« 高座本「甲府ぃ」 | トップページ | ・・になります »

2010年12月 9日 (木)

朝ぼらけ

明け方を表わす言葉シリーズ。今回は「朝ぼらけ」。
辞書には、「夜のほのぼのと明けるころ。夜明け方。"あけぼの"より少し明るくなったころをいうか」、とあります。
   "あさぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里にふれる白雪"
・・・なんていう歌もあります。

旧制第二高校校歌「天(そら)は東北」の一番の歌詞をご紹介します。
  天は東北山高く       水清き郷七州の
  光り教えの因るところ    庭のあしたの玲瓏の
    露に塵なし踏みわくる        我
れ人生の朝ぼらけ
あの土井晩翠作詞の名歌にも、「朝ぼらけ」が出て来ます。
Kisho2「人生の朝ぼらけ」って、これからどんどん明るくなっていく感じが出ていて、とても好きなフレーズです。
学生時代が「人生の朝ぼらけ」なら、今の私は「人生のたそがれ」と言うんですかねぇ。
そのうちに、「誰そ彼」でなく、自分のことすら分からなくなってしまう「誰そ我」・・・?
「人生の朝ぼらけ」だった人も、だんだん「人生の浅ぼけ」になる?

« 高座本「甲府ぃ」 | トップページ | ・・になります »

徒然」カテゴリの記事