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2010年12月12日 (日)

去り状

Ka_karibarai

Or170541「去り状に無筆は鎌と椀を書き」という江戸川柳があるそうです。
文字を知らない(無筆の)夫が、 離縁を申し渡す言葉を綴れないので、鎌とお椀の絵を描いたという・・・。そのこころは「 かまわん」という洒落。
「去り状」というのは、夫から妻に渡す離縁状のことで、「三行半(みくだりはん)」とも言われます。
この「去り状」には、夫が離婚を決めたという宣言と、妻に再婚を許可するという趣旨が、3行半にまとめられていたことから、「三行半」と呼ばれるようになったそうです。

時代が下って、夫婦連名による離婚届になってからも、離婚することを意味して三行半という言葉だけが残っています。さらに、離縁まではしなくても、一方が愛想をつかしたという意思表示程度でも「三行半をつきつけた」といわれるようになっています。
確かに本文は3行半になっていますねぇ・・・。 
   一札之事
  一其許義、此度手前存寄有之候て
   離縁致遣候間、向後再縁は勿論如何様之
   儀有之候共、此方差構無之候、為後日
   離別状仍て件如
       年 月 日        本人名 印
   妻の名 どの

「いっさつのこと
ひとつ そこもとぎ、このたび てまえ ぞんじより これありそうろうて
りえんいたしつかわしそうろうあいだ、こうごさいえんはもちろんいかようの
ぎこれありそうろうとも、このほうさしかまえこれなくそうろう、ごじつのため
りべつじょう よってくだんのごとし」
  
「仍て件如(よってくだんのごとし)」というのは、こういう場所に使われている訳ですね。
「あぁぁら我が君・・・・。」じゃないんだ。

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