真打昇進披露口上
昨日の口上は、高座下手から、進行役の林家正蔵・三遊亭金馬・(三遊亭窓輝)・三遊亭圓窓・鈴々舎馬風の各師匠が並びました。
金馬師匠のご子息は三遊亭金時さんです。
息子さんを噺家にした親の気持ちは、先日の木久扇師匠も同様、圓窓師匠と相通ずるものがあるのだと思います。
また、進行役の正蔵さんは、三代続く噺家一家ですから、馬風師匠を除いて、落語ファミリーが集った感じでした。落語もそうですが、披露口上でも、馬風師匠も、圓窓師匠も、毎回違う内容の口上を述べられている訳ではなく、同じような内容なのですが、毎回新鮮に感じるのは、観客の反応が違うからなのでしょう。
「好き嫌いだけでなく、良い・悪いの判断の出来る噺家になれ。」
圓窓師匠が一貫して窓輝さんに言い、観客にも窓輝さんに対する評価にも求めておられます。
この言葉は、今、圓窓師匠がライフワークにしている「落語の授業」でも、変わらずに流れている考え方・こだわりです。
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