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2010年11月19日 (金)

若手の噺家さん

先日の「馬津郷寄席」の時でした。
開場待ちの数人の列に並んでいると、突然隣に並んでいた初老の男性から、「今、前を通り過ぎた前座さんの名前知ってますか?」という質問を受けました。
私も、「ここのところ何回かは、弟弟子の朝呂久さんがお手伝いに来てくれていたけれども、さっきから自動販売機に飲物を買いに行かされたりしている男の子は、なんていう名前の前座さんだったかな。1・2度聴いたことがある気がするなぁ。」と思っていたところでした。
「すみません。知りません。」と答えました。
・・・「知らない」って答えるのは、実はとても悔しいけれども、本当に思い出せなかったから・・・。
馬津郷寄席
「おい、ボク、あんた何ていう名前なの?」
・・・と、用事から戻って我々の列の横を通ろうとした件の前座さんに、先ほどの男性が尋ねました。
「はい、一力(いちりき)と申します。」
「師匠は? 一朝さんかい? じゃ、一之輔さんの弟弟子だね・・。」
「そうです。」
「今夜は一番応援するから、しっかり頑張んなよ。」
「はい。ありがとうございます。」
・・・という、大変に清々しいやり取りがありました。
(気の弱い私には、こういう声はかけられないのです・・。)
「春風亭一力」さんか。そうだ。やっばりどこかで聴きましたよ。
元気があって好感の持てる前座さんだったことは、既にご報告のとおりです。

「馬津郷寄席」では、やはり同門の「春風亭一左(いっさ)」さん。
二つ目になって2年たったということでしたが、前座の頃は何度も聴きましたよ。
それから、柳家さん喬師匠の「雪の瀬川を聴く会」では、小太郎さんが頑張っていました。
彼も、二つ目になったばかり。
前座の頃は、「小ぞう」という名前だったと記憶しています。
名前と同様、ガキ大将そのままの、子ども子どもした雰囲気だったのが、羽織を着て「二つ目です」と言って出て来る。

そういえば、市馬さんのお弟子さん3人もよく聴きました。
市朗・市丸・市也というトリオでしたが、上の二人は、市楽・市江と名前が変わり、二つ目に昇進しています。

彼らのような息子世代の噺家さんの出世を見るのも、とても楽しいことです。

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