師匠の高座本
先日の火曜日、仕事の都合で遅れて豊島区千早文化創造館の「千早亭」に行くと、席に資料のようなものかが置いてありました。
見ると、「圓窓五百噺高座本」とあり、その「甲府ぃ」の巻でした。
あぁそうか、中心になってやってくれている千早亭当富さんから、1ヶ月ぐらい前に、「各自のネタを申告してください。」というメールがありましたよ。
私は、まだ決めていなかったので、「未定です」と返信したんですが、ブログを見てくださり、「甲府ぃ」を師匠にリクエストしてくださったのかもしれません。
それにしても驚いたのは、師匠のその「高座本」です。
以前から、師匠が作っておられることは知っていましたし、落語っ子連のメンバーにも、発表会でチャレンジするネタとして渡されていたのも知っていました。
ところが、私は、今までのネタは全て自前の音源やネタを使わせていただいたので、直接目にするのは初めてだったという訳です。
また、落研の先輩方からは、若い頃の圓窓師匠の大学ノートの話は聞いたことがあり、書き込みや新たに貼り付けたりしたノートは、一度落語っ子連の稽古の時に拝見したことがありました。
一言で言えば、一言で言えないと言うことしか言えませんが、落語界でのワープロやパソコンのパイオニアとも言われる師匠の高座本は「物凄い」の一言。
やはり落語は一人で複数(多数)の人物を演じる芝居だと思い知らされます。
高座本は、その芝居の「脚本」だと言うことです。
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