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2010年11月17日 (水)

熨斗・鎹・木乃伊

「熨斗」・「鎹」・「木乃伊」の読み。
これらも、普通の人は読みづらいことでしょう。
「のし」・「かすがい」・「みいら」ですが、これまた落語とは接点があるんですな。

Noshi熨斗(のし)」は、慶事の進物や贈答品に添える飾り。
黄色い紙を長六角形の色紙で包んだ形状をしていて、祝儀袋等の表面に印刷され簡略化されたものもあり、しばしば水引と併用されるあれです。

正式には熨斗鮑(のしあわび)と呼ばれて乾燥させたアワビが用いられたそうです。元来、熨斗鮑とはアワビの肉を薄く削ぎ、干して琥珀色の生乾きになったところで、竹筒で押して伸ばし、更に水洗いと乾燥、押し伸ばしを交互に何度も繰り返すことによって調製したものを指すようです。
落語の「鮑のし(あわびのし)」の原話は、上方落語の始祖でもある米沢彦八が、元禄時代に出版した「軽口御前男」の第一巻にある「見立ての文字」だといわれています。

Cromate_kasugaia鎹(かすがい)は、建築で、木材と木材をつなぎ合わせるために固定するもの。直線または直交する材同士を繋ぐ目的で用いられています。
一般的には、金属製で「コ」の字の形状をしていて、両端をつなぎ合わせる木材にそれぞれ打ち込むことにより接続します。
ちょうどホッチキスの針を大きくしたような形ということですね。
落語の「子は鎹(子別れ・下)」は、人情噺にしては珍しい、とても良いオチだと思います。
子どもは夫婦の鎹とはよく言ったものです。
最近は、離婚が多くなっているようですが、いくら頑丈な鎹を使っても、繋がれる「木材」がもともと腐っていてはねぇ・・・。

250pxmummy_louvre

「木乃伊(みいら)」というのは、あれですよ。
人為的加工ないし自然条件によって乾燥され、長期間原型を留めている死体のことで、永久死体とも呼ばれている・・・。
漢字表記の「木乃伊」は、オランダ語: mummie (モミー)または英語: mummy (マミー)の音写とするのが一般的。
「ミイラとりがミイラになる」は・・・、ミイラは薬として珍重され、高値で取引きされていた時代に、ミイラの本場?のエジプトで、ピラミッドにミイラを探しに行った人が戻ってこなかった(=命を落としてしまった)ことから来ることわざで、他人を捜索に行った人が戻らなくなって同じように探される立場になること、また他人の行いを諌める立場であったはずの人間がいつの間にかその人と同じ行動をとっていることを表しています。
落語の「木乃伊とり」も全くこれと同じ意味のストーリーが展開されています。
・・・それにしても、木乃伊が薬になっていたなんて・・・。

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