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2010年12月 3日 (金)

芸道の階級

「中村仲蔵」や「淀五郎」などで話題になった芝居の役者の階級。
落語、芝居、相撲・・・、いずれにも階級があります。
一概に語れませんが、こんな感じなんでしょうか・・?

    【落語】      【芝居】      【相撲】
    真 打      名 題              幕 内
    二つ目      名題下       十 両
                                              幕 下
                    相中上      三段目
    前 座         相 中            序二段
              新相中        序の口

比較は難しいですが、相撲の世界が一番厳しいでしょうね。
落語は、どちらかと言えば、真打になってからが本格的なスタート。
"名家"に生まれないと出世が難しい芝居の世界。
相撲は、実力のみの勝負。温情も世襲もありません(よね)。
が、だからと言って"芸"の道の厳しさもすさまじいものがあるはず。
最近騒がれている、自分で「人間国宝(≒名人)になる」なんて馬鹿なことを言っているような酒・女・素行の3拍子が揃って悪い輩の料簡では、絶対に無理ですね。
まず、立派な人間にならなくては。

≪名人は 上手の坂(上)を ひと登(昇)り≫
名人の技は、上手といわれる人の技量をも一昇りで越えてしまう。
名人がいかにすぐれた腕前をもっているかというたとえ。
≪名人は人を謗らず≫
名人ともなると他人の短所をとがめ立てるようなことはしない。

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