
それから、「流三さん、この噺の難しさが分かる?」みたいな質問だったと思います。
「・・・・? はっ?」
「この噺の主人公はね、物凄い堅物なんだよ。その男が、最後には洒落(オチ)を言うことがW出来るようになる。その心理や様子の変化を表現してもらいたい。」
「・・・。? えっ? は、はいっ・・・。」・・・。
これ、かなり高いハードルだとおもうのでありますが・・・。

第9回 落語っ子連発表会①

P1050528

いよいよ「第9回 落語っ子連発表会」の初日が開演です。
会場は満員のお客さまで熱気むんむん・・。
まずは、落語っ子連の会長の「三流亭無弦」さんからご挨拶。
もともと、無弦さんと師匠とのご縁から始まったグループですから、9回目を数える発表会は、感慨無量なものもあるでしょう。
私は、今回が4回目の出演です。
  ◇ 紀州        三流亭まど深
  ◇ 替り目       三流亭窓口
  ◇ 悋気の火の玉   三流亭商人
           仲入り
  ◇ 甲府ぃ       三流亭流三
  ◇ お菊の皿     三流亭まど女
  ◆ 雛鍔        三遊亭圓窓201103051548001
この発表会の特長・売り物は、出演者が一席終えた後に、必ず師匠が出て来られて、コメントしてくださることです。Rimg0028
9回目になったこともあり、師匠もかなりレベルの高い期待をしてくださり、笑いを入れながらも、芸の指導や芸談などを織り込んで、なかなか演者にはスリル満点なんです。
それにしても、稽古の時とは違い、みんなの上手いこと。
火事場の「●●ちから」というやつです。
それぞれの高座の様子は、おいおいご紹介することにしましょう。

楽屋で

仲入りの時に、楽屋で師匠と歓談。
話題の中心は、先日の紀伊國屋寄席の「柳田角之進」のことでした。
当日のオチの仕込みだった、囲碁の「跳ね」という言葉の話。
娘が死んでしまうというストーリーにした訳。
演題を「柳田"角"之進」としている理由。  などなど・・。
それから、ご来場いただいた、落研の先輩で学生時代から師匠と親しい「愛詩亭朝大」師匠のことなど・・・。
仲入りの時間はあっという間に過ぎてしまい、仲入り後の開演です。
「食いつき」を仰せつかった私は、師匠に挨拶をして高座へ・・・。
一番緊張する一瞬です。

会場の様子

Photo

やはり、かなり早くからご来場の方もいらっしゃいました。
そして、開演近くになると、用意した座席はほぼ満席状態になりました。
私の身内や落研の先輩や友人の方々も、10名以上来てくださいました。
ありがたいことです。
同時に、緊張がだんだん高まって行きます。
楽屋では、2回目の出演の「三流亭窓口」さんが緊張の面持ちで、一生懸命稽古をしています。
さあ、いよいよ開演です。

残念なこと

110305_134800

発表会の2日目に出演予定の「三流亭窓蕗」さんが、インフルエンザにかかってしまい、休演せざるをえなくなってしまいました。201103051548002
音楽教室で、生徒さんから移されたかもしれません。
さらに、音楽教室のオーナーの「三流亭まど音」さんまで、具合が悪くなってしまいました。
・・ということで、二人の代わりに誰か代演を入れようということになりました。
・・・・私と「三流亭まど深」さんが、師匠にもお許しをいただいて代演をさせていただくことになりました。
お二人には、大変申し訳ないのですが、「さあて、何をやろうか」と・・。

会場の準備

201103061048000

発表会の会場「プラサギターラ」は、要町交差点にあり、昨年も使いましたので、勝手知った安心感があります。
贅沢を言えば、やや狭いのと、中が散らかっているのがネックなのですが、貧乏所帯ではいたしかたないところ。
高座作りと椅子並べなど、昨年に比べると随分スムーズです。110305_142148
後は、出演者の最後の悪あがき?の稽古。
5時開場にしていますが、かなり早くご来場のお客さまもいるので。
師匠も4時半過ぎに入られました。

