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2010年12月 7日 (火)

法論石

落語「鰍沢」の舞台になる、甲州小室山妙法寺のすぐ近くの懸腰寺
に安置されている、日蓮聖人と土地の法印との間で法論が起きた
際、空中に石を留めたという故事に基づく「法論石(ほうろんせき)」。
妙法寺は、犬が身代わりになって食べた饅頭の毒を護符で消した
ということから、毒消しの護符が圓朝の三題噺の一項目になった訳
ですな。
落語「鰍沢」の主人公は,まずこの法論石を参拝し、小室山でこの
毒消しの護符を受けた後で雪の中を身延山に向かいますが、雪道
に迷い、偶然、吉原の遊女だった月の輪のお熊の茅屋に宿を借りる
ことになるのです。
路銀目当てのお熊により、毒入りの卵酒を飲まされますが、小室山
の毒消しの護符のおかげで一命をとりとめることになるのです。
さて、四代目の三遊亭圓生と「法論石」のつながりについて、ちょい
と調べてみました。
この法論石のお堂の床下に、墨だけになった、四代目の千社札が
残っているそうなのです。

Horonseki写真の右上に黒く字が見えますが、四代目三遊亭圓生と書いてあるのです。
※写真をクリックすると、拡大されて字が読めます。

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