落語「七草」
「この季節にしかやらない珍しい噺」ということで、三遊亭金馬師匠で聴いたことがあります。
正月7日に食べる「七草粥」の囃子に、「七草なずな、唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に、トントンぱたりトンぱたり、イテテッテッテッテ‥‥」と歌われているそうです。
「大陸から渡ってくる鳥の翼にはいろいろな害虫や病気があるので、日本に渡って来る前に七草粥を食べて厄を落とし、元気で1年間を過ごそう」 というのが、この囃子の由来だという説もあるとのこと。
そして、三遊亭金馬師匠は落語「七草」で、「七草囃子」を面白おかしく演じています。
・・・どんなストーリーだったかなぁ・・。
七越という花魁は美人で芸達者だが、料理をつまみ食いをするというのが悪い癖。
ご内所からお座敷では絶対につまみ食いをしないように言い含められて、最初は言いつけを守っていたものの、ついに我慢できなくなって、骨の硬いホウボウという魚をつまみ食いして、その骨が喉に突き刺さってしまいます。
客が、痛がっている七越の背中を箸で叩きながら、「トントンパタリ、トンパタリ」とやると、七越が、「イテテッテッテッテ」・・。
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