発表会の朝

やはり緊張するものです。
誰のせいでもなく、自分の責任ではあるのですが、「もう少し時間が・・」とか、「あそこをもう少し・・」なんて言っても始まらない。
家を少し早めに出て、池袋から要町まで歩いて、最後の稽古にしようと・・。
いい天気になりました。
さあ、どんな発表会、どんな出来になりますことやら。

OB落語会の宣伝

OB落語会の宣伝
落語っ子連の発表会の会場で、「お江戸OB落語会」を売り込もうという訳。
葉書大の裏表にチラシと挨拶状を印刷してみました。

一人酒盛

先月の東京落語会で柳家小さん師匠がやった噺。
上方バージョンと江戸バージョンがある様子。

引越ししたばかりの男の家に友人が遊びに来る。
男は酒でも用意するからゆっくりしてくれと言いつつ、自分は壁紙を貼っているのでちょっと火を起こしてくれ、水を汲んできてくれ、うどんの出前を頼んできてくれと、友人に酒の準備を全てさせてしまう。
さて、壁紙貼りが終わり、飲み始めると酒はほとんど男が飲んでしまう上に、男は酒癖の悪く、友人に向かって言いたい放題。
友人は終いには怒って帰ってしまう。
そこに出前を頼まれたうどん屋が着き、「今すれ違った人は、注文しに来た人だと思うが、えらい怖い顔で出て行きましたよ」と言うと、男が「放っておけ、酒癖の悪い男だ」。Photo_2
八つあんが道を歩いていると、仲のいい熊さんが手招きをしています。
なんだ、なんだと寄っていくと、いいお酒が手に入ったから一緒に飲まないかと言う。
もちろん、八つあんに異存のあろうはずがありません。 
熊さんは、奥から一升瓶を引っ張り出してきます。
八つあんは、気を利かして、肴を買いに行きます。
楽しい酒盛りが始まりました。
まずはお酒の持ち主である熊さんが一杯いきます。
おいしそうに飲み干した熊さんは、湯飲みに酒をつぎます、さて今度は八つあんが、一杯もらおうと楽しみにしていると、そのままぐいっと飲み干してしまいました。
せっかくの楽しい酒盛りです。
一杯や二杯のことで文句を言うようなことは八つあんはしません。
だいいち、お酒は熊さんのものです。
向こうが二杯飲んで、こちらが一杯というのが、礼儀というものでしょう、と八つあんは、自分を納得させ、次こそはと楽しみに待ちます。
熊さんは、そんな八つあんの気持ちにはお構いなく、今度は酒をなみなみと湯飲みについで、そのまま自分の口に運んでしまいました。
傍にいる八つあんもだんだん腹が立ってきました。
そして、とうとう「てやんでぇ、こちとら江戸っ子でい。酒なんて、家に帰れば浴びるほどあるんだい。畜生。おめぇの酒なんかいらねえよ」と怒って出ていってしまいました。 
上機嫌の熊さん「なんだ、あいつは怒り上戸だったのか」。
こういうパターンは、落語ではよくある気がします。
故意か天然かは分かりませんが、全くのマイペースの人が出て来る噺。「猫の災難」なんていうのも、ちょっと似ています。

お江戸OB落語会の案内状

談亭志ん志師匠が、「お江戸OB落語会」の案内葉書をOBの各位に郵送してくださったそうです。
いよいよ、矢が放たれたという感じがします。

2011年3月 4日 (金)

隅田川馬石さんから


「ぜひおこし下さいませ お願いいたします。 馬石」

隅田川馬石さんから、鈴本演芸場の中席の案内葉書です。
出来たら行きたいなあと思います。

ブラックコーヒー

ブラックコーヒー
何故か、コーヒーをブラックで飲むようになりました。
今までは、ダイエットのため砂糖は入れていませんでしたが、ミルク?は入れて飲んでいました。
去年の夏、ある場所で、何気なくブラックで飲んだコーヒーがとても美味くて、それ以来、コーヒーはブラックで飲むようになりました。
インスタントコーヒーも、一杯170円~200円のカフェでも、400円の会社の近くの喫茶店でも、1,000円以上する専門店でも。
夏でもアイスコーヒーは飲まなくなりました。
缶コーヒーだけは飲みません。飲みたくありません。
落語には全く関係ありません。
あ、そう言えば、落研時代に、近くの女子高の生徒が二人、落研の部室にインスタントコーヒー(NESCAFE)と粉末のミルク(Nido)を持って遊びに来てくれたことがありました。
二人が帰る時に、ノートに残してくれたコメント。
「こうし(コーヒー)てはいられないけど、二度(ニド)来たい」。
この二人のうちの一人が、後に落研に入部したと噂に聞きました。

