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2010年11月13日 (土)

長生きも芸のうち

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「長生きも芸のうち」・・・・。
このフレーズは、八代目桂文楽師匠が言っていた言葉だと思っていましたが、どうやら歌人・脚本家として活躍した吉井勇が、八代目桂文楽師匠に贈ったもののようです。
昭和29年、文楽師匠が「素人鰻」で「芸術祭賞」を受賞した時、「長生きも 芸のうちぞと 落語家の 文楽に言ひしは いつの春にや」という短歌を作って贈ったのだそうです。
その桂文楽師匠は、落語研究会の「大仏餅」の高座で絶句。
「勉強し直してまいります」と言って高座を下り、失意のうちに亡くなったのが、満79歳の時でした。
当時(確か昭和46年)の満79歳というのは、長生きの部類に入っていたのでしょうか。

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