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2010年11月14日 (日)

廓・花魁・傾城・禿

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やはり、読み方の難しい漢字は廓噺の中に多くあります。
あ、そうか。「廓」というのもなかなか難しい漢字ですね。
それでは、今回は吉原シリーズで、「廓」「花魁」「傾城」「禿」あたりを。
「くるわ」・「おいらん」・「けいせい」・「かむろ」と読みます。

「廓(くるわ)」は、「遊廓(ゆうかく)」のこと。公許の遊女屋を集め、周囲を塀や堀などで囲った区画をいいます。一区画にまとめてあるのは、治安や風紀を公権力側が統制するためで、成立は安土桃山時代。別称に「遊里」「いろまち」「傾城町」などがあります。

「花魁(おいらん)」は、吉原遊廓の遊女で位の高い者のことを言います。妹分が姉女郎を「おいらん」と呼んだことから転じて上位の吉原遊女を指す言葉となったそうです。「おいらん」の語源については、妹分たちが「おいらの所の姉さん」と呼んだことから来ているなどの諸説があるんだとか。今日では、広く遊女一般を指して花魁と呼ぶこともあるようです。
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「傾城(けいせい)」は、電鉄会社ではありません。「漢書」外戚伝の「北方に佳人有り。…一顧すれば人の城を傾け、再顧すれば人の国を傾く」から来ていて、その美しさに夢中になって城を傾けるという意味から、絶世の美女や遊女。近世では特に太夫など上級の遊女をさしています。
「傾城の恋はまことの恋ならで金持ってこいが本当(ほん)のこいなり」
「傾城に真(まこと)なしとは誰(た)が言うた真あるほど通いもせずに」
男と女の関係は、このあたりになってくると実にややこしい。

「禿」は、「はげ」と読まずに「かむろ」と読むことにしましょう。

禿(かむろ)とは、肩までで切りそろえた児童期の髪型。、またその髪型をした者のことで、 狭義では、遊郭に住み込む童女をさすようです。禿(はげ)のことではない・・・。

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