発表会の準備


気がつけば、発表会の前日になってしまいました。
噺の稽古もさることながら、いろいろ準備をしないといけません。
私は、発表会のプログラムの担当です。
私がプログラムを作るのは今回で3度目で、自他共にプログラム係になりました。
原案はできているのですが、まだ印刷・コピーしていませんでしたから、"100円ショップ"でコピー用紙を買って来て、とりあえず120枚ぐらい作らないといけません。
試しに、白のほかに緑と青のカラー用紙も買ってみました。
当日忘れないようにしないと・・・。

そういえば

                                                       そういえば
先日の叔父のCD制作のお祝いの会の会場は竹橋だったので、衣裳の入った例の黒いバッグを肩にかけて、三越前から歩きました。
「おじさぁん、おじさん旅の人でしょ?」
「私の腰が立ちました。ねずみの腰が抜けました。」・・・なんて、ぶつぶつ言いながら・・。
途中、常盤橋のたもとで、渋沢栄一翁の像を見つけました。
実は、このあたりも何度か通っていたはずなのに、こんな大きな像に気がつきませんでした。
そういえば
それから大手町へ抜けて、当日の落語の成功を祈って、将門の首塚で手を合わせて、お堀沿いに平川門方面に向かいました。
将門さんのご利益は・・、ありました、ありました。

2011年3月 3日 (木)

出世豆腐

今夜(今朝?)も「ラジオ深夜便落語100選」。
 ◇ 出世豆腐   三遊亭歌司
歌司師匠十八番の人情噺「出世豆腐」という演題なので「甲府ぃ」なのかなと思いましたが、「徂徠豆腐」でした。

パンダ一色

パンダ一色
まだ一般公開はされていませんが、上野(駅)周辺は、先日来日したパンダの話題で一杯なようです。
                        パンダ一色
"銭湯で上野のパンダの噂かな"・・ですか。
この春は、花見とパンダ見で、大変な賑わい・混雑になるでしょう。
あまり人混みに紛れ込みたくありませんが、暫く仕方ないでしょう。  
パンダ一色
パンダ2頭の名前が楽しみです。

お江戸OB落語会の香盤決定

Ob大変嬉しいことに、5月の「お江戸OB落語会」に"紅一点"の出演者が決まりました。
新たに出演が確認できたのは、「杜の家くるみ」さんです。
これまた"筋金入り"の落語娘で、地元の横浜で定期的に開催されている素人落語会の常連で、50周年の時も出演してくれました。
何と噺だけではなく、特技の「南京玉すだれ」もご披露してくれるようですから、バラエティに富んだ会になりそうです。

「第2回 お江戸OB落語会」
  たらちね  破れ家笑児
  替り目   喰亭寝蔵
  笠碁    南亭蕪生
    仲入り
  子ほめ   杜の家くるみ
  百川    談亭志ん志
  佃祭    金願亭乱志
 

妙法寺

私の御朱印帳
妙法(みょうほう、
Skt:Saddharma)とは、仏教において第一の最勝で不可思議なる法をいう。
原語はサンスクリットで「法(dharma)」に「正しい・真の・善(sat)」を被せたもので、用語としては原始経典の『法句経』などでもすでに見られる。
多くの場合はこれを「
正法」と訳し、竺法護も『法華経』の原題を『正法華経』と名づけた。
しかし
鳩摩羅什はこれを『妙法蓮華経』と訳し直した。
したがって『法華経』の正式名称が『妙法蓮華経』であることから、一般的に『
法華経』を指して「妙法」という。
何のことかよくわかりませんが、日蓮宗のお題目の中にある言葉ということで良いのでしょう。
それを冠した「妙法寺」は、全国各地にあります。
調べてみた一部です。
  
