寄席の日
知らないうちに過ぎてしまいましたが、毎年6月第一月曜日は「寄席の日」なんだそうです。
今から210年ほど前の寛政19年(1798)6月、櫛職人で「おとし噺」が得意だった「山生亭花楽」、後の初代「三笑亭可楽」が、下谷神社の境内で「風流浮世おとし噺」の看板を掲げたのが寄席興行の始まりだといわれています。
天保年間の江戸幕府改革時を除き、その数は徐々に増え続け、幕末の頃にもなると各町内に一軒ずつくらいになり、その数は170軒以上にも達したそうです。
現在都内にある4つの寄席と国立演芸場は、この初代三笑亭可楽が寄席興行を始めたとされた日にちなんで平成12年から6月の第一月曜日を「寄席の日」と決めて、特別料金を設定するなど、色々な企画で盛り上げているようです。
私のゼミの論文のテーマは、「天保の改革における寄席取り潰し」でした。勿論「優」をいただきました。
水野忠邦のおかげで、当時150軒以上もあった寄席が、何と15軒程度にまで減らされたというものです。
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