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2011年1月18日 (火)

紬(つむぎ)

落語で、それなりの頻度で着物を着るというのに、着物のことや織物のことはほとんど知りません。
よく「あれは結城だから」とか「大島は高いよ」なんて聞きますよ。
どうやら反物(布地)のことだろうぐらいの知識しかありません。
この間など、「紬」と「縮み」を間違えたり、「チヂミって韓国風ピザ」だと思っていたりして・・。
もう大変です。600x5002011011300033 お恥ずかしい限りで。
「紬」は、本繭よりも劣るとされる太くて節の多い玉繭から紡いだ手撚りの玉糸(節糸とも言う)やくず繭と呼ばれる変型した繭から紡いだ紬糸を機織りの緯線・経線の片方若しくは両方に用いて織った布をいい、手撚りした糸(紬糸)の太さに均一を求めない。
このため本繭から作る絹糸を用いた布の表面が絹独特の光沢を帯びるのに対し、紬は鈍い光沢を放ち表面に小さなこぶが生じ、独特の風合いをだす。耐久性に非常に優れ、数代にわたって着繋がれることから、相応の価格で取り引きされる。

紬は丈夫なことから古くから日常の衣料や野良着として用いられた。このことから材質が絹であっても正装に用いてはならないとされ、外出着若しくはお洒落着として用いられることが多いが、近年では略正装程度であれば用いる場合がある。
紬の着物は大きく3種類に分類できるそうです。
【結城紬・大島紬】…最高級品とされる紬の着物で、制作に1年かかるといわれます。あまりに高価なため、若い人が着用することはあまりありません。日本の古典的な幾何学模様などを始め、伝統的な模様が多く制作されています。
【米沢紬・上田紬・郡上紬・塩沢紬など】…カジュアルな格子柄や縞模様の着物で、普段着として楽しめるラフな着物です。
【色無地の紬】…1色で染めた布地に一ツ紋を入れた紬です。元々は着物を極めた年配の方が着用する場面が多かったようですが、最近では初心者でも着こなしやすいという理由で若い世代にも人気があります。
江戸時代は、"身分"の差によって、衣服に対する厳しい規制があったそうです。
ところが、「紬」は、養蚕農家では商品化できない(粗悪品とされる)繭糸を使って織りあげていて、一見絹には見えないほど質素なものと思われていたために、百姓や町人などの身分の低い人々にも着用が許されていたんですね。
だから、今(明治以降)と昔(江戸時代)ではイメージが違うんです。
これは、理解して落語をやらないといけませんね。

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