・世田谷区の日蓮宗寺院。しだれ桜、おおくら大仏で有名。
  ・新潟県長岡市の村田妙法寺(由緒寺院)。
  ・山形県天童市。吉田守隆が切腹した寺として知られる。
  ・杉並区にある日蓮宗の本山(由緒寺院)。「厄除け祖師」。
   
※落語「堀の内」のお祖師様です。
  ・横浜市戸塚区にある日蓮宗の寺院。
  ・神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺院。
  ・神奈川県鎌倉市山崎にある日蓮宗の寺院。
  ・山梨県南巨摩郡富士川町にある日蓮宗の本山(由緒寺院)。
   
※落語「鰍沢」の毒消しの護符のお寺。
  ・神戸市兵庫区の寺院。
  ・神戸市須磨区の寺院。
  ・兵庫県神崎郡福崎町にある日蓮宗の寺院。
  ・大分県佐伯市にある寺院。
  ・新潟県佐渡市にある寺院。

ある評論

「週刊ポスト」に、広瀬和生さんの評論が掲載されていたそうです。
現代の若手実力派は型破りな落語家だけではない。
気難しい「落語通」をも唸らせるような、伝統的な古典落語の名手もいる。
その筆頭が、柳家三三。
誰もが認める「若手本格派の大器」だ。
三三は現在36歳。
1993年に柳家小三治に入門し、2006年に真打昇進する頃には既に「将来の落語界を背負って立つ逸材」といわれていた。
最大の魅力は、その「口調の良さ」だ。
聴き心地が良く、キレもある。落語に「伝統話芸」としての味わい深さを求める観客には、最も好まれるタイプの演者である。
端正な三三の語り口は、とりわけ人情噺や怪談噺など、高度な話芸のテクニックを必要とする演目において真価を発揮する。
江戸から明治にかけて活躍した「落語界最大の巨人」初代三遊亭圓朝。彼が創作した『真景累ヶ淵』『怪談牡丹灯籠』『文七元結』といった人情噺の数々は、後世の落語家にとって、話芸のテクニックを問われる「試金石」のような意味合いを持つことになった。
その圓朝作品を、三三は実に見事に語ってみせる。
口調が良い、語り口が端正というだけでは「落語が上手い」ということにはならない。
落語家が高座で描き出す世界に観客が自然に引き込まれてしまい、我を忘れる。
それが「落語が上手い」ということだ。
かつての三三には「自分の言葉」が欠けていた。だから、口調の良さが必ずしも落語の面白さに結びつかないこともあった。
だが、彼は今、独自の演出で「自分の落語」を確立させる段階に入ってきた。
三三は落語が大好きで、実に研究熱心だ。
彼が今まで「上手い」と絶賛されてきたのは、まだ「三三伝説」の序章に過ぎない。
彼はこれから大きく飛躍する。
その過程をリアルタイムで追えるのだからラッキーだ。
「進化する若手本格派」柳家三三に、ぜひご注目いただきたい。
※週刊ポスト2011年2月25日号
感じ方、評価の仕方はそれぞれですから、内容については特にありません。
私も嫌いな噺家さんではありませんから、なるほどと思う部分も多くあります。
勿論、荒唐無稽な、アホみたいなことですが、私は、この柳家三三さんという噺家さんの良さが分からない。
理解することを拒絶している気がしています。
その原因は、彼に対する一種のジェラシーかもしれません。

2011年3月 2日 (水)

大学生の仕送り

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学生時代、私も親から仕送りをしてもらっていました。
ある調査によると、大学生への仕送りの昨年の平均月額は7万1310円と、一昨年に比べ約2800円減り、80年代初頭の水準まで低下しているそうです。
全国大学生協連(加盟212大学)の学生生活実態調査だそうです。
この水準の低下は、親の厳しい経済状況が要因と思われ、下宿生の生活費に占める奨学金の額、割合はともに過去最高となったとのこと。
食費は30年前の水準以下に落ち込み、書籍代などを切り詰めながらの学生生活が思い浮かびますね。
仕送り額は01年以降ずっと下降を続けており、10年はとうとう83年を下回ったそうです。
仕送りがゼロ円という下宿生も、10人にひとり以上の10.5%で、前年より0.3ポイント増え、奨学金は下宿生月平均で2万6740円、過去最高だった前年を310円上回ったと。
下宿生の親の年収は500万円未満が30%になり、10年前の24%から6ポイントも上昇しているそうです。

