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2011年2月 7日 (月)

仇討ち禁止令

2月7日は、春風亭柳朝師匠のご命日だけでなく、面白い?日でもあります。
そういえば、昨夜のラジオ寄席で「春風亭柳昇」師匠の特集、今日が「春風亭柳朝」師匠のご命日ですが、昔は「柳昇」と「柳朝」の区別がつかず、これに「春風亭柳橋」師匠が加わると、訳が分からなくなってしまいました。
今はそんなことはありませんが、落語を知らない頃は、そんなものでした。
Photo1873年の今日は、太政官布告「復讐ヲ嚴禁ス」(復讐禁止令・仇討ち禁止令)が公布された日だそうです。
仇(あだ)討ち(敵討ち・復讐)というのは、主君や親兄弟などを殺した相手を討ち取って恨みを晴らすという、究極の報復行動といえますが、江戸時代には、武士階級で慣習として公認されていたのです。
人を殺しても、番所に届けて「敵討ち」と認定されれば、その人は罪に問われなかった。
そればかりか、むしろその行為は美化され、古典芸能の能や歌舞伎で取り上げられて、大衆の人気を博したり、現代文学や演劇のテーマにもなっています。
「忠臣蔵」なんていうのは、その典型的なものです。
しかし、当然のことながら、今ではご法度ですね。
落語にも、「宿屋の仇討ち」「花見の仇討ち」「高田馬場」などで、仇討ちを扱う噺がありますが、全て狂言やご趣向の世界です。
このあたりが、むやみに人を殺さない落語の真骨頂ですよ。

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