浅草演芸ホールの披露公演
落研の先輩の愛詩亭朝大師匠と愉し家団巣師匠は、師匠が二つ目の頃に落研に来ていただいていた頃の現役部員で、ずっと親しくお付き合いされているそうです。
このお二人が13日の浅草演芸ホールの昼席、窓輝さんの真打昇進披露に行った時の模様を教えてくださいました。
窓輝さんの真打昇進披露、「平日だしそれほど慌てなくても大丈夫だろう」と、「浅草ことぶ季亭」の下見でゆっくりし過ぎたのがまずかった。
開場前というのに既に長蛇の列、後期高齢者予備軍のわれわれ二人、ずっと立ちっぱなしかと絶望の淵にのぞんで途方にくれていたところ、われわれが貴兄に手配してもらった緑色の入場券をぶらぶらさせているのを係の人が目ざとく見つけてくれて、「お二人様!こちらからどうぞ!」ときたもんです。
うれしかったですね。居並ぶ庶民どもを睥睨しながら堂々の入場、日頃格差社会の悲哀を味わっている身には久々に覚えた高揚感でした。
開演すれば後ろもわきも立ち見で一杯で、よくぞ集めも集めたりです。
中入り後の口上は窓輝、円窓親子を真ん中にして、左は司会の正蔵、扇橋、円蔵、右は円歌、そして協会会長馬風の各師匠。それぞれが、あまり型にははまらぬ口上で場内は抱腹絶倒、最高の盛り上がりで、中でも円窓師匠の気のきいたせりふに観客は喜び大いに沸いていました。
真打披露という特別興業であるためにしても、これほど充実の寄席風景は初めてのことです。おかげさまにて隅から隅まで堪能しました。
そうなんです。
私も、真打昇進披露の芝居に通ったことはなかったので、ご縁もあって窓輝さんの慶事を拝見することができて、本当によかったと思っています。
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