そうか、私たちの時代に近い水準ですか。
物価の上昇や大学の授業料の上昇を考えると、我々の頃よりもキャッシュフローは厳しいかもしれません。
私は、地方の国立大学でしたから、その点は、ほんの少し楽だったかもしれません。
授業料は年間36,000円。
仙台では、賄い2食付きの下宿で月30,000円、アパートで月18,000円程度だった気がします。
落研の先輩のいる地元テレビ局の報道部や事業部などでアルバイトをさせてもらい、一生懸命に落語の勉強?をしていました。

ラジオ深夜便

真夜中に、NHKラジオを眠気を抑えながら、聴きました。
朝1時から「ラジオ深夜便落語100選」。

◇ 半分垢      三遊亭大楽
◇ 蝦蟇の油     柳亭市馬

小噺に

お正月に帰省した時のものでしょう。
母が参加している俳句の団体の月刊誌に、その時の句が「珠玉抄」ということで、先生?のコメントとともに掲載されたとか。
 "小噺に 箸を休めて 初笑い"
先日の叔父の会の様子も、今頃はもう何句か作っているかもしれません。
いい歳をした息子が、道楽で落語をやっていると、有名?になっているかも。

師匠の柳田角之進

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紀伊國屋寄席での圓窓師匠の、1時間を超えようかという長講のマクラで、演題が「柳田格之進」ではなくて「柳田角之進」になっていた訳が分かりました。
「この噺は、志ん朝さんから教えてもらいました。」の一言。
そうか!師匠の「柳田・・・」は、古今亭のものか。
古今亭は、「柳田角之進」と言っています。
従って、師匠のも「格」ではなく「角」を使っているという訳でしょう。
だからと言って、志ん朝師匠の部分などは全く気がつきません。
完全に師匠の語り、噺になっているのです。
この噺も、講釈物の人情噺ですから、確かご多分に漏れずオチがありません。
師匠のことだから、きっとオリジナルのオチがあるだろうと期待していたら、やはり予想通り、実に巧妙な仕込みオチになっていました。
囲碁の用語に「跳ね(る)」という言葉があるそうです。
辞書で調べると・・。
(「綽」とも書く)囲碁で、互いの石が接するとき、相手の進行を止めるために斜めに打つこと。
とあります。
萬屋(よろずや)源兵衛さんと柳田角之進は、囲碁が縁で知り合い親しくなった仲ですから、この仕込みは実に自然でした。
そしてもうひとつの注目点だった娘のおきぬさんの運命。
師匠は吉原に身売りし、そこで病気になって死んでしまうという悲劇にしていて、ハッピーエンドではありませんでした。
ところで、師匠のHP「圓窓落語大百科事典"だくだく"」は斯界随一の内容と量を誇るものだと思いますが、今回の「柳田角之進」についても、内容は異なるものの、丁寧にコメントをしておられます。
http://ensou-dakudaku.net/furrok/ya.html
それにしても、この噺もまた、人の世の心の往来を描く名作だと思います。
柳田の堪忍袋などという表現もされますが、実に深いものです。

