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2010年11月19日 (金)

疝気・癪・瘡

hospital今回はあまり綺麗な話題ではありませんが、「疝気」・「癪」・「瘡」なんていう。
「せんき」・「しゃく」・「かさ」と読み、いずれも病気です。

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医学が進歩していなかった当時は、今なら全く異なる病気でも、同じように括っていたことも多かったでしょう。
「悋気は女の慎むところ、疝気は男の苦しむところ」なんて言われて、男性が病んだものを広く「疝気」と言っていたようです。
女性の場合は「癪」と言い、それぞれ様々な病気を総称していたようです。
一方、「瘡」は、疝気や癪とはちょっと違い、別格だったようです。
先日話題になった柳家小せんも、あの三遊亭圓朝も、この病気に苦しみ・悩み、これが原因で他界したのではないでしょうか?
現代は、治す薬もあるようですが、当時は重い病気だったそうです。
eye偶然、「落語百選」の最新号で、落語と病気のことを特集していたのですが、非常に驚いたのは、当時(江戸時代から明治時代)は、眼病が多かったんだそうです。
説明によれば、不衛生な手で触れることにより、失明にいたるような症状の眼病が多かったと。多分に栄養面での原因もあると思いますが・・・。
・・あぁぁ、それで、目の不自由な人を扱った落語が多いのも、こういう世相の反映かもしれません。
「心眼」「景清」「言い訳座頭」「三味線栗毛」「真景累ヶ淵~宗悦殺し」・・・。
エコ都市だとか、江戸文化だとか、言葉にすると綺麗ですが、まだまだ全体が不衛生で汚なかったことでしょう。
なんと言っても、当時の江戸の名物が「武士・鰹・大名小路・生鰯(広小路)・茶店・紫・火消し・錦絵。火事に喧嘩に中っ腹。伊勢屋・稲荷に犬の糞dogですからね。

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