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2010年10月 5日 (火)

落語百選≪52≫

Issue_52_1 相撲界では相次いで「千代大海」「朝青龍」という"問題児"が、断髪式を行い、それなりに盛況だったようです。
元横綱に至っては、"大和魂"云々と言っていたようですが、「高潔」こそが武士道や大和魂のベースになっているはずで、一番分からない世界の人なのに、苦笑・哄笑ものです。

落語百選≪52≫(アンコール2号)では、落語と相撲との関わりについて採り上げられています。
「千早振る」「半分垢」「阿武松」「大安売り」「稲川」「佐野山」「相撲風景」そして「花筏」など、相撲そのものや力士(横綱・大関)を扱ったものが多くあります。
櫓太鼓が隅田の川にぃ・・・ 相撲はいいですよ。
櫓太鼓・・、天下泰平・国家安穏・五穀豊穣をと鳴らすという・・。
千早花魁に振られ、すっぱりと大関をやめて豆腐屋になった竜田川。潔くて良いですよ。
「おらが国さで見せたきものは、昔谷風・・」、横綱谷風一世一度だけの"情け相撲"に救われた佐野山・・・。

双葉山の69連勝に迫る白鵬に対して、心ないコメントをする人もいるようですが、自然体で見守ってあげたいと思います。
少なくとも、彼がいなかったら、大相撲は本当に再建不能になってしまったかもしれないのですから。

   ◇ 山崎屋     桃月庵白酒
    ◇  お菊の皿    柳家権太楼

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