徒然草

3

三遊亭兼好じゃなくて、吉田兼好の「徒然草」。
先日、仁和寺の話題が出ていましたが、「徒然草」は、あやしうこそものぐるほしけれな文学だと思いますよ。
中でも、私は第109段の「高名の木登り」というのが印象に残っています。
高名の木登りといひし男、人を掟てて、高き木に登せて、梢を切らせしに、いと危く見えしほどは言ふ事もなくて、降るる時に、軒長ばかりに成りて、「あやまちすな。
心して降りよ」と言葉をかけ侍りしを、「かばかりになりては、飛び降るとも降りなん。
如何にかく言ふぞ」と申し侍りしかば、「その事に候ふ。
目くるめき、枝危きほどは、己れが恐れ侍れば、申さず。
あやまちは、安き所に成りて、必ず仕る事に候ふ」と言ふ。
あやしき下臈なれども、聖人の戒めにかなへり。
鞠も、難き所を蹴出して後、安く思へば必ず落つと侍るやらん。
<口語訳>Pc00116
高名の木登りといった男、人を指図して、高い木に登らせて、梢を切らせるに、とても危うく見えた程は言う事もなくて、降りる時に、軒の高さばかりに成って、「あやまちするな。
心して降りよ」と言葉をかけますを、「そればかりになっては、飛び降りるとも降りれる。
如何にかく言うか」と申しませば、「その事に御座います。
目くるくるめく、枝危き程は、己れが恐れますれば、申さず。
あやまちは、安き所になって、必ず仕る事に御座います」と言う。
賤しい下臈なれども、聖人の戒めにかなう。
鞠も、難しき所を蹴出して後、安く思えば必ず落ちるとありますやら。

マネージャーのリスクマネジメントのあり方を語る一段だと思います。
そうそう、油断大敵ということ。

2011年3月 1日 (火)

銀座から虎ノ門

久しぶりに地下鉄の銀座駅で下車し、気分を変えて銀座通りから外堀通りを虎ノ門までの歩き稽古。
勿論「甲府ぃ」。
4日後に迫って来ましたが、まだボロボロ・・。
落ち着きが肝心な噺ですから、「どっしり感」と「ほのぼの感」の工夫が必要です。

仁和寺にある

三遊亭兼好、じゃなくて吉田兼好の「徒然草」の第52段。Photo_2
仁和寺にある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩よりまうでけり。
極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果し侍りぬ。
聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。

その仁和寺。
世界文化遺産に登録されている真言宗御室派総本山だそうですが、境内にある「御室八十八カ所霊場」のお堂の仏像3体が盗まれてしまったとのこと。
罰当たりがいるのものですなぁ。
盗まれたのは、千手観世音菩薩2体と弥勒菩薩1体で、高さは90~95センチ。霊場の順路(約3キロ)に点在する小さなお堂に安置されていました。
この霊場では、以前(01年)にも、仏像約40体が、09年に1体が盗まれているそうです。
仁和寺のある法師が、年をとるまで石清水を拝んだことがなかったので、それを残念に思って、ある時、思い立って、ただひとり、徒歩で参詣した。
ところが彼は、極楽寺や高良社などを拝んで、これで願いがかなったと思い込んで帰ってしまった。
そして、仲間に向かって、「長年思っていたことを、ようやく果たしました。評判以上に尊いお宮でした。それにしても、あの時に、参拝の人たちが皆、山に登って行きましたが、山の上に何事があったのか。気にはなったけれど、神へ参るのが目的なのだと思って、私は山の上までは見物しませんでした」と言ったそうだ。
少しのことにも、案内者は持ちたいものである。
Photo
そういえば、私の郷里でも、もう10年以上も前でしょうか、富士山が綺麗に見える場所にあった、6体のお地蔵さん(六地蔵)の頭(首から上)の部分が盗まれたことがありました。
犯人は捕まっていなかったはずです。
私は、ことさら信心深い訳ではありませんが、本当にどういう了見でこんな酷いことをするのでしょう・・・。

黄色い電車復活?

Photo

この春、東京メトロ銀座線に新型車両が導入されるそうです。
東洋初の地下鉄として昭和2年に開業した際に導入された“黄色い電車”を彷彿とさせる車両デザインを採用する一方、消費電力の削減や乗り心地向上など最新技術が採り入れられているようです。
毎日お世話になっている路線なので、新しい車両は楽しみです。

