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2011年1月30日 (日)

紗(しゃ)と絽(ろ)

Iromuji41

どちらかかは分かりませんが、夏の寄席の噺家さんは、透き通った生地の着物で高座に上がる人を見かけます。


「紗(しゃ)」は、縦糸と横糸をからめて織った、「からみ織り」の一種。
通気性があり透けて見えるのが特徴で、紋紗、裏縞紗などがある。
「絽(ろ)」は、3〜5本の横糸で間隔を作った織物。透け感のある真夏用の着物。
通風性があるので、真夏の礼服、訪問着などの着物として着られる。
紗も絽も、「もじり織り」という技法を使ったもの。
これは、一段目に織った縦糸を、二段目では隣り合った日本を左右交換して(もじって)横糸を通します。
次の段では縦糸をもとの位置に戻して横糸を通します。
こうすると縦糸の隙間が大きく開いて透けて見えるようになります。
「紗」は、このもじりを全体に施した物で、織糸のよりも強く、「織り」生地になります。
「絽」は、何段か平織り(普通の折りかた)をしてもじり織りを行なうので、見た目の特徴は、横に透き模様に見えます。
織糸はそれ程撚りをかけないので生地にした後、柄を染めることが出来ます。
「紗」と「絽」で格の高低はありませんが、日本では染めの着物は正装にふさわしいとされていますので、「絽」を用います。

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