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2010年7月24日 (土)

圓窓師匠雑司が谷の街を噺す

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さて、いよいよ「千早亭永久」のデビュー高座なのですが、物事は予定通りには行きません。
主催者の方の挨拶の後、師匠がマイクの前に立ち、ご挨拶や色々な話を始めました。
会場は、最初から師匠が出られたので、既に圓窓ワールドに。
さぁ、ますます開口一番の立場が・・・。トホホ・・・。
そのうちに、師匠が私の紹介を始めました。「落研の卒業。落語をやりにわざわざ仙台まで。仕事は・・・」。
「師匠、それみんな言われたら、私が喋ることがなくなってしまいますよ・・・!」と叫んでも、もう間に合いません。

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「えぇぇぇい、ままよ!」と高座に上がり、「子ほめ」に入る前に小噺をやろうと決めました。
現役時代にやった噺のマクラで使った、一分線香即席噺から三宝(さんぼう)の小噺3つと与太郎一家の小噺を、30年ぶりに思い出しながらやってみました。
師匠が既に、柔らかくしてくださっているので、アップアップの拙い小噺にも反応は上々。
何とか「子ほめ」に入って行きます。

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考えてみると、この「子ほめ」という噺は、私にとって節目の時に演った噺で、一度も上手く出来たことのない因縁の?噺です。
学生時代、「落研創部20周年記念三遊亭圓生独演会」の開口一番で演ったのが最初。
社会人になって、落研出身だからと、何かの会の余興で、役員の前でやらされた時。
時を経て、麻雀亭駄楽師匠を偲ぶ会で圓窓師匠の前で演り、「落語っ子連」へ参加を勧められ、発表会のデビューもこの噺でした。
・・・そして今回。

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出来不出来はともかく、緊張の極致ではあったものの、意外に冷静に、楽しみながらやることが出来た気はしています。
師匠は、雑司が谷の鬼子母神にちなんで自らが創作された「鬼子母神の蕎麦」という、30分を超える人情噺でした。
人の気持ち、親の気持ちというのを、鬼子母神になぞらえて展開して行く、心温まるストーリーは、ほのぼの嬉しくなるものです。

   ◆ 子ほめ         千早亭永久
   ◆ 鬼子母神の蕎麦     三遊亭圓窓

ところで、会場には、千早創造館での落語教室のメンバーの方々も来てくださっていました。
この教室は、2ヶ月の1クールで修了ということになりますが、これを機会に交流して行こうという声も出ているそうで、素晴らしいことだと思います。
私も、今はよそ者ですが、かつては豊島区民(会社の独身寮時代)でしたから、接点を続けて行けたらよいと思います。
こういう繋がりが宝になると思います。

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