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2011年1月23日 (日)

ラジオ寄席

日曜日の夜の楽しみ。
東京かわら板によれば、〈内容未定〉になっています。
今夜は、三代目三遊亭金馬師匠の特集です。
  ◆  居酒屋     三遊亭金馬
  ◆  寝床      三遊亭金馬
金馬師匠が名人と言われるのは、明るさと分りやすい芸風によるところ大でしょう。
今夜の「居酒屋」は、50年前の録音ですが、活き活きとしています。
「寝床」も明快な運びが若々しい。
これも50年ほど前、亡くなる3年前ぐらいの録音です。
「居酒屋」のことに少し触れておきます。
昭和初期、「居酒屋の金馬か金馬の居酒屋か」というぐらいに、三代目三遊亭金馬師匠はこの噺で売れに売れました。
もちろん、戦後も人気は衰えず、金馬師匠生涯最大のヒットといっていいでしょう。
特に、独特の抑揚で、「できますものはけんちんおしたし」と早口で言い、かん高く「へーい」と最後に付ける小僧の口調がウケにウケたわけです。
噺そのものはさして面白いわけでもなく、ただ、いい年をしたオッサンが子供をいたぶるというだけのもので、これといってギャグもないのに、こんなにも人気が出たのは、ひとえにこの「金馬節」とでも呼べる口調の賜物だったのでしょう。
この「居酒屋」の原話は、文化3年刊の笑話本「噺の見世開」中の「酒呑の横着」のようです。

本来は、続編の「ずっこけ」とともに、「両国八景」という長い噺の一部だったようですが、金馬師匠が一席噺として独立させたとのこと。
金馬師匠の速記にも、「ずっこけ」をつなげて演じているものがあるそうです。

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