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2010年11月29日 (月)

ふつつか

落語「たらちね」の言葉が丁寧なお嫁さん(お清さん)が、輿入れをするにあたって、八五郎に向かって「賤妾浅短(せんぎょくせんだん)にあって是れ学ばざれば勤たらんと欲す」と言います。
この意味は、「ふつつかで無学ではありますが、(せめて)勤勉にお仕え申し上げたく存じます」ということでしょう。
この「ふつつか」。
普段あまり使う言葉でもありませんし、たまに見ても、ひらがなで表記されることが多い気がするのですが、漢字で書くと「不束」なんだそうです。
この「不束」というのは当て字で、「太束(ふとつか)」が転じたもの。
古くは「太くて丈夫なさま」を言い、ネガティブな意味合いはなかったのだそうです。
平安時代になり、優美繊細の美意識が浸透し、太いものを指すこの言葉は、情緒に欠けた野暮ったい意味を含むようになります。
さらに中世以降は、風情のなさや風流でないさまが中心的な意味に変わり、近世になって「不調法」を含むようになったそうです。

辞書で調べると・・・・

 ・気のきかないさま。行きとどかないさま。不調法。
 ・太くて丈夫なさま。
 ・太くてぶかっこうであるさま。
  ・風情がなく、下品であるさま。無骨。
     ・・・なるほど。

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