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2010年12月 1日 (水)

正面を切る

先日、蕪生師匠と「正面を切る」という言葉の話題になりました。
「落語も、素人だとしても、正面を切れないとね。」と蕪生師匠。

Nakazou

相手とまっすぐに向き合うという意味から、「堂々と」「改まって」「気を引き締めて」などの意味で一般的にも使われている「正面を切る」という言葉。
元々は、歌舞伎の世界から生まれた言葉なのだそうです。
歌舞伎の舞台上で、お客様に面と向かい(客席の正面に向かい)、口上を述べたり演技をしたりすることを指す言葉で、演劇でも同じように使われているようです。
「そこは正面切って」と言われたら「お客様の方に向かって」という意味になります。

Imagejpg正面を切る噺(演技)というのは、役中の人物が堂々として立派であることを表したり、決意を独白したり、感情を露わにしたりして、お客様を噺の世界に誘い込むために不可欠なものだということですね。
「あの人は、正面が切れるねぇ。」と言われたいと思います。

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