落語百選≪53≫
アンコール20選全10巻の3巻目。
専用ファイルが欲しいのですが、本屋でなかなか見当たらずに、イライラしているところです。
デアゴスティーニに直接注文しようかと・・・。
江戸時代の度量衡を理解するのは大変です。
季節・時間・長さ・重さ・お金・・・・、このあたりのイメージが明確でないと、落語の楽しみも半減してしまいます。
そういえば、落語っ子連の円ドルさんが、お金を出すシーンで、両手一杯で盛るような仕草で演ったところ、圓窓師匠が「円ドルさん、今いくら出したの?」と質問。
円ドルさん「五両です。」・・・。
「五両は、相当な金額だけど、小判5枚だから、片手で出せるよ。」
そこで、円ドルさんが銀行員だということがばれてしまったという逸話があります。
「金(かね)と「銭(ぜに)」の区別も必要です。
私が落語っ子連で「三方一両損」を演った時の圓窓師匠との話。
江戸っ子が持たないのは、「宵越しの金」か「宵越しの銭」か・・・?
左官の金太郎が拾った大工吉五郎の財布の中には、「金」が入っていたか、「銭」が入っていたか・・・?
庶民が持っていたのは「銭」だが、この場合はいずれも「金」ではないかということで、イメージが一致しました。
私は、吉五郎の財布には、一両小判3枚ではなく、一分金が12枚入っていたと踏みました。なぜなら、財布に重量感があり、「おぉ、随分『金』が入ってやがる」と言い、「ホン ロゥ スゥ ソゥ・・・」と数えています。
◇ 松竹梅 柳家さん喬
◇ 夢金 五街道雲助
このアンコール20選の映像は、「ビクター落語会」のものを使っているようです。
この落語会には随分通いましたから、細かい記憶はありませんが、実際に生で聴いているものもありそうです。
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