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2011年2月26日 (土)

馴れ合い

国技と言われるスポーツ?が、様々な疑惑で揺れています。
baseball先日、プロ野球解説者の「Tさん」が新聞でコメントしていましたが、例えば、ファーストベース上で、1塁手とランナーが言葉を交わしていたりすると、「馴れ合いだ」と言われることがあるそうです。
プロスポーツというのは、戦いざまを見せる商売ですから、相手チームの選手同士が笑顔で会話をしている所を見たら、観客としては違和感のある人も多くいることでしょう。
実際に馴れ合っている訳ではなくても、ショーマンとしては、観客やカメラの視線を意識することは重要なことだと思います。
それこそ、「李下の冠・瓜田の履」ということです。
勝負を見せるスポーツやショーは、ストイックなまでに戦う雰囲気を演出することも、時には必要。
それから、某国技で、握り拳やガッツポーズをよしとしていない理由や謂れ、あるいはマナーを、アスリート自身がしっかり理解しておかないといけませんね。
その上で、自分の力を存分に発揮して真剣勝負する。
それこそがスポーツの醍醐味だと思います。
ただ勝てばよいという訳ではないと思いますね。
落語でも、上下や座布団の方向など、基本的なルールや作法がある訳で、そういうものをきちんとした上で演じること。
師匠が最近仰る「品のある芸」ということでしょう。
"君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。"
君子は未然に防ぎ、嫌疑の間(かん)に處(お)らず。瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず、李下(りか)に冠(かんむり)を正さず。
(現代語訳)
君子たるものは、人から疑いを招くような事を未然に防ぎ、嫌疑をかけられるような振る舞いはしないものだ。(取ろうとしていると勘違いされぬように)瓜
(うり)畑の中で靴を穿(は)くような仕草をしたり、李(すもも)の木の下で冠をかぶりなおしたりはしないものだ。
要は、他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるべしということです。
人の前に出る人ほど、品のない(卑怯な)言動を行ってはいけないということだと思います。

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