黒いバッグ

落語を再開してから、発表会などの時には、黒いビニールのバッグに衣裳や小物を入れて出かけます。

オール千円ショップで買った代物です。
着物や扇子や手拭いを入れる時は、ちょっと緊張しながら詰め込みます。
かなり慎重に準備するのですが、今年1月の時は、羽織の紐を入れるのを忘れました。
ある人に、「携行品のチェックリストを作ったら」とアドバイスされましたが、なにぶんO型ですから、まず実際に確認する前に、チェック欄に印をつけてしまうでしょうから、到底役に立ちそうにありません。
このバッグを肩に掛けて歩くのが好きです。
行きは、ぶつぶつネタをさらいながら、少し緊張しながら歩くのです。
帰りは、済んだネタを反芻しながら、心地よい疲労感に浸りながら。
この、ややけだるい往復もまた、私にとっての落語の魅力なのかもしれません。
(また"誰かさん"から"ナルシスト"だと笑われますか・・?)
≪ナルシスト≫
ナルシシストとも言う。自己陶酔型の人。
語源となったナルキッソスは大層な美少年。
ある日川辺を歩いていたナルキッソスは、水の中に美しい少年を見かけます。
彼は水の中の少年に惹かれ、その場を動かず、来る日も来る日もじっと少年を見つめつづけていました。
水の中の自分に恋してしまったナルキッソスは、やがて憐れに思った神により水仙の花に姿を変えられました。
水仙は今でも水の中の自分を覗き込むように咲くのです。
あはは・・・。

発表会

今週末の落語っ子連の発表会に、何人か来てくださるようです。
バカなやつの道楽にお付き合いくださる訳で、本当にありがたい限りです。
Iwさん、Ikさん、Yoさんご夫妻、Nさん・・。
会社関係の先輩・同期・同僚の方々・・。
そうそう、扇子っ子連のメンバーの方々も何人か来てくださるかも。
恥をかかないように、とりあえず稽古はしておかないと。
      (*^o^)/\(^-^*)

持参金

先月の「東京落語会」で、「瀧川鯉昇」師匠が演った滑稽噺。
ものすごく不精な男が主人公。
彼のところに、以前五円を借りた友人が金の返済を迫りに訪れる。
「ある時払いの催促なし」だったはずがこんなことになり困ってしまう主人公。
と、そこへ長屋の吉兵衛さんが訪れる。
話を聴くと、何と嫁さんを世話してくれるんだとか。
ところが、この嫁さんが凄い御仁だったのだ。
「歳は31。体型は寸胴で、色は透き通るように黒い。額は恐山のようにジャカボコで繋がり眉毛、目は小さくて鼻は上を向いている。
口は大きくて、それとは関係ないだろうが物凄いおしゃべりなんだ。知識は豊富なのだが口が軽い。
しかも、最大の欠点としてお腹に来月産み月の赤ちゃんがいるんだが、如何?」
こんなものをもらいたがるはずはない。
当然、男は断るが、吉兵衛さんに「五円の持参金が付く」と言われてもらうと即決してしまった。
一安心していると最初の知人がやって来る。
男が「お金の算段がついた」と言うと、知人は謝りつつ何故金が入用になったのかを話し始めた。
「実を言うとなァ、出入りしていた店の代理で会合に行ったんだが、そこで無理やり酒を呑まされてフラフラになっちまったんだよ。
店に帰ってグロッキーになっていると、そこへ女中のお鍋がやって来て介抱してくれたんだ。
酒で神経をやられていたのか、そのお鍋に手をつけて身ごもらせてしまったんだよ。
だが、お鍋って奴が色は透き通るように黒くってねぇ・・・」
そこで何かおかしいことに気づく男。
「困ってさ、知り合いの吉兵衛さんに相談したら、『五円の持参金をつけて誰かに押し付けちまえ』ってアドバイスされたんだ。
で、その“誰か”を吉兵衛さんに探してもらって、自分は五円を算段すべく走り回っていたんだ」
ここで話の道理が見えた男。知人に、吉兵衛さんから縁談を勧められ、その持参金で借金を返すつもりだと言うと知人はあきれ果ててしまう。
「俺がお前から五円を返してもらって、それを俺が吉兵衛さんの所へ持って行き、吉兵衛さんが持参金としてお前に渡す。
お前が俺に五円返し、俺が吉兵衛さんに…。
何だい、これじゃあ五円が只グルグル回っているだけじゃないか!?」
「アラマ、『金は天下の廻り物』だって言うけど、本当だ。」
発想は面白いですが、何か汚らしい感じのする噺だと思います。
もっと題材を変えてやればと思いますが・・、それじゃつまらないですかねぇ。

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