落語百選≪47≫
今回の配本は、圓窓師匠と、師匠の最初の師匠の八代目春風亭柳師匠が登場しています。
まずは、「噺家列伝」で春風亭柳枝師匠。
改めてその人となりを読んでみて、本当にいい師匠だったんだなと思います。
自宅に高座をこしらえて、弟子の指導をしたということですから、若かりし圓窓師匠(当時の前座名は枝女吉さん)も、この高座で育てられたのでしょうか。
尤も、柳枝師匠は、圓窓師匠が入門して6ヶ月で、55歳で急逝されたそうですから、本当に僅かな時間だったんですね。
圓窓師匠が、稽古会の時などに、懐かしそうに柳枝師匠の話をされることがあります。
さて、その圓窓師匠。
「圓窓五百噺」を達成したことが載っています。
創作も含めて落語500題を約29年かけて演ずるという、落語界の歴史に残る快挙だと思います。
改めて、普段指導していただいている師匠の偉大さと、そんな偉大なところを全く出さない師匠に敬意を表したいと思います。
http://ensou-dakudaku.net/index.html
◇ 佃祭 入船亭扇遊
◇ お化け長屋 柳家小里ん
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