狂歌
年末に、三山亭多楽師匠が、狂歌を2首送ってくださいました。
私は、狂歌(幸か)不幸か・・・、道灌(歌道に暗い)なので、こういう時には気の利いた「返歌」をするのが本式なのでしょうが、到底できるものではありません。
2首のテーマが、昨年世間を騒がせた、あの歌舞伎のおバカ役者の話題でしたから、私も15分ぐらいで必死で悶え苦しみ、"狂歌もどき"を作ってみたのですが・・・。
頂戴した狂歌は、ここでご紹介する訳には行きませんので、私の作った駄首のみ披露させていただきます。
"えひがさめ じだんのさきも みえもせで
いまだなりたや くにのおたから"
こういうものも、説明をしてはいけないのでしょうが、洒落と掛詞を申し上げます。
「えひ」は、酔いと海老。「じだん」は、示談・次段(次の幕・芝居)。「さき」は、酒と先(将来)。「みえ」は、見えと見栄。「なりたや」は、なりたやと成田家(おバカ役者の屋号)。
ということで、"酒酔いから覚め、自分の愚かさからも醒め、相手との示談も済ませたエビという役者。軽率な行動で、これからの自分(芝居)の先行きも見えない状態だというのに、まだ(人間)国宝になりたい(なれる)なんて思っているのでしょうか・・・。"という・・・。
どんなもんざんしょ・・・・。
あっ、ここで謎かけが整いました・・。
多楽師匠と乱志とかけて セカンドバージンと解きます
その心は 京香と恭子(きょうか)の火花が見ものです
・・・・どうも、こちらの方が気が楽